スキー、スノーボードのグローブブランド「HIMARAK(ヒマラク)」のレザーグローブ「RUM(ラム)」を実際に購入して使ってみました。
レザーをメインに使ったこのブランドは、筆者自身とても興味があるブランドでした。
ただ、興味はあったものの、売っている販売店も少なくて試着する機会がなく、「実際の所どうなんだろう」という気持ちから中々購入まで至らず・・
そんな中、とあるイベントで「HIMARAK」が出店している事を知り、そのイベントに行って実際に試着してきました。
その結果「欲しい!」という感情になったので、実際に購入しました!
そこで、以前スノーボードショップでゴーグルやグローブ、プロテクターなどのアクセサリー担当として働いていた経歴がある筆者が、HIMARAK(ヒマラク)のグローブ「RUM」を色々とレビューしていきます。
良かったら参考にしてみてください。
HIMARAK(ヒマラク)とは
日本発のブランド「HIMARAK(ヒマラク)」は日本内で生産される国産ブランドになります。
保温性、防水性はもちろんの事、使いやすさも考えられているブランドで、レザーを使用する事で使った雰囲気も楽しみやすく、長期で使用する事を目的に考えられています。
また、「リペアーサービス」という、 使用で摩耗して避けてしまったり、破けてしまった場合でも、商品を預けて、直してくれるサービスもあります。
・リペアサービス等の詳細は公式サイトでご確認ください。
HIMARAK(ヒマラク)のグローブRUMをレビュー
今回筆者が購入したのは、HIMARAKの「RUM(ラム)」というグローブで、カラーは「Brown Crack」になります。
3本指のトリガータイプで、手を入れる入口は、ウェアの袖口内に入れる「ショート」タイプのグローブです。
レザー素材なので、ワックスを塗ったりするなどのメンテナンスは必要になってきますが、使えば使うほど雰囲気が良くなってくるので、長く使いたくなるようなデザインです。
個人的には、このデザインがかなり気に入りました。
グローブ内の素材には、透湿性・耐水性に優れた「HiPORA」が使用されています。
見た目的には3本指ですが、グローブ内は5本指に分かれているので、操作性も良さそうです。
スソ口には絞れるようにベルトが付いているので、しっかりと固定もしてくれます。
そして、グローブのスソ口には、グローブリーシュが付いているので、急にグローブを外しても落とす心配はなさそうです。
先端にはフックが付いているので、使わない時にはウェアにぶら下げておくことが出来ます。
細かい所までユーザーの為を考えてくれているなと感じます。
このRUMは、手の甲と、手の平の縫い方が違うという、面白い造りをしています。
手の甲の指周りは内縫い、手首と手の平は外縫いと分けられているのですが、この工夫をする事で、はめ心地、握りやすさが変わってくるという事でした。
筆者は以前、渋谷の代々木公園で開催された「東京雪祭り」というイベントで、HIMARAKのグローブを数種類ためした事があります。
その時にこの「RUM」はまだ無かったのですが、HIMARAKの全て内縫いされたグローブ「CAMBELL」と、全て外縫いされたグローブ「DRAMBUIE」を試してみた所、全て外縫いの「DRAMBUIE」の方が着け心地が良く感じました。
今回の「RUM」は外縫いと内縫いを合わせる事によって、使いやすさもあり、耐久性もあるというグローブとの事。
このグローブを手に入れた時に、実際に筆者が持っている他のグローブと、このRUMに手を入れて比べてみると、RUMの方が確かに動きやすさを感じます。
もちろん「着け比べれば違う」といった感じなので、比べないと中々分かりづらい所ではあると思います。
「これ使いやすいですよ!」とパッとそれだけ渡されても、使いやすいグローブはたくさんありますし、馴染んだグローブは使いやすいですからね。
ただ、RUMを他のグローブと比べると、新品にも関わらず手の握りやすさを感じる事が出来ました。
デザイン的にも魅力的ですし、実際に手を入れてみても使いやすそうなので、個人的にはかなり気に入りました。
ヒマラクのグローブのサイズ感
ヒマラクのグローブのサイズ感になります。
今回筆者が買ったRUMは、「Mサイズ」になります。
筆者の手の大きさはグローブや、スノーボード以外の手袋などを着ける時には、基本的にS~Mサイズの物を使用しているサイズ感です。
ちなみに、手の大きさを測ると、次のような感じです。
・手長:18cm
(中指から手首まで計測)
・手囲い:21cm
(手のひら1周を計測)
このブランドは、日本の国産ブランドになりますので、標準的なサイズ感のグローブになります。
筆者はSサイズか、Mサイズかで悩んだのですが、Mサイズでちょうど良いサイズ感でした。
手を動かしずらいという事もなく、キツイという感じもありません。
だた、筆者が滑る時には、基本的にインナーグローブを着けて滑っているのですが、インナーグローブをしたら少しキツメかなといった感じもしました。
ちなみに、下の写真のインナーグローブは、筆者が別で購入した、実際に使っているインナーグローブです。
「RUM」には取り外しができるインナーグローブは付属しません。
素手の状態でちょうど良いので、インナーグローブを着けたらキツクなるのは当たり前の事なのですが、インナーグローブをすると手が少し動かしづらい状態です。
ただ、グローブがまだ新品で、素材がまだ馴染んでいないという事もあるので、これから少しづつ生地が伸びてくれて馴染んでくれるかなといった感じがします。
ちなみに、インナーグローブをしたらキツイ感じがしますが、滑るのに支障はなさそうな感じです。
もしもSサイズを選んでいたら結構キツクなっていたので、個人的にはMサイズを購入して正解でした。
サンプルのワックスが付いてくる
HIMARAK(ヒマラク)のレザーグローブには、サンプルワックスが付いてきました。
サンプルなので小さめのワックスになるので、使う量によっては1回で終わってしまう方もいると思いますが、1回の量を少なめに使えば2~3回分は使えるかなといった量です。
ワックスを塗ってメンテナンスをし、雰囲気を楽しむというのはレザーグローブの楽しみ方の1つです。
レザーならではの雰囲気が出てくるので、これからの成長が楽しみになってきますね。
ちなみに、サンプルのワックスが無くなっても、HIMARAKからメンテナンス用のワックスが販売されているので、無くなっても購入することができます。
ヒマラクのグローブをスキー場で使ってきました
HIMARAK(ヒマラク)のグローブ「RUM」をスキー場で使ってきました。
使ったスキー場は「かぐらスキー場」。
この日の天気は1日を通して曇りで、時々晴れるといった天気です。
気温は午前9時で-2度、お昼過ぎからは3度~4度といった感じでした。
今回はグローブの中にインナーグローブを入れて使っていたのですが、寒いと感じたのは1度も無く、むしろ暑いと感じたぐらいです。
ですので、途中でインナーグローブを外して使っていました。
インナーグローブを外しても寒さを感じる事はまったくありませんでしたし、グローブ内は温かったので保温性の良さを感じる事が出来ました。
また、素材のレザーが柔らかいので、ビンディングの調整などもやりやすくて動きやすかったです。
指が3本という事もあり、ストレス無くグローブを使う事ができました。
グローブリーシュも付いているので、リフトに乗った時に落とす心配もなく、総合的に使いやすいグローブだなと感じました。
「外縫い」という他のグローブには無い縫い方で斬新ですし、クラシックな雰囲気でウェアと合わせてみてもスッキリとした感じだったので大満足です。
これからこのグローブを使い続けていき、レザーグローブの雰囲気を育てていきたいと思います!
北海道のニセコでも使ってみました
このブログを書いた後に、北海道のニセコでも使ってきました。
使った時の天気は雪。
気温は-10度でした。
寒かったこの日は、グローブの中にインナーグローブを入れていました。
その結果、全くと言っても良いほど寒くなかったです。
保温性もしっかりあり、手の寒さを感じずに快適に滑ることが出来ました。
すでに数回使用しているという事もあって、レザーも馴染んでいる状態だったので、使いやすくて良かったです。
暖かい日はグローブのみ、寒い日はインナーグローブを入れる、こんな感じに使い分ければ、シーズンを通して使いやすいグローブだなと感じました。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。このグローブは筆者が住んでいる自宅周辺には取り扱っている店、販売している所が無かったので、探すのに苦労しましたが、実際に届いたRUMを触って苦労して良かったなと感じました。
やはり気に入ったグローブをしてスノーボードを楽しみたいですからね。
実際にスキー場で使っても温かくて使いやすかったですし、デザイン的にも気にいったので、個人的には満足いくグローブでした。