スケーターが使う言葉の中には「ポーザー」という言葉がありますが、それってどういう意味?という方も少なくはないと思います。また、決して良い言葉ではなくて、むしろダサい表現なので「ポーザーになりたくない!」という方もいますよね。
「ポーザー」は、ファッションがスケーターっぽいという意味で使われていて、「ダサい」という意味で使われていました。
ただ、今では、見た目以外の使い方もされ始めています。
どちらにしろ、良い言葉の意味ではありませんけどね。
そこで、スケートボード歴10年以上で、現在でも滑り続けている筆者が、ポーザーとはどういう人か、そして、スケボー初心者がダサいポーザーにならない方法を紹介していきます。
良かったら参考にしてみてください。
スケボーをしないのにスケーターファッションするのはポーザー?
スケートボードをしないけど、スケーターのファッションが好きという人も少なくはないですよね。
この事に関していうと、あくまでも筆者の個人的な感想ですが、「ポーザーではない」と思っています。
中には「ポーザーだろ!」という方もいると思います。
でもこれってつまり、スケートボードをしないのに「THRASHER」の物を身に着ける事ですよね?
また、スケーターっぽいファッションをする事ですよね?
・登山をしないのにTHE NORTH FACEや、Patagoniaを着るのは?
・バスケをしないのに、NIKEのバスケシューズを履くのは?
・スポーツをしないのにadidasを着たり履いたりするのは?
よくありそうな例え話ではありますが、筆者もこのように感じています。
と、言うよりも、スケーターって、スケーターファッションの人ばかりではないですよね?とも思っています。
更に言ってしまえば、ブランドの中にはスケーター以外でも着やすい、スケーターファッションのブランドもたくさんあります。
ですので、スケーターファッションをしているからと言って、ポーザーだとは筆者は思っていません。
好きなファッションを楽しめば良いのです。
ポーザーと言われる人と、ならないようにする方法
そもそも、ポーザーってどういう人の事をいうのか?
それは、このような方です。
・スケートボードを持っているのに、スケートボードをやっていない人
SNS用にスケートボードを持っている人や、スケートボードで頑張った事が無い人の事を「ポーザー」と言います。
似たような言葉では「丘サーファー」というサーフィンをやらないのに、サーファーっぽい人の事と同じですね。
ファッションをするだけであれば、何かを言う人も少ないと思います。
スケートボードを持っている場合ですと、「スケーターかな?あれ?違うや」という感じでポーザーとなります。
ただ、個人的な意見を言いますと、「SNS用や、手軽にスケートボードを楽しんでいるポーザーは良いのでは?」と思っています。
スケートボードが世間に知られて、より有名になりますからね。
ただ、「本当にダサいポーザー」は、その行動からも言われています。
どのような行動をするとポーザーと呼ばれてしまうのかは、順を追って説明していきます。
初心者だからと言ってもポーザーではない
スケートボード初心者だとポーザーなんて言わる事もあるようですが、初心者だからと言ってポーザーにはなりません。
もちろん、それで滑らなかったらポーザーですけどね。
レベルが低い、経験値が低いなど、そんなのは全てのスケーターが通ってきた道になります。
スケートボードを練習していたり、楽しんでいたりするのに、ポーズだけのポーザーなんて言葉は当てはまりません。
それによってレベルが上がるのが遅いからと言っても、人それぞれの伸びの速度が違うのは当たり前です。
みんな同じなら、みんなプロスケーターになれますからね。
ですので、初心者だから、下手だからと言っても、ポーザーとは決めつけられません。
ステッカーを貼ってもポーザーではない
デッキの裏にステッカーを貼ろうかなと思っている方も多いと思います。
筆者自身もデッキに貼っています。
ステッカーを貼っても、ポーザーにはなりません。
自分が好きなように、好きな物を貼れば良いのです。
ステッカーを貼ってポーザーと言われるのであれば、ポーザー率はかなり高くなりますし、貼っている人がほとんどです。
また、貼ったステッカーがダサいのか、ダサくないかは、自分が決める事なので、誰かにとやかく言われる筋合いはありません。
筆者自身、スケートボードブランドのステッカーは貼っていませんし、みんな好きに貼っています。
好きなようにするのがスケートボードです。
ですので、ステッカーを貼ってもポーザーとは言いません。
セクションに座る
たまに見かけるのが、カーブやバンク等のセクションに座って、使えないようにしている人がいます。
セクションに座っている人は、ポーザーと言われやすくなります。
ちなみに、セクションとはこういった物です。
※スケートボードで遊ぶ道具の事を、全てひっくるめてセクションと呼びます。
使いたい物の上に座られたら使えません。
初心者の方の場合、どれを使っているのか分からずに座ってしまうというのを見た事があります。
使っていないように見えて、実は使っているスケーターはいるのです。
最近本当にあったのが、使っている途中で、いきなり座られた事も経験しています。
その時はさすがに使っていた全員で、大声で怒鳴りました。
これはハッキリ言って「知らなかった」なんて事は通じません。
使っている物に突然座って、邪魔するわけですから。
ですので、セクションに座るような事をしなければ、ポーザーと言われづらくなります。
ゴミやタバコを捨てていく
スケートパークや滑れるところにゴミやタバコを捨てていく人はポーザーです。
これはポーザーどころか、人として残念な人ですね。
「ゴミはゴミ箱に捨てる」
「タバコは灰皿に捨てる」
「ゴミ箱が無ければ、持ち帰って捨てる」
どんな世界でも同じ事です。
スケートボードの場合、そのゴミのせいでパークや滑れる場所が簡単に潰れます。
筆者自身が知っているだけでも、数十か所のパークや滑れる場所が実際に潰れています。
スケートボードのパークや滑れる場所は、一般的な遊ぶ場所や施設などと比べると、簡単に潰されます。
ですので、スケートボード経験が長い人、レベルが高い人ほど、ゴミは絶対に捨てません。
むしろ、有名なプロスケーターや、スケートショップなどでは、「ゴミを捨てないで」とSNSでも結構流しています。
スケーターたちは、これぐらいパークや滑れる場所を守る為に頑張っています。
それでもゴミを捨てるという事は、確実にスケートボードに興味が無い人という意味になります。
これこそポーズだけの「ダサいポーザー」だと筆者は感じていますし、迷惑なポーザーだと感じています。
滑れる場所を潰す行為をする
スケートボードが滑れる場所を潰すのも、ポーザーの人がやりがちな事です。
せっかく滑れる場所があるのに、そこを潰すような人たちです。
例えば、以下のような行為になります。
・ゴミを捨てる
・片付けるべきセクションを出しっぱなしにする
・滑らずに騒いでいるだけ
滑れる場所に、片付けるべきのセクションが置いてあったり、どこからか持ってきた物をそのまま放置したりする人たちがいます。
赤コーンをそのままにする人や、オーリーする為に飛び越えるような物を放置する人も同じです。
せっかく滑れる場所があるのに、それによって苦情などが入り、結果的にその場所を潰す。
これはゴミの放置も同じことです。
先ほども言いましたが、スケーターたちは滑れる場所を頑張って守っています。
ですので、元々そこで滑っていたスケーター達がいたら、「ふざけんな!ポーザーが!!」となる訳です。
そして、スケートボードだけ持ってきて、滑らずに、ただ騒いでいる人達もポーザーだなと感じます。
そこの雰囲気だけを味わいたいだけの人達という印象がありますからね。
ポーザーと思われたくない方は注意してほしいのと、ポーザーの人が来たら迷惑だと感じています。
初心者の場合はポーザーと言われやすい
初心者の場合ですと、経験者から見てポーザーと言われやすくなります。
その理由がこちらです。
・ルール、マナーを守らない
・滑っている人の邪魔をする
とても自由に見えるスケートボードですが、実はマナーやルールなどもあります。
どのような物かと言いますと、このような感じです。
・順番を守る
・滑っている人の邪魔をしない
・ゴミを捨てない
これが主なルールやマナーになります。
一般的な事ですが、これを守らない人が多いので、初心者がポーザーと言われやすくなってしまうのです。
正直な話、筆者でも思ってしまう事があります。
スケートボードで遊ぶセクションや赤コーンを使っている時には、ちゃんと順番があります。
順番を守らずに横入りされたら、誰でも良い気はしませんからね。
また、セクションに入ろうと助走をつけた時に、いきなり目の前を横切ったり、助走をつける進路に立ち止まっている等も良い気はしません。
自由度が高いように見えるスケートボードですが、実はみんなで譲り合って、練習したり楽しんでいるのがスケートボードです。
それを知らない初心者で、このような事が起こると「ポーザーが!」となってしまうのです。
初心者をバカにするスケーターは少ないですが、やはりルールやマナーを守らない人には厳しく当たりやすくなってしまいます。
これに関しては、初心者以外でもいますけどね。
ですので、守るべき事を守るようにすれば、ポーザーと言われづらくなります。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。スケートボードを持っているだけのポーザーもいますが、ルールやマナーを守らなかったり、ゴミを捨てるなどをする場合でもポーザーと言われてしまう事があります。
ただし、スケーターは頑張っている初心者をバカにするような人は少ないはずです。
少なからず、筆者の周りではそのような人はいません。
ですので、初心者の方でも頑張っている人の事をポーザーと呼ばないので安心してください。
スケートボードを楽しんで、ポーザーと呼ばれないようにしてください。
この記事で、ポーザーと呼ばれたくない方の、お役に立てればと思います。