Sweet Protectionゴーグルの「Connor(コナー)」を実際にスキー場で使ってみました。
2023-2024シーズンから新登場するモデルです。
今回は試乗会で使ったのですが、軽量で使いやすいスノーボードゴーグルでした。
また、ミディアムサイズですが、フレームレスということもあり、比較的に広めな視界も良かったです。
そこで、以前スノーボードショップでゴーグルやグローブなどの、アクセサリー担当として働いていた経歴を持つ筆者が、Sweet Protectionの「Connor(コナー)」を色々とレビューしていきます。
良かったら参考にしてみてください。
Sweet Protectionの「Connor(コナー)」をレビュー
・今回レビューするのはこちらです
フレームがないフレームレスモデルで、球面レンズのConnor(コナー)。
大きさは、大き過ぎず小さ過ぎずの、ミディアムサイズのゴーグルでした。
ミディアムなので、もの凄く広い視界ではなかったです。
ただ、フルフレームの同サイズぐらいと比較すると、視界は広めかなといった感じでした。
凄く広い視界ではありませんが、滑るには十分満足できる広さです。
球面レンズ仕様ですが、湾曲は浅めなレンズになっていました。
湾曲が浅めなので、平面レンズに近い感じで使えます。
球面レンズを使っている時の歪みが苦手な人でも、使いやすいぐらい浅め。
一般的な球面レンズと比べると、丸い感じがありません。
今回使ったのは試乗会のサンプル品だった為、鼻のスポンジが「ローブリッジアジアンフィット」になっていませんでした。
日本正規品で、これから商品化される物は、「ローブリッジアジアンフィット」になるとの事です。
【今回使ったConnorのスポンジ↓】
【Sweet Protectionの別モデルで、「ローブリッジアジアンフィット」のスポンジ↓】
筆者は日本正規品の「ローブリッジアジアンフィット」のゴーグルも使ったことがありますが、フィット感が良くて満足できました。
無駄に盛り上がりが高い感じではなく、息苦しさを感じません。
鼻の高さが一般的な筆者でも、フィットしやすかったです。
【Sweet Protectionの別モデル↓】
今回は「ローブリッジアジアンフィット」ではなかったので、やはり物足りなさを感じます。
この鼻のスポンジが変更していると考えると、満足できそうです。
また、フレームの大きさがミディアムという事もあり、顔全体へのフィット感も良いなと感じました。
そして、ゴーグルの上部と下部には、頑丈なメッシュ生地が使われていました。
破れづらい素材が使われています。
ここのスポンジは破れたりして壊れやすいので、長持ちしやすいのは良いなと感じました。
【ゴーグルの上部↓】
【ゴーグル下部↓】
ゴーグルのベルトは50mmと、少し太目なベルトが使われていました。
また、ゴーグルのベルトの裏にはシリコンが付いています。
ヘルメットをした時のズレ防止になってくれますし、ニット帽子の時でも滑り止めになってくれます。
太目なのと、滑り止めがついていることで、転んだ時でもゴーグルが飛びづらいようになっていました。
そして、ベルトはバックル無しの一本タイプ。
長さの調整はできますが、バックルが無いので付け外しは被る感じです。
バックル有りと比べると付け外しがしづらいですが、ヘルメットを被る場合には、バックルが邪魔になることはありません。
今回使ったゴーグルには、「RIGレンズ」が使われていました。
「RIGレンズ」とは、Sweet Prtectionが独自開発した、色のコントラストを上げるレンズになります。
また、目の疲れを軽減してくれる性質もあるとのことです。
更には、レンズの表面に水分などを弾く加工がされています。
・「RIGレンズ」の詳細は、Sweet Protection公式サイトでご確認ください。
使ったレンズカラーは、RIG Bixbite。
中を覗いてみると、薄めなピンク色をしたレンズになります。
色味的にも濃すぎず、滑っていて見やすさがありました。
個人的には暗すぎなかったので、幅広い天気で使えるなと感じます。
今回使った日は少し薄曇りでしたが、明るすぎず暗すぎず、見やすかったです。
また、凹凸の変化なども見やすかったので、滑りやすさがありました。
シンプルなデザインながら、一般的な球面と違う、浅めな球面スタイルの特徴があるのが良いなと感じました。
ミディアムサイズですが、フレームレスで視界の広さも確保されていますし、メッシュが頑丈なのも良かったです。
レンズは厚めで硬かった
Connorのレンズは、厚めで硬く造られていました。
2.8mmと厚く、手で触っても厚さが分かるほどです。
レンズだけで曲げようとしても、硬くてほぼ曲がらない状態。
顔を守るというコンセプトなので、木の枝や、顔から着地してしまった時も守れる硬さとのことでした。
木の枝に当たりやすい、ツリーランなどでも役に立ちそうです。
また、レース中に転倒した時にも顔を守るメリットや、凄く速いスピードを出した時に視界がブレいというメリットもあるとの事です。
実際に触ってみても硬さを感じたので、しっかりと守ってくれそうな感じがします。
Sweet Protectionはヘルメットでも有名ですが、ゴーグルで顔を守るというのもコンセプトです。
そのコンセプトどおり、頑丈で強そうなレンズだなと感じました。
このレンズの頑丈さが、Connorのメリットだなと感じました。
ヘルメット対応になっている
Connorはヘルメット対応になっていました。
有名なヘルメットブランドなので、この辺りは当たり前のことかなという感じです。
ベルトは長めだったので、ヘルメット上からでも問題なし。
また、レンズとベルトが近かったので、ヘルメットとゴーグルの隙間が空きづらい構造になっていました。
ベルトの裏には滑り止めのシリコンもついています。
ヘルメットとの相性も良い構造のゴーグルでした。
重量は軽めだった
Connorを持った時に、軽めだなと感じました。
フレームレスなので、構造上、余分な箇所が削ぎ落されています。
手で持った瞬間に軽さを感じ、付けて滑っている時のストレスを軽減されているのが良かったです。
もちろん、顔にある感じはしましたが、普通のフルフレームゴーグルと比べると、軽くて使いやすかったです。
また、マグネット付きのゴーグルと比べると、かなり変わりました。
軽さのおかげで、快適に滑りやすかったです。
軽めという部分も、Connorのメリットだなと感じました。
レンズ交換は簡単ではなかった
Connorのレンズ交換は、簡単とは言えませんでした。
マグネットやワンタッチで外せるタイプではなく、フレームの溝にレンズをハメ込むタイプです。
ですので、「誰でも簡単にレンズ交換が出来るか？」と聞かれると、「少しコツが必要」というのが答えになります。
レンズ交換が簡単ではないのが、Connorのデメリットかなとも感じました。
ただ、レンズ交換は慣れてしまえば誰でもできます。
フレームの溝にレンズを入れ、凹凸を合わせてハメ込むだけです。
また、Connorのレンズは硬いので、交換はしやすい方かなと感じました。
凄く簡単という感じではありませんが、慣れてしまえばレンズ交換の時間はかかりません。
Sweet Protection「Connor」レビューのまとめ
Sweet Protectionの「Connor」を実際に使ってみて、軽くて違和感が少なかったですし、ミディアムサイズですが視界が広めなのが良かったです。
「ローブリッジアジアンフィット」ではなかったですが、パッドが追加されると考えたらフィット感は良さそうだなとも感じます。
「RIGレンズ」も見やすくて滑りやすかったですし、レンズが頑丈なのも良いなと感じました。
ただ、レンズ交換が簡単ではない点や、バックルタイプのベルトと比べると、付け外しがしづらいという点もあります。
とはいっても、慣れてしまえば問題ありませんし、ヘルメットを被る場合はメリットだなと感じます。
フレームレスで視界の広さも確保されていますし、メッシュが頑丈で長持ちするのも良かったです。
シンプルなデザインながら、浅めな球面スタイルの特徴もある、良いゴーグルでした。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。Connorを持った時に軽かったので、使っている時の違和感の少なさが想像できました。
実際に使っても、顔を動かした時の違和感が少なかったのが良かったです。
デザインも特徴があるので、他と被りづらいという点も良いなと感じます。
見やすさの良さはもちろんながら、頑丈なレンズやメッシュ生地などもあったので、性能の良さもあるゴーグルだなと感じました。
