スノーボード中に転んでしまった時などの衝撃を和らいでくれるプロテクター。
そんなプロテクターを探し始めると色々な物があり、値段にも大きい差があるので、どれがいいのか悩んでしまう事があると思います。
筆者は以前、スノーボードショップでゴーグルやグローブ、プロテクターなどのアクセサリー担当として働いていた経歴があるのですが、その時には安い物から高い物まで取り扱っており、お客さんからプロテクターで聞かれやすい事は、オススメのブランドや金額の差の事でした。
色々なブランドや金額差がある中で、何が違うのか、どれが良いのか中々わかりづらいですよね。
そこで、元ショップ店員だった筆者がスノーボードプロテクターの金額の違いや、プロテクターブランドのおすすめを理由と共にご紹介していきます。
よかったら参考にしてみて下さい。
スノーボードプロテクターの金額の違いは?
インターネットでみかける2000円以下で購入できる物や、1万円を余裕で超える物まで様々な金額があると思いますが、同じプロテクターでもこんなに値段の差があるのか?
それは、単純に品質の違いになります。
もちろん安いプロテクターでもある程度の衝撃は吸収してくれます。
ただし、以下のような場合ですと、衝撃を吸収しきれない場合があります。
【衝撃を吸収しきれない時】
・早いスピードからの転倒
・キッカー(ジャンプ台)での転倒
・小さいコブや地形でジャンプした時の転倒
・レールやBOX等での転倒
このような場合ですと、かなりの衝撃が体にかかり、安いプロテクターでは衝撃の吸収力が足りない場合があります。
また、プロテクターは痛みを和らいでくれるだけではなく、スノーボード中の体の動きやすさ、快適な着心地というのも大切な事になります。
・品質が良い物は衝撃耐性に優れている
・動きやすさが違う
午前中から夕方まで滑る事が多いと思いますが、滑っている時にどうしてもプロテクターが気になってしまう事や、パッド部ではない肌に当たる生地が気になってしまう事もあります。
安いプロテクターだとそういった所を考えてない場合があります。
例えばターンを切っている時やグラトリをする時、ジャンプをする時などで気になりやすくなる場合が多く、肌に当たる生地感もチクチクしたり、使っているとほつれやすいなど、使っているうえで気になってきやすい物が多いのです。
安いプロテクターはダメなのか?
筆者の個人的な考えですが、安いプロテクターでも「安い物だからしょうがない!」と割り切って使う分には何も問題ないと考えています。
しかし、安くてもお金を払う物ですし、せっかく行ったスノーボードなので快適に楽しく過ごせた方が良いと考えています。
そして、プロテクターの意味は「体を守る」というのが基本ですし、自分の体を守りきれない物にお金を出すのはもったいないと考えています。
ですので、ケガや転倒をしやすいスノーボードは、しっかりと技術が使われた、ちゃんと自分を守ってくれる物を選ぶ事をオススメします。
ただ、これからスノーボードを始める方や、まだターンも自由にできない方の場合ですと、滑っている時の速さもまだ出ず、体もまだ上手く使う事ができません。
年間で行く回数が少ない場合ですと、あまり使わない物に高い金額を出すのはお金がもったいないので、安めのプロテクターを選ぶ事をオススメします。
おすすめのスノーボードプロテクターブランド
それでは、ここからオススメのスノーボードプロテクターブランドをご紹介していきます。
オススメする理由と共にご紹介したいと思いますので、参考にしてみてください。
eb’s(エビス)
日本発のスノーボードアクセサリーブランド「eb’s」。
日本人が日本人に合うサイズ感のプロテクターを製造し、所属するプロスノーボーダー達と、動きを邪魔せずに守ってくれる物、快適な着心地感と、動きやすい伸縮性がある生地感など、スノーボードをする人の為に造られているブランドです。
プロテクターのパッド部には、外側を硬め、内側に軟らかい素材を使用し、クッション性を高める技術が使われており、モデルによっては必要がない部分のクッションを取り外すこともできるので自分に合ったプロテクターにする事ができます。
更には、「PORON®XRD®」という、軽量で柔らかく、高い衝撃吸収能力を備え、通常は柔らかい状態ですが、衝突時には瞬間的に「フリーズ」し、衝撃 の90%を遮断する「シェル」を形成する素材が使われたプロテクターも製造しています。
メンズ、レディースの両方のサイズ展開があるので、男性、女性問わずにおすすめのブランドです。
モデルによっては手洗いで洗濯する事も可能です。
「PORON®XRD®」シリーズ
「PORON®XRD®」シリーズのパンツは、実際に筆者も使用しているのですが、個人的におすすめです。
衝撃耐性にとても優れているので、痛みを軽減してくれて助かっています。
レビュー記事もありますので、合わせて参考にしてみてください。
・eb’s「HIP PROTECT-PORON XRD」のレビューはこちら >
鎧(ヨロイ)
日本発のスキー、スノーボードプロテクターブランド「鎧」。
多くのプロスノーボーダーや、オリンピックの出場者たちが所属している「鎧」は多層構造で造られているパッド部がカッティングされている事で動きやすさが上がり、パッド自体に通気口が空いているので、軽量かつ蒸れずに着続ける事ができます。
また、スノースポーツだけではなく、スケートボードでも使える衝撃吸収性を持つ。
軽量で動きやすく、快適に着る事ができるオススメのブランドです。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。プロテクターは安い物から高い物までありますが、より快適にスノーボードを楽しむ為に自分に合った品質の物を購入する事をオススメします。痛いのが嫌いな筆者が実際に使っている物も動きが邪魔されず、衝撃をしっかり軽減してくれる物を使っています。
個人的な意見になりますが、ダメージが少ない方が滑っている時に安心して攻めやすいですし、痛いのはやはり嫌です!かと言って、動きづらかったり、着づらいのを1日着ているのも嫌です!
是非自分に合ったプロテクターを着けて、楽しいスノーボードを満喫してください。
この記事でプロテクターのブランドを悩んでいる方のお役に立てればと思います。