BURTON(バートン)のリュック、「DAY HIKER 25L(デイハイカー25L)」を実際に買って使ったのでレビューしていきたいと思います。
バートンのリュックの中でも歴史が長く、長年販売され続けている定番モデルの「デイハイカー25L」。
筆者は以前、スノーボードショップでゴーグルやバッグ類のアクセサリー担当として働いていた経歴があるのですが、「デイハイカー 25L」は1番人気があったと言っても過言ではありません。
デザインの良さもありますが、性能や使いやすさなどから、普段使いとして選ぶ人も多かったです。
そこで今回は、以前ショップスタッフ経験があり、いくつものリュックやバッグを使ってきた筆者が、BURTON(バートン)の「デイハイカー 25L(DAY HIKER 25L)」をレビューしていきます。
BURTON(バートン)のDAY HIKER 25L(デイハイカー)をレビュー!

今回レビューするリュックはこちらです。
はじめに、「デイハイカー25L」の詳細を載せておきたいと思います。
BURTONのリュックの中で1番の定番と言ったら、20年以上の歴史がある「デイハイカー(DAY HIKER)」になります。
筆者がショップ店員だった頃も、やはりこのモデルが1番の人気でした。
デザイン、入る容量のちょうど良さ、使いやすいポケット。
これらが選ばれる理由でしたが、それとプラスして定価が1万円以下というコスパの高さで人気が高かったです。
今回はそんな「デイハイカー 25L」をレビューしていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
外観


「デイハイカー 25L」の生地を触ってみると、少しツルツルとした手触りで、撥水性にも優れていそうな生地感になります。
メーカー公式に書かれている「雪や雨などの水分を弾く高耐久素材」は、まんざら嘘という感じでもありませんでした。
リュックの重さも680gという事で軽く、実際に背負ってもストレスを感じない重さでした。

リュックの底部には、耐久性に強いキャンバス生地が使用されています。
この生地が使われているので、リュックを床に置く時も安心して置くことが出来ます。

リュックの表面には、スケートボード、スノーボードを取り付けられる「ベルト」が付いています。
このベルトの各付け根には「伸縮性が無く、柔らかいゴムのような材質」が付いているので、しっかりと固定してくれました。

また、使われているバックルも安っぽくない、しっかりとした材質の物が使われていました。
実際に取り付けた様子は、後ほど書いていきます。

両脇には「伸縮性がある生地」を使った、ポケットが付いています。


ここに500mlのペットボトルや折り畳み傘を入れてみた所、しっかりとフィットしてくれました。


伸縮性がある生地なので、物がこぼれづらいような造りになっています。

リュックを裏返してみると、上部には「給水ホース」を通す穴が空いています。
普段使いとしては使わなそうですが、「給水ホース」を使う人に取っては便利そうです。

続いて、「デイハイカー 25L」の背面になります。
リュックの裏側は厚めのパッドが入っていて、真ん中で区切るような形状です。
この真ん中を開ける事で、背負っている時の蒸れを解消してくれました。
また、この区切られた真ん中にも、少し薄めですがパッドが入っていました。

背負いベルトを触ると、こちらにも厚めのパッドが入っています。
パッドが厚いおかげで、重い荷物を入れても肩にかかる負担を軽減してくれます。
さすがはスノーボードの板も担げるリュックといったところでしょうか。

リュックベルトの表面を見ると、片側には「ゴム製」のベルトが付いています。
物を引っ掛ける事も出来るベルトでした。
ちなみに、「ゴム製」なのは片側だけで、「ロゴ」が入っている方は普通のナイロン生地です。

リュックベルトに付いている「チェストベルト」のバックルは、しっかりとした材質なので、簡単には壊れなそうな造りをしていました。

また、「チェストベルト」の1部には「ゴム」が使われているタイプなので、閉めた時の圧迫感も解消してくれます。

リュックベルトの長さを調整する「調整ベルト」の先は、輪っかのような形になっています。
ここが「輪っか」になっている事で、背負ったままでも長さ調整がしやすくなります。


外観の最後は、「デイハイカー 25L」のウェストベルトについてです。
このベルトには、「ゴムバンド」のような物も付いているので、不要なベルトがブラブラ邪魔する事を防ぐようになっていました。
ちなみに、取り外す事はできませんでした。

「ゴムバンド」はウェストベルトだけになるので、出来れば背負いリュックベルトの方にも合ったら良いのになと感じます。

もしもこのベルトを使わないという場合は、「ゴムベルト」を利用して、出来るだけ邪魔にならないように畳んでおくことは出来ます。

「デイハイカー 25L」は、デザインの良さもありますが、使われている生地も良いですし、背中とリュックベルトのパッドの良さがあります。
背負っている時にストレスを感じないようにされている事や、重い荷物を入れても重さを軽減してくれる所が良い所だと感じます。
「デイハイカー 25L」に防水性はある?
「デイハイカー 25L」には、撥水性が良い生地が使用されていたり、全てのジッパーには「止水ジッパー」が使用されていたりします。


このおかげで、雨や雪の中でも濡れづらかったり、中に侵入しづらいようになっています。
ただ、背中に当たる生地や、リュックベルトの裏側には、そのような生地は使われていません。

また、「止水ジッパー」と言っても完全な防水ではありません。
「止水ジッパー」は、水分が侵入しづらいですが、それでも濡れ続けていれば侵入してきてしまいます。
これは、筆者が何度も経験してきました。

雨や雪で少し濡れるぐらいでしたら問題ありませんが、それでも大雨にずっとさらしたりすると、やはり中身に水分が侵入してしまいます。
ですので、完全な防止リュックではなく、「少しぐらい濡れても大丈夫なリュック」といった感じになります。
中身(メインルーム)

それでは「デイハイカー25L」の中身になります。
まずは「メインルーム」です。
「ダブルジッパー」が使用されているメインルームを開けて覗いてみると、底にはしっかりとした「マチ」が出来ているのが見えます。


この中に「2Lペットボトル」を入れてみると、余裕で入ってくれました。

そして、「フタ」側にはメッシュ生地でジッパー付のポケットが付いていて、中には小分けに出来るポケットや、キーフックが付いていました。

ボールペンなどを入れる所もありましたし、小さいポケットも付いています。

そして、このポケットに「DVD」を入れてみたところ、スッポリと収まってくれて、少し余裕がある感じでした。


小物を入れておくにはちょうど良さそうなポケットです。
そして背面の上部には、「給水ボトル」を引っ掛けるベルトと、「給水ホース」を通す穴が空いています。

また、背面側には「パッド付ポケット」と「小ポケット」が付いています。
パッド付ポケットに「15.6インチのノートパソコン」を入れてみた所、スッポリと収まってくれました。


「A4ファイル」ぐらいでしたら、結構奥まで行ってしまうぐらいの広さです。

このポケットは、全面がパッドになっているので、パソコンを入れるのに安心できます。
ちなみに、このポケットには横幅の「マチ」も付いているので、物が入れやすいになっていました。
もちろん、ここにもパッドが入っています。


背面に付いているもう1つの小ポケットは、小物を入れておくには適しているポケットです。
サイズを測ってみた所、このようなサイズでした。


これぐらいのサイズ感なので、「DVD」や、「DVDサイズのノート」を一緒に入れても入ってくれました。
このポケットには「マチ」がないので、薄めの小物を入れるぐらいのポケットになります。


使いやすいジッパー付のポケットや、前面パッド付きで「マチ」があるポケットなど、使いやすさもしっかりと考えてくれているリュックだなと感じました。
実際に使ってみても、やはり使いやすかったです。
アウトドア、スポーツのブランドですが、通勤や通学などでも使いやすい性能があるリュックだなと感じます。
中身(サブルーム)
「デイハイカー 25L」には、メインルームの他に3つのサブルームが付いています。
まず1つ目が、上部にあるシングルジッパーを使ったサブルームです。

少し深めで、意外と広く造られていて、DVDや、DVDサイズのノートを一緒に入れても入ってくれます。

また、100均で売っている、厚みが出やすい「ウェットティッシュ」が新品の状態でも入ってくれました。
ウェットティッシュの大きさは、ヨコ21cm、タテ11cm、高さ5cmになります。

このような物たちが入ってくれるので、すぐに取り出したい物を入れておくにはピッタリなポケットです。

そして、スキー、スノーボードをする人には気になる「ゴーグル」ですが、これもスッポリ入ってくれました。
スキーやスノーボードで使う時には助かる所だと感じます。


次に、リュックの表面に付いている2つのサブルームです。
この2つのサブルームのサイズ感は同じで、小物を入れておくのに適しているポケットです。
ちなみに、リュックに荷物を入れていない状態でしたら、500mlペットボトルも入ってくれました。


ただ、メインルームに荷物を入れている状態ですと、ここまで厚い物は入らないので注意してください。
また、入口は意外と狭く造られています。
ここにDVDが入るか試そうとした所、狭くて入れる事が出来なかったです。
ですので、財布やスマホなど、薄めで小さめの物を入れておくには使いやすいサブルームになります。
ちなみに、この2つのサブルームは貫通しておらず、それぞれ独立したサブルームになります。

入口は少し狭めではありますが、それでも小物入れるには十分な広さがある2つのサブルームでした。
また、上部のサブルームはすぐに取り出したい物を入れて置けるので、外からのアクセスも良く、使いやすいサブルームです。
スケボー、スノーボードを取り付けられる
「デイハイカー25L」は、スケートボード、スノーボードを取り付ける事が出来ます。
実際に取り付けた様子がこちらです。
まだ買ったばかりのリュックなので、出来るだけ傷を付けたくない為、それぞれにカバーを付けています。



それぞれの板を取り付けるベルトの両端には、広めのカバーのような物が付いているので、取り付けた時もしっかりとグリップしてくれました。
ですので、背負った時にデッキや板がズレずらくなっています。


このおかげで、しっかりと固定され、背負っている時に揺れる事もなかったです。
また、デッキや板を取り付けない方でも、このベルトは利用する事が出来ます。
例えば、脱いだジャケットなど。

ジャケットを着ている時、暑くなって脱ぐこともありますが、そのジャケットをリュック内に入れなくてもぶら下げておくことが出来ます。
結構この方法を使っている人もいるのですが、意外と便利です。
ですので、スケートボード、スノーボードを取り付けなくても使い道があります。
「デイハイカー 25L」のサイズ感
「デイハイカー 25L」にどれぐらいの荷物が入るのかを試してみました。
荷物の中には筆者の洋服も入れて見たのですが、筆者は主に「メンズのMサイズ」を着用しています。
入れてみた荷物がこちらになります。

【この時に入れた物】
・15.6インチのノートパソコン
・A4ファイル
・厚手のパーカー
・デニムパンツ(ジーンズ)
・フェイスタオル×2枚
・半袖Tシャツ
・DVD
・DVDサイズのノート
・除菌シート(新品)
・折り畳み傘(サイドポケット)
・500mlペットボトル(サイドポケット)

これだけの物が入りました。
リュックの「マチ」が広めに設計されているので、結構入ってくれました。
背負った時のサイズ感
「デイハイカー 25L」を実際に背負っている状態になります。
これから出てくるのは筆者なのですが、筆者の体型はこちらになります。
【筆者の体型】
・身長:約170cm
・体重:約60kg
このような体型の筆者が「デイハイカー25L」を実際に背負っている状態がこちらです。
【斜め横からの状態】

【後ろからの状態】

筆者のような体型の人が背負ってみると、こんな感じになります。
ぜひ参考にしてください。
バートン「デイハイカー 25L」レビューまとめ

バートンの「デイハイカー 25L」を実際に使ってみて、やはりずっとある定番モデルの良さを感じる事が出来ました。
スケートボード、スノーボードをやる人だけではなく、通勤や通学などの普段使いとしても使いやすい性能やサイズ感だなと感じます。
完全防水ではありませんが、撥水性に優れた生地が使われているのにプラスして、止水ジッパーが使われているのも良い所だと感じました。
背中と肩ベルトのパッドも厚くてしっかりしていて、背負いやすさもあるリュックなので、さすがスノーボード界のトップクラスのブランドだなと言ったところです。
この性能を考えた上で、定価が1万円以下は本当にコスパに優れているリュックだなと感じました。
公式サイトはこちら↓
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。「デイハイカー 25L」はバートンの定番モデルなので、使っていて間違いないモデルだなと感じます。
雪山でも使われる事が多いので、やはり耐久性にも優れていますからね。
筆者の周りでスノーボードをやっている人達の使用率も高かったので、やはりデイハイカーは人気が高いなと感じた事もありました。
今回実際に手にして使ってみても、軽いし使いやすいリュックだなと感じました。