コロンビア(Columbia)の「スターレンジ30L バックパックII(Star Range 30L Backpack II)」を実際に買って、使ってみました。
独自の技術を編み出しながら、高品質な物を展開している「コロンビア」の商品は、筆者もいくつか使った事がありました。
品質が高いうえに、値段も比較的に安めなので、使っている物としては嬉しい限りです。
そこで使ってみたのが、コロンビアのリュック「スターレンジ30L バックパックII」。
デザイン的にもシンプルで普段使いとして使いやすそうだったので、実際に買って使ってみました。
そこで、今までいくつものリュックやバッグを使ってきた筆者が、コロンビアの「スターレンジ30L バックパックII」を色々とレビューしていきます。
良かったら参考にしてみてください。
コロンビア(Columbia)の「スターレンジ30L バックパックII」をレビュー!
今回レビューするリュックはこちらです。
はじめに、「スターレンジ30L バックパックII」の詳細を載せておきます。
1938年アメリカで創業した老舗アウトドアブランド「コロンビア」のリュック、「スターレンジ30LバックパックII」。
シンプルでスッキリとしたデザインなので、通勤や普段使いとしては使いやすいデザインでした。
そんなコロンビア「スターレンジ30LバックパックII」を使った感想の結論を先に言うと、良かった所は次のような感じです。
【スターレンジ30LバックパックIIの良かった所】
・色々な所で使えるシンプルなデザイン
・背面、ショルダーベルトのクッション性
・耐久性、撥水性がある生地
・蒸れづらい背面パネル
・広めのサブルーム
・上部からアクセスしやすいポケット
・小分け収納できるポケット
・少し厚みがある物でも入るサブポケット
・PCスリーブに15.6インチのPCやタブレットが入る
このような所が良いなと感じました。
とはいえ、次のような所がデメリットかなとも感じます。
【スターレンジ30LバックパックIIのデメリット】
・完全防水ではない
・荷物を入れないと自立しない
実際に使ってみて感じたのはこのような所でした。
そんな感じのスターレンジ30LバックパックIIについて、次の順番でレビューしていきます。
【コロンビア「スターレンジ30LバックパックII」レビューの内容】
※タップで読み飛ばしができます
それでは順番に、コロンビア「スターレンジ30LバックパックII」について詳しくレビューを書いていきます。
外観
「スターレンジ30L バックパックII」の表面の生地は、耐久性に強そうなナイロン生地が使用されていて、「OMNI-SHIELD(オムニシールド)」という技術が使われています。
OMNI-SHIELD
(オムニシールド)素材そのものの風合いを残しながら、雨や汚れを効果的に弾きます。通常のファブリックに比べ、3~5倍の速乾性を持ち、糸に液体が吸収されるのを防ぐことによって、生地を清潔で乾燥した状態に保ちます。
実際に触ってみると、フニャフニャに柔らかいという事は全く無く、しっかりとした生地感でした。
リュックの上部には、グリップ付きの手持ちハンドルが付いていました。
手で持った時も握りやすかったです。
リュックの両サイドには、伸縮性があるメッシュ生地のポケットが付いています。
「500mlペットボトル」や「折り畳み傘」を入れておくには便利なポケットです。
また、ポケットの上部には、リュックの幅を調整できる「調整ベルト」も付いているので、長い物を入れた時の「支え」にもなってくれます。
「調整ベルト」は荷物が入っていない時に「マチ」を絞る事が出来るベルトですが、このベルトと「サブルーム」のジッパーは交差するようになっていました。
メインルームの場合でしたら問題ありませんが、「サブルーム」を全開にする時にはバックルで外す事になります。
この辺りはしょうがないかなといった感じです。
リュックの底面は、広めの「マチ」が造られていました。
大きめの荷物でも入れやすかったです。
続いては、「スターレンジ30L バックパックII」の背面になります。
背面の全体には、少し硬めのパネルが入っていて、その上にパッドが付いている造りでした。
少し硬めと言っても、ガチガチに硬い感じでは無く、柔軟性があるパネルになります。
パネルは背面パッドの奥に入っているので、直接背中には当たりません。
このパネルが入っている事で、リュックの型崩れを防止してくれたり、背負い心地が良くなったりしています。
背面の表面はメッシュ生地が使われていて、両サイドにはクッション性が良いパッドが入っていました。
パッドは「波状」になっていて、通気性を上げるように造られていました。
パッドを指で押してみると柔らかめで、背中への当たりも良かったです。
また、中央にはパッドが入っていなので、風の通り道にもなっていました。
通気性に対してはこだわっているなと感じましたし、実際に通気性が良かったです。
ショルダーベルト裏地には、パッド入りのメッシュ生地になっています。
実際に荷物を入れて背負ってみると、背中への当たりも良かったですし、肩へのクッション性も良かったです。
また、ショルダーベルトの付け根は、メッシュ生地が使われていませんでした。
ここには、表面と同じナイロン生地が使われていたので、糸ほつれの防止にもなってくれそうです。
ショルダーベルトの表面には、スマホホルダーやアクセサリー類などを付けられる「ベルト」と「チェストベルト」が付いています。
「チェストベルト」は上下に移動する事が出来るようになっていたので、自分に合う位置で調整する事が出来ます。
また、ベルトの1部分にはゴムが使われているので、ベルトを締めている時の圧迫感も防いでくれます。
ちなみに、チェストストラップは取り外しができません。
また、ショルダーベルトの先端は輪っかの「ループ」になっています。
背負っている時、この「ループ」に指を引っ掛けながら調整すると、「力」が入りやすくて調整しやすくなります。
見た目的にはシンプルなデザインなので、通勤や普段使いとしても使いやすいデザインでした。
また、生地的にもしっかりとしているので耐久性も問題なさそうですし、アウトドアブランドながらの背負い心地も良かったです。
スターレンジ30L バックパックIIの防水性は?
「スターレンジ30L バックパックII」の生地には、「OMNI-SHIELD(オムニシールド)」が使われていますし、生地的にもしっかりとしています。
ですので、少しぐらいの雨でも問題ありませんし、撥水効果もあるので安心できます。
「生地が濡れづらい」というのは、やはり良いなと感じました。
ただ、そうはいっても、「完全防水」の生地という訳でもありませんし、ジッパーも「完全防水」ではありません。
少しぐらいの雨でしたら問題ないかもしれませんが、ドシャ降りの雨や、長時間の雨にさらしておくと中身まで濡れてしまいます。
ですので、少しぐらいの雨なら大丈夫ぐらいで考えておいた方が良いです。
中身(メインルーム)
続いては、「スターレンジ30L バックパックII」のメインルームになります。
ダブルジッパーが使われている中身の生地は、ナイロン生地で造られていました。
メインルームの底部を見ると、広めの「マチ」も造られています。
ここに「2Lペットボトル」がどれぐらい入るのかを試してみた所、3本までは収まってくれました。
側面と底部の「マチ」があるので、3本のペットボトルを入れてもジッパーはスムーズに閉まってくれます。
メインルームの背面には、ポケットが2つ付いていました。
奥側にあるポケットは、パソコン収納スペースになっていて、全面にパッドも入っています。
ここに「15.6インチのノートパソコン」と「A4ファイル」を入れてみました。
まず、「15.6インチのノートパソコン」を入れてみたところ、スッポリと収まってくれました。
ここのポケットには、パッド入りの「マチ」もあるので、スムーズに入ってくれます。
まだ余裕があったので、「A4ファイル」も一緒に入るのか試してみた所、2つとも一緒に入ってくれました。
今回入れた「A4ファイル」のサイズは、タテ31cm、ヨコ23.5cm、高さ2cmで、一般的に使われている物と同じです。
ポケットが少し膨らんでいる状態になってしまいますが、両方とも入れる事が出来ます。
また、ゴムバンドも付いているので、固定する事も出来ます。
次に、手前のポケットです。
ここのポケットにはパッドがついてなくて、「マチ」は無く、入口にはゴムが入っていました。
ここのポケットがどれぐらいのサイズなのか測ってみた所、以下のようなサイズでした。
正方形に近いポケットで、ここに「DVD」を入れてみました。
「DVD」をタテにして入れてみた所、少しだけ頭が出るような感じです。
そして、「DVD」をヨコにして入れてみた所、こちらはスッポリと収まってくれました。
これぐらいのサイズ感のポケットになります。
メインルームを使ってみて、「マチ」がしっかりしていますし、荷物の出し入れもしやすかったです。
また、パソコンとファイルが一緒に入ってくれるのも良いなと感じました。
中身(サブルーム)
「スターレンジ30L バックパックII」には、3つのサブルームが付いています。
まず1つ目が、ダブルジッパーで「止水ジッパー」のような形状のサブルームです。
開けてみると、「フタ」がガバッと開いてくれて、中身には小分けに収納できるポケットが付いていました。
中身の底部を覗くと、「マチ」は少しだけ造られています。
ここに、「A4ファイル」が入るか試してみた所、ギリギリではありますが、何とか入ってくれました。
ただ、ジッパーを閉めてみると、「A4ファイル」の「角」が出てきてしまいます。
写真では分かりづらいかもしれませんが、触ってみると「角」がすぐに触れる感じです。
そこで、「A4クリアファイル」を1枚入れてみました。
今回入れた「A4クリアファイル」のサイズは、タテ31cm、ヨコ22cmで、一般的に使われている物と同じサイズになります。
これぐらいのサイズでしたら、問題なくスッポリと入ってくれます。
次に、背面側にある小分け出来る収納ポケットです。
ここのポケットの上部には、左右に分かれている2つのポケットがあるのですが、そこのサイズを測ってみました。
まずは、左側のポケットになります。
続いては、右側のポケットです。
少しですが、右ポケットの横幅の方が広く造られていました。
広めの右ポケットに、「DVD」が入るのか試してみたところ、さすがに入りませんでした。
そこで、このような物を入れてみました。
・A6サイズのノート
(5号 タテ14.8cm ヨコ:10.5cm 高さ:0.5cm)
・モバイルバッテリー
(タテ13.5cm、ヨコ7cm、高さ1cm)
これぐらいの物でしたら入ってくれます。
また、キーフックにはバックルが付いているので、鍵を取り出すときも簡単に出来ます。
他にもゴム入りのメッシュポケットが両脇にあったりと、整理して収納する事が出来ます。
また、ここのサブルームはリュック上部からアクセスしやすい所になるので、荷物の取り出しもしやすかったです。
2つ目のサブルームは、リュック表面にあるダブルジッパーが使われている所になります。
中身を開けてみると、少しではありますが「マチ」も造られていました。
底部にも「マチ」がありますし、外側から見ても確認する事が出来ます。
どれぐらいの深さなのかを、「500mlペットボトル」と「折り畳み傘」を使って試してみました。
両方とも入る深さのサブルームです。
また、ここにこのような物を入れてみました。
・DVD+DVDサイズのノート
・新品の除菌シート+フェイスタオル
新品の除菌シートは100均で買った物で、サイズはヨコ21cm、タテ11cm、高さ5cmです。
使っていないので、中身が詰まっている状態です。
DVDとDVDサイズのノートの組み合わせでしたら、余裕ではいってくれます。
この組み合わせでも入ってくれました。
「マチ」があるので、少しぐらい厚さがある物でも入ってくれます。
ただ、この組み合わせの場合ですと、表面が少しだけ膨らんでしまいます。
すごく目立つという感じはありませんが、このような状態でした。
最後のサブルームは、リュック表面にある、シングルジッパーが縦についているサブルームです。
中身は、全面ナイロン生地になっていて、「マチ」は無いサブルームになります。
ここに、「DVD」と「DVDサイズのノート」を入れてみました。
2つ入れてみると、ちょうど良いサイズ感で収まってくれます。
ただし、ここのサブルームは、先ほどの「マチ」があるサブルームに何を入れたかによって入る量が変わります。
「マチ」があるサブルームをパンパンの状態にすると、ここのサブルームには「DVD」が1枚しか入りませんでした。
同じサブルーム上にあるので、この辺りはしょうがないかなという感じです。
そうは言っても、サブルームを全体的に見ると、色々使いやすかったです。
「スターレンジ30L バックパックII」のサイズ感
「スターレンジ30L バックパックII」にどれぐらいの荷物が入るのかを試してみました。
荷物の中には筆者の洋服も入れて見たのですが、筆者は主に「メンズのMサイズ」を着用しています。
入れてみた荷物がこちらになります。
【この時に入れた物】
・15.6インチのノートパソコン
・A4ファイル
・厚手のパーカー×2着
・デニムパンツ(ジーンズ)
・半袖Tシャツ
・フェイスタオル×2枚
・除菌シート(新品)
・DVD
・DVDサイズのノート
・折り畳み傘(サイドポケット)
・500mlペットボトル(サイドポケット)
これだけの物が入りました。
これを入れた状態でも、モバイルバッテリーやアクセサリーなどの小物も入る状態でした。
背負った時のサイズ感
「スターレンジ30L バックパックII」を実際に背負っている状態になります。
これから出てくるのは筆者なのですが、筆者の体型はこちらになります。
【筆者の体型】
・身長:約170cm
・体重:約60kg
このような体型の筆者が「スターレンジ30L バックパックII」を実際に背負っている状態がこちらです。
【横からの状態】
【後ろからの状態】
筆者のような体型の人が背負ってみると、こんな感じになります。
ぜひ参考にしてください。
コロンビア「スターレンジ30L バックパックII」レビューのまとめ
「スターレンジ30LバックパックII」を実際に使ってみて、背負い心地の良さはもちろんの事、やはりこのしっかりとした生地感が良いなと感じました。
「オムニシールド」の濡れづらいという所も良いですし、品質の良さを感じるリュックでした。
荷物が入る量も多めなので、通勤や普段使いだけではなく、旅行でも使いやすいサイズ感だなと感じます。
使いやすいサブルームも付いていますし、総合的にみても良いリュックだなと感じました。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。このリュックを使ってみて感じたのが、やはりアウトドアブランドのリュックは良いという事。
背負い心地も良いですし、品質も高いですからね。
コロンビアの商品はリュック以外も使った事がありますが、やはり良いブランドだなと感じました。