eb’s(エビス)のグローブ、「GORE-TEX(ゴアテックス) GAME CHANGER」を実際に買って使ってみました。
GORE-TEXの防水性の良さに加え、GORE Plus WARMの技術も使われている保温性も高めのモデルです。
そして、eb’sと言ったらクオリティーに対しての値段が安めなので、色々と期待度が高まります。
筆者は以前スノーボードショップでゴーグルやグローブなどのアクセサリー担当のスタッフとして働いていた経歴があるのですが、eb’sのGORE-TEXという事で興味がありました。
今までeb’sはGORE-TEXを使ったグローブがなく、初めての展開という事で興味がそそられます。
そんなGORE-TEX GAME CHANGERが気になったので、実際に買って使ってみました。
そこで、実際に使ってみた、eb’s(エビス) のGORE-TEX(ゴアテックス) GAME CHANGERを色々と詳しくレビューしていきます。
良かったら参考にしてみてください。
eb’s(エビス)のGORE-TEX(ゴアテックス) GAME CHANGERをレビュー
・今回レビューするのはこちらです
スノーボードのアクセサリーブランドとして有名なeb’s(エビス)のGORE-TEX GAME CHANGER 。
GORE-TEXに加えて、GORE plus WARMが使われているのにも関わらず、値段が税込み1万円以下という価格のグローブ。
ちなみに、GORE-TEX社での正式名称は「GORE-TEX Plus WARM」になります。
従来のGORE-TEXにプラスして、保温効率をアップさせた技術です。
クオリティーの良さを残しつつ、値段を抑えてくるのはeb’sらしいなと感じました。
そんな GORE-TEX GAME CHANGER を使ってみた感想を先に書くと、次のような所が良かったです。
・見た目がスマートで中身がしっかりしている
・手を入れた時の手触りが良い
・保温性は良かった
・中身は5本指で握りやすい
・手首のカフが少し長め
・脱着が簡単にできる
・グローブリーシュが便利
このような所が良いなと感じました。
ただ、次のようなデメリットもあるなと感じます。
・春シーズンなどは暑そう
・付け外しのインナーグローブはない
・スマホ操作ができない
このようにも感じました。
そんな感じの、eb’sの「GORE-TEX GAME CHANGER」について詳しく書いていきます。
外観
eb’s「GORE-TEX GAME CHANGER」の外観になります。
グローブを触ってみると、ペラペラに薄いという感じは一切なく、しっかりとした厚さがあるなと感じました。
見た目的にはスッキリとしていますが、中身の厚さを感じます。
とはいっても、厚過ぎるという感じではありませんし、生地も柔らかいので、ゴワゴワしているという感じではありません。
手首に当たる「カフ」は少し長めに造られていました。
転んだ時に雪が入りやすい所なので、マジックテープでしっかり閉めれば、雪の侵入も防げるような作りです。
手の平はレザーのような素材が使われていました。
こちらも柔らかい素材で、耐久性が高そうな素材が使われています。
滑り止めの効果もありそうなので、物を持った時のグリップ力が期待できる感じですし、ビンディング操作もやりやすい感じです。
生地的にもすぐにボロボロに削れるような感じはせず、耐久性も良さそうな印象を受けました。
また、親指の付け根辺りには「切り返し」も入っていました。
この「切り返し」が入っている事で親指が動きやすくなるので、細かいですがこのような所も良いなと感じます。
グローブのカフ辺りには、小さいバックルも付いていました。
バックルを繋げば両方を一緒にしておけるので、収納ケースに入れた時にまとめておくことができます。
「片方だけみつからない」問題を防げるので、この辺りも良いなと感じます。
外観の最後は、グローブの入口に付いているグローブリーシュになります。
腕に通した後に絞れるようになっていたので、リフトなどでグローブを外す時にも安心できます。
見た目はスマート感がありながらも、中身がしっかりと造られている感じが分かりますし、造り的にも耐久性がある印象を受けました。
そして、親指の付け根に切り返しがあったり、カフが少し長めに造られたりしていて、細かい所も作りこまれているなと感じました。
実際につけてみた
eb’sのGORE-TEX GAME CHANGERを実際につけてみました。
手を入れた後に、手首のマジックテープを付ければ良いだけなので脱着は簡単です。
そして、外観はミトンですが、中身が5本指に分かれているので指の動かしやすさがありました。
全ての指が1本1本包まれている感じがして、保温性にも期待ができる感じです。
グローブの中身は、柔らかくて手触りが良い素材が使用されていました。
薄いという感じは一切しないながらも、分厚くて指が動かしづらいという感じもありません。
親指の付け根に切り返しがあるので、指の動きにストレスは感じませんでした。
握りやすさも感じたので、ビンディング操作などもしやすそうです。
そして、GORE-TEX GAME CHANGERを付けて良かったのが「カフ」の長さ。
手首に当たる「カフ」は少し長めだったので、転んだ時に雪が侵入しづらいように造られていました。
また長すぎるという感じもなく、手首も動かしやすい感じです。
「カフ」の裏生地も手触りと保温性が良くて、手首まで温かくしてくれます。
この「カフ」の長さは良いなと感じました。
ただ、温かいスキー場で使うと暑くなりそうだなとも感じました。
例えば、シーズン初めとか、3~5月ぐらいの春シーズンとか。
もちろん、寒さが苦手な方の場合でしたら、暖かいシーズンでも問題なく使えると思います。
シーズン初めや春シーズンとはいえ、スキー場の気温は低めですからね。
しかし、手が暑くなるのが苦手という方の場合でしたら、保温効果が高すぎるので、もう少し薄めのグローブを使った方が良いなとも感じました。
GORE-TEX GAME CHANGERを実際に付けてみて、手触りが良い中身で保温性を感じますし、中が5本指で動かしやすいので使いやすいなと感じました。
そして、手首の「カフ」が少し長めなので雪の侵入を防いでくれたり、温めてくれたりしてくれるのが良いなと感じます。
スマホ対応はしていない
GORE-TEX GAME CHANGERはスマホ対応していませんでした。
実際にスマホを操作してみたところ、いっさい反応しなかったです。
ですので、スマホを操作したい時にはグローブを取る必要があります。
ちなみに、公式サイトの説明欄にも、スマホ対応できるとは記載されていません。
付け外しのインナーは付いていない
GORE-TEX GAME CHANGERには、インナーグローブは付属していません。
もしもインナーグローブを付けたい場合には、別売りで購入する必要があります。
GORE-TEX GAME CHANGERのサイズ感
eb’s「GORE-TEX GAME CHANGER」のサイズ感になります。
今回筆者が使ったのは「Mサイズ」です。
筆者は成人の男性で、手の大きさはグローブや、スノーボード以外の手袋などを着ける時には、基本的にS~Mサイズの物を使用しているサイズ感です。
ちなみに、手の大きさを測ると、次のような感じです。
・手長:18cm
(中指から手首まで計測)
・手囲い:21cm
(手のひら1周を計測)
eb’sは日本発の国産ブランドになりますので、サイズ展開も日本人を基準としています。
そんなeb’sのGORE-TEX GAME CHANGERのサイズを選んだ時、「Sサイズ」は小さ過ぎる感じがしました。
そして、「Lサイズ」を試着した時には、大き過ぎる感じ。
筆者の手には「Mサイズ」がピッタリとハマりました。
ピッタリと言っても、手を入れてキツイという感じは一切ありません。
ただ、中にインナーグローブを入れるとすれば、「Lサイズ」を選んでいるなという感じです。
今回はインナーを入れることは考えていないので、Mサイズを選びました。
1月のスキー場で使ってきました
eb’s「GORE-TEX GAME CHANGER」を、1月のスキー場で使ってきました。
使ったのは、豪雪で有名な夏油高原スキー場になります。
そして、使った日のスキー場は次のような状況でした。
・天気:曇り 時々 雪
・最低気温:-10度
・最高気温:-5度
ちなみに、インナーグローブは使っていない状態です。
このような状況で使ってみたところ、手に寒さを感じる事はなく、むしろ暖かい状態をキープしてくれていました。
この日はグローブを外した素手の状態だと、手が痛くなってくるような状況。
そんな状況ではありますが、グローブを付けると保温性が良くて暖かいという感じでした。
インナーを付けていなくても保温性が良かったので、さすがはGORE Plus WARMを使っているグローブといった感じです。
もちろん、インナーを付ければ保温性はもっと上がると思いますが、無くても問題なく使えました。
そして、中が濡れてくるという事はなかったので、放水性もしっかりとしていました。
北海道のスキー場で使ってきました
eb’s「GORE-TEX GAME CHANGER」を、北海道のスキー場で使ってきました。
使ったのは、1月後半のニセコ・ヒラフになります。
そして、使った日のスキー場は次のような状況でした。
・雪
・最低気温:-15度
・最高気温:-7度
インナーグローブは使っていない状態です。
そして、ニセコ・ヒラフにある温度計は-12度でした。
風も強めで寒い状況でしたが、手が寒いと感じる事はなくて、指先が痛くなるという事はなかったです。
さすがに寒くなるかなと思っていましたが、普通どおり快適に滑れました。
ただ、頂上のリフトが止まってしまうぐらいの強風の日という事もあり、気付いたらグローブの手の平が軽く凍っていました。
他のグローブでも同じような事が起こりますが、eb’sの「GORE-TEX GAME CHANGER」も同じ感じです。
ただ、それでもグローブの中の保温性はちゃんと確保されていて、寒さは感じなかったので良いグローブだなと感じます。
eb’s「GORE-TEX GAME CHANGER」レビューのまとめ
eb’sの「GORE-TEX GAME CHANGER」を使ってみて感じたのが、保温性がしっかりありながら、細かい使いやすさがあるのが良いなと感じました。
GORE-TEXとGORE Plus WARMで防水性、透湿性、保温性を確保しつつ、手首まである「カフ」の長さも良かったです。
また、指が動かしやすいようになっていたので、スノーボードのビンディング操作もやりやすく感じました。
ただ、素材や厚さを考えると、シーズン初めや春シーズンでは暑くなりやすいのがデメリットかなとも感じます。
寒さが苦手な人でしたら問題なさそうですが、手が暑くなるのが苦手な人は、暖かいシーズンは違うグローブを使った方が良さそうです。
とは言っても、寒いトップシーズンでしたら保温性は良かったですし、このクオリティーで税込み1万円以下はありがたい所だなとも感じました。
eb’sらしい品質の高さと値段の安さを感じる事ができたので、良いグローブだなと感じました。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。以前にもeb’sのグローブは使った事がありましたが、保温性や防水性の良さはもちろんのこと、使いやすさも感じる事ができる良いグローブでした。
クオリティーに対しての値段の安さも嬉しいところですけどね。
今回のGORE-TEX GAME CHANGERは素材がグレードアップしつつ、いつもながら値段が抑えられているのが良いなと感じました。
eb’sは耐久性も良いので、長く使えるグローブだなとも感じます。