ガリウムのベアリングオイル、「SPEED Lube Wax」を実際に買って使ってみました。
スケートボードのベアリングの動きが悪くなった時に使う、ベアリングオイル。
ベアリングの回りを良くするためには、必要な道具の1つです。
筆者はスケートボード歴10年以上で、スケートボードは2種類のデッキを使っています。
・ストリートデッキ
・クルーザーデッキ
そして、ストリートセクションやランプ、ボウルなど、一般的な楽しみ方をしています。
また、クルーザーデッキでクルージングもしており、使っているベアリングは両方とも「オイルタイプ」です。
ですので、どちらのベアリングも定期的にメンテナンスをするので、ベアリングオイルは欠かせません。
そんな筆者が「SPEED Lube Wax」ベアリングオイル使ってみたところ、滑走距離の伸びが良く、失速しづらいのが良いなと感じました。
そこで、実際に使った、ガリウムのスケートボードベアリングオイル「SPEED Lube Wax」について、ブログで色々とレビューしていきます。
良かったら参考にしてください。
ガリウムのスケボーベアリングオイル「SPEED Lube Wax」をレビュー
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-gallium-bearing-wax-oil-6.jpg)
・今回レビューするのはこちらです
スキー、スノーボードのワックスやメンテナンス用品の専門メーカー「ガリウム(GALLIUM)」。
スキーヤー、スノーボーダーの間では知らない人はいないと言えるほど有名なメーカーです。
そんなガリウムのベアリングオイル「SPEED Lube Wax」の良かった点を先に書くと、次のような所が良かったです。
【SPEED Lube Waxの良かった所】
・滑走距離の伸びが良かった
・持続性がある
・失速しづらくてトリックがやりやすかった
・速さに満足できた
・他のブランドと比べて内容量が少し多め
このような所が良いなと感じました。
ただ、次のような所がデメリットかなとも感じます。
【SPEED Lube Waxのデメリット】
・Ninjaの場合は使いづらいモデルもある
実際に使ってみて感じたのはこのような所でした。
そんな感じのSPEED Lube Waxについて、詳しくレビューしていきます。
ガリウム(GALLIUM)とは
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-gallium-bearing-wax-oil-2.jpg)
「ガリウム」はスケートボードをする人にとって、聞きなれないメーカーだと思います。
まず初めに、メーカーの「ガリウム(GALLIUM)」について、簡単に説明です。
スキー、スノーボードのワックスやメンテナンス用品の専門メーカー「ガリウム(GALLIUM)」。
スキーヤー、スノーボーダーの間では、知らない人はいないと言えるほど有名なメーカー。
筆者はスノーボード歴20年以上なのですが、ガリウムのワックスを使っています。
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-wax20.jpg)
日本発の国産ブランドで、数多くのワックスやメンテナンス用品を展開しており、プロにも愛用者が多いです。
大手スポーツショップへ行けば、必ずと言ってもいいほど、メンテナンス用品売り場に並んでいます。
性能の良さもありますし、長年色々な人に使われ続けている老舗のメーカーです。
オイルの指し方は普通と同じ
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-gallium-bearing-wax-oil-9.jpg)
ガリウム「SPEED Lube Wax」は、通常のベアリングオイルと同じ使い方です。
「WAX」と表記されていますが、実際は「オイル」でした。
ベアリングを外してクリーニングした後、1つのベアリングに対して1~2適を垂らし、指で回して慣らすだけ。
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-gallium-bearing-wax-oil-15.jpg)
慣らした後のベアリングを見てみると、ボールにツヤが出ました。
また、オイルなので、すぐに乾燥する感じもありません。
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-gallium-bearing-wax-oil-16.jpg)
ちなみにですが、筆者がメンテナンスをする時は「ZPI/F-0 PARTS CLEANER」というのを使っています。
噴射力があるので汚れも落ちやすく、速乾性ですぐに乾くので便利です。
あと、内容量が多いのも助かっています。
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-gallium-bearing-wax-oil-10.jpg)
「SPEED Lube Wax」を指した後、元に戻して完了。
使い方としては、普通のオイルと変わりませんでした。
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-gallium-bearing-wax-oil-21.jpg)
元に戻した後、ウィールを指で回してみると、満足する回転をしてくれました。
ベアリングオイルとしての役割は、充分な性能があるなと感じます。
SPEED Lube Waxを使ったスケートボードで滑ってみた
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-gallium-bearing-wax-oil-26.jpg)
ガリウムのベアリングオイル「SPEED Lube Wax」を指したスケートボードで、実際に滑ってみました。
感想は、回転がスムーズで、ワンプッシュでの距離も伸びて快適。
回転力が遅くてストレスを感じるような事はなかったです。
また、失速して行く感じが少ないのが良いなと感じました。
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-gallium-bearing-wax-oil-28.jpg)
ベアリングの回りが悪い場合、プッシュの回数が増えたり、カーブBOXなどのセクションに着くまでに失速したりします。
そうなると、トリックがやりづらかったり、快適じゃなかったりしてストレスを感じます。
「SPEED Lube Wax」を指した場合ですと、そのストレスがなく、快適に滑れました。
また、セクションまでの失速も少ないので、トリックもやりやすくて良かったです。
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-gallium-bearing-wax-oil-27.jpg)
ランプやボウルでも、回転の失速が少ないので滑りやすさがあります。
パンピングを入れればスムーズにウィールが動くので、楽に滑ることができました。
また、スピードが落ちづらいので、トリックもやりやすかったです。
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-sunabe-skateboard-17.jpg)
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-sunabe-skateboard-18.jpg)
SPEED Lube Waxを指したスケートボードで滑りましたが、ベアリングの回転力が良くて快適でした。
スムーズな動きをしてくれるので、良いベアリングオイルだなと感じます。
内容量が少し多め
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-gallium-bearing-wax-oil-4.jpg)
「SPEED Lube Wax」は、他のベアリングオイルに比べて内容量が少し多めでした。
実際、筆者が持っているオイルの中では、少しですが大きめです。
また、有名なベアリングメーカーのオイルより、内容量は多めでした。
・GALLIUM「SPEED Lube Wax」:30ml
・BONES「Speed Cream」:13ml
・BRONSON「HIGHT SPEED OIL」:15ml
・Ninja「スピードオイル」:10ml
・Ninja「スピードオイルペン(ペン型)」:13ml
1回でたくさん使う訳ではありませんが、それでも内容量は多い方が助かります。
内容量が少し多めなのも良いなと感じました。
Ninjaベアリングはモデルによって使いづらい
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-gallium-bearing-oil-2.jpg)
SPEED Lube Waxは、Ninjaベアリングだと使いづらいモデルもあります。
スケートボードベアリングブランドとして有名な「Ninjaベアリング」は、モデルによってメタルカバーが付いているからです。
実際、筆者がクルーザーで使っているのも、そのモデルのベアリングになります。
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-9.6oldschool-deck-7.jpg)
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-gallium-bearing-wax-oil-29.jpg)
メタルカバーの場合、カバーを外すことが出来ないので、裏側のリテーナーからオイルを指します。
この時、リテーナーが邪魔をして、うまくオイルが指せませんでした。
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-gallium-bearing-wax-oil-31.jpg)
Ninjaは独自に、先が細くなった「ペン型オイル」を展開しているので、そちらの方が指しやすいです。
ちなみに、「ペン型オイル」とは次のような物になります。
Ninjaベアリングでも、カバーを外せるモデルもあるので、その場合でしたら問題ありません。
ただ、筆者のようにカバーが外せないモデルの場合は注意した方が良さそうです。
とは言っても、カバーを外さないで、リテーナー側からオイルを指しても、中のボールには行き届きます。
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-gallium-bearing-oil-1.jpg)
指しづらさはありますが、使えない訳ではなく、オイルを指すこともできました。
しっかりと直接オイルを指したい場合は「ペン型オイル」を選んだ方が良いですが、気にならない場合でしたらSPEED Lube Waxでも使えます。
【追記】1ヵ月使ってみました
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-gallium-bearing-wax-oil-32.jpg)
ガリウムのベアリングオイル「SPEED Lube Wax」を1ヵ月つかってみました。
主にやっていた事は、次のような感じです。
・フラットトリック
・カーブトリック
・レールトリック
・ランプ
このような感じで、ごく一般的な使い方です。
そして、この追記する前に滑っていた日数や時間は、次のような感じです。
・週3日
・合計10日以上
・3時間~6時間
・平均だと4時間ぐらい
時間に関していうと、その日によって変わってきますが、平均すると4時間ぐらいといった感じです。
そして、これぐらい滑ってみた結果、「SPEED Lube Wax」の滑りの良さは継続しています。
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-gallium-bearing-wax-oil-33.jpg)
滑りが悪いという感じはなく、滑り心地としては満足です。
スムーズな動きが続いているので、快適に滑れています。
ガリウム「SPEED Lube Wax」レビューのまとめ
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-gallium-bearing-wax-oil-21.jpg)
ガリウムのベアリングオイル「SPEED Lube Wax」を使ってみましたが、スムーズな動きをしてくれたので、快適にスケートボードを楽しむことができました。
ワンプッシュでの距離の伸びが良かったので、ストレスなく滑れたのが良かったです。
また、ランプやボウルでのスムーズさも感じたので、トリックがやりやすいのが良いなと感じました。
ただ、Ninjaベアリングのモデルによっては、オイルが指しづらいという点もあります。
![](https://snowhack.net/wp-content/uploads/2023/04/snowhack-gallium-bearing-wax-oil-28.jpg)
とはいっても、裏側のリテーナーからオイルを指すこともできたので、気にならない場合でしたら使う事もできました。
スケートボードのベアリングオイルとしては十分に使えて、スムーズな回転もしてくれる良いオイルでした。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。ベアリングオイルは内容量が少ないのが多いので、少しでも多く入っているのは助かります。
滑り心地としても良かったですし、持続性もあり、内容量と性能を考えたら良いベアリングオイルだなと感じました。
ガリウムの性能の良さはスノーボードで分かっていたので、性能の安定性に関しては、さすがはガリウムだなと感じます。
スムーズな回転で快適に滑れたので、良いオイルでした。