BURTONのリュック、「デイハイカー22L(DAY HIKER 22L)」を実際に買って使ったのでレビューしていきたいと思います。
バートンのリュックの中でも歴史が長く、アップデートされながら長年販売され続けている定番の「デイハイカー」。
筆者は以前、スノーボードショップでゴーグルやバッグ類のアクセサリー担当として働いていた経歴があるのですが、「デイハイカー 」は1番人気があったと言っても過言ではありません。
デザインの良さもありますが、性能や使いやすさなどから、普段使いとして選ぶ人も多かったです。
そんな、BURTON(バートン)の「デイハイカー 22L(DAY HIKER22L)」を実際に使ったので、ブログでレビューしていきます。
BURTONの「デイハイカー22L(DAY HIKER 22L)」をレビュー
今回レビューするにはこちらです
はじめに、「デイハイカー22L」の詳細を載せておきたいと思います。
BURTONのリュックの中で1番の定番と言ったら、20年以上の歴史がある「デイハイカー(DAY HIKER)」。
雪山でも耐えられる頑丈な生地に加え、スノーボードを付けた時でも背負いやすい構造。
街中でも使いやすいデザインなうえ、背負い心地も良いモデルでした。
そんな BURTON「デイハイカー22L」を使った感想の結論を先に言うと、良かった所は次のような感じです。
【デイハイカー22Lの良かった所】
・シンプルながら特徴的なデザイン
・撥水性がある丈夫な生地
・背負い心地が良いショルダーストラップ
・上部から荷物が出し入れしやすい
・スノーボード、スケートボードが付けられる
・ウェストベルト、ボードキャリーストラップが付け外しできる
このような所が良いなと感じました。
とはいえ、次のような所がデメリットかなとも感じます。
【デイハイカー22Lのデメリット】
・小分けポケットがない
・ポケットが少ない
・ボードキャリーストラップの影響でジッパーが開けづらい時がある
・荷物を入れても自立させるのが難しい
実際に使ってみて感じたのはこのような所でした。
そんな感じのBURTON「デイハイカー22L」について、次の順番でレビューしていきます。
【BURTON「デイハイカー22L」レビューの内容】
※タップで読み飛ばしができます
それでは順番に、BURTON「デイハイカー22L」について詳しくレビューを書いていきます。
外観
バートン「デイハイカー22L」の外観になります。
生地には、撥水性がある生地が使われていました。
少し厚めで硬さを感じる生地感でありながら、柔軟性もあり、軟弱な感じは一切なかったです。
リュックの上部には、手持ちできるベルトが付いています。
このベルトに関しては、一般的なリュックと同じで普通な感じです。
リュックの表面には、スケートボード、スノーボードを取り付けられる「ボードキャリーストラップ」が付いています。
絞ることもできるので、荷物が少ない時にリュックを薄くすることもできました。
また、ゴムバンドが付いているので、不要なベルトがブラブラしないようになっているのが良かったです。
ただ、このストラップの影響で、メインルームが開けづらいという点もあります。
凄く邪魔で使いづらいという訳ではありませんが、この辺りはデメリットかなとも感じました。
ちなみに、付け外しができるストラップなので、使わない時は外しておくこともできました。
スケートボード、スノーボードを付けた様子や、ストラップを外した様子は、後ほど詳しく書いていきます。
リュック表面の下部には、アクセサリーストラップが付いていました。
各4か所ずつで、登山をする人には便利そうです。
目立つ感じではないながらも、デザインのアクセント的にも良かったです。
また、下部にはストックやポールなどを掛けられる、ループもあります。
このループは、収納ができるようになっていました。
ブラブラと邪魔に感じやすい所ですが、不要な時に収納できるのは良かったです。
そして両脇には、入口がゴム付きで、伸縮性があるメッシュ生地のポケットが付いています。
500mlペットボトルや、折り畳み傘を入れてみたところ、深さや広さは問題なかったです。
底面は幅が広いマチの形状があり、厚めのパッドが入っています。
底面は平ではなく、斜めの形状になっているので、荷物を入れても自立させるのは難しいです。
続いては、「デイハイカー 22L」の背面になります。
背面の上部には、「給水ホース」を通す穴が空いています。
普段使いとしては使う時がなさそうですが、「給水ホース」を使う人に取っては便利そうです。
背面には厚めのパッドが入っていて、真ん中で区切るような形状。
区切りがあることで、背負っている時に蒸れづらい構造でした。
クッション性が良いパッドが付いているので、背負った時の背中への当たり心地は良かったです。
ショルダーベルトにも厚めでクッション性が良いパッドが使われていました。
また、上部はメッシュ生地で、パッドには所々に穴が空いています。
蒸れの防止にもなりますし、穴が空いていることで柔軟性があり、肩にかかる負担が少ないのが良かったです。
さすがはスノーボードの板も担げるリュックといったところでしょうか。
ショルダーベルトの表面には、片側には「ゴム製」のベルトが付いています。
物を引っ掛ける事も出来るベルトでした。
ちなみに、「ゴム製」なのは片側だけで、「ロゴ」が入っている方は普通のナイロン生地です。
チェストベルトは上下に移動できる構造なので、自分好みの箇所に合わせることができます。
また、チェストベルトの片方にはゴムが付いていました。
ベルトを付けた時の圧迫感が少なくて良かったです。
外観の最後は、ウェストベルト。
このウェストベルトにも、「ゴムバンド」が付いているので、不要なベルトがブラブラ邪魔する事を防ぐようになっていました。
また、ウェストベルトは付け外しができる構造です。
不要な場合は外しておくことができるようになっています。
外し方は簡単で、両サイドで固定されているベルトを外すだけ。
その時の状況に合わせて、付け外しができるのは良かったです。
アウトドアでの使いやすさがありながら、街でも使いやすいデザインが良いなと感じました。
背負っている時にストレスを感じないようにされている事や、重い荷物を入れても重さを軽減してくれる所が良かったです。
・ボードキャリーストラップは付け外しできる
デイハイカー22Lの表面に付いている、ボードキャリーストラップは付け外しができます。
外し方は簡単で、両サイドに付いているクリップを外すだけです。
実際にやってみると、1分ぐらいで外すことができました。
ストラップを外すことで、見た目のデザインが変わり、シンプルな感じになります。
ストラップが付いている状態と、外している状態の違いが、次のような感じです。
【ストラップが付いている状態】
【ストラップを外している状態】
ストラップが付いている状態でもデザインが良いですが、外している状態だと、より街で使いやすい感じに。
その時の状況や、好みに合わせられるのは良いなと感じました。
中身(メインルーム)
「デイハイカー22L」の中身(メインルーム)になります。
ダブルジッパーが使用されているメインルームを開けてみると、底にはしっかりとしたマチの形状が見えます。
ここに2Lペットボトルを入れてみたところ、3本までは入りました。
3本入りましたが、少し押し込んだ感じなので、余裕があるという感じではありません。
メインルームの背面の上部には、「給水ホース」を通す穴が空いています。
また、給水ボトルを引っ掛けるベルトも付いていました。
「給水ボトル」を使う人に取っては便利そうです。
続いてはPCスリーブ。
PCスリーブにどれぐらいの物が入るのか、「15.6インチのノートパソコン」と「A4ファイル」を入れてみました。
【この時に入れたパソコンのサイズ】
・15.6インチ
・タテ37.9cm ヨコ26cm 厚さ2.5cm
まず「15.6インチのノートパソコン」を入れてみたところ、少しキツメな感じがありましたが、問題なく入りました。
入口にゴムが付いているので、固定もされます。
また、PSスリーブの前面には、中央だけですがパッドが入っていました。
PCスリーブは、リュックの底面についていない構造。
ですので、パソコンを入れた状態でも、底に着かないのは良かったです。
次に「A4ファイル」を入れてみたところ、こちらは何も問題なかったです。
スッポリと余裕で収納できます。
メインルームの最後は、PCスリーブの逆面についている、メッシュ生地のポケット。
ジッパー付のポケットが付いていて、中にはキーフックが付いていました。
ここに、次のような物を入れてみました。
【この時に入れた物】
・DVD
・モバイルバッテリー
(タテ13.5cm、ヨコ7cm、高さ1cm)
・充電ケーブル
3点を全て収納することができました。
「DVD」については、ヨコだけではなく、タテでも収納することができます。
タテの場合は、ギリギリで入った感じで、余裕はなかったです。
マチがないので、厚みがある物は入れられませんが、少し大きめの小物類を入れておけます。
また、ここのポケットは、上部からアクセスしやすいので、出し入れもしやすくて便利に使えました。
底面にはパッドが入っているので、荷物を入れた時の安心感がありました。
小分けて収納はできませんが、小物類をまとめて収納できるポケットもあって良かったです。
中身(サブルーム)
「デイハイカー 22L」には、1つのサブルームがあります。
それが、上部にあるダブルジッパーを使ったサブルーム。
開けてみると、中は起毛生地になっていて、少し浅めな構造です。
ここに、次のような物を入れてみました。
【この時に入れた物】
・新品の除菌シート
(ヨコ21cm、タテ11cm、高さ5cm)
・サングラスケース
・DVD
・スノーボードゴーグル
まずは、「新品の除菌シート」。
100均などで売っているのと同じ物です。
入れてみると、普通どおりに入りました。
次に、「サングラスケース」
少し厚みがありますが、問題なく入れる事ができました。
そして次に「DVD」。
DVDは、タテ、ヨコの2パターンで入れてみたところ、ヨコの状態だったら入りました。
タテの状態だと入りません。
そして最後は、スキー、スノーボードの「ゴーグル」。
奥行がでやすいゴーグルですが、こちらも問題なく入りました。
スキーやスノーボードで使う時には助かる所です。
ここのサブルームは、立体的に造られているので、少し厚さがある物でしたら入ります。
ただ、厚すぎる物を入れたらメインルームに膨らみができます。
実際、厚みがある物を入れたら、膨らみができました。
サングラスケースぐらいでしたら問題ありませんが、厚すぎる物を入れる時は注意した方がよさそうです。
また、ここのポケットは上部からアクセスしやすいので、すぐに出し入れしたい物を入れておくと便利でした。
少し厚みがある物でしたら入りますし、上部からアクセスしやすいので、使いやすさがありました。
深すぎないので、荷物も出しやすかったです。
スケボー、スノーボードを付けられる
「デイハイカー22L」は、スケートボード、スノーボードを取り付ける事が出来ます。
実際に取り付けた様子がこちらです。
しっかりと固定され、背負っている時に揺れる事もなかったです。
また、デッキや板を取り付けない方でも、このベルトは利用する事が出来ます。
例えば、脱いだジャケットなど。
ジャケットを着ている時、暑くなって脱ぐこともありますが、そのジャケットをリュック内に入れなくてもぶら下げておくことが出来ます。
結構この方法を使っている人もいるのですが、意外と便利です。
ですので、スケートボード、スノーボードを取り付けなくても使い道があります。
「デイハイカー 22L」のサイズ感
「デイハイカー 22L」にどれぐらいの荷物が入るのかを試してみました。
荷物の中には筆者の洋服も入れて見たのですが、筆者は主に「メンズのMサイズ」を着用しています。
入れてみた荷物がこちらになります。
【この時に入れた物】
・15.6インチのノートパソコン
・厚手のパーカー
・デニムパンツ(ジーンズ)
・半袖Tシャツ
・フェイスタオル
・充電ケーブル
・DVD
・モバイルバッテリー
・除菌シート(新品)
・500mlペットボトル(サイドポケット)
・折り畳み傘(サイドポケット)
これだけの量が入りました。
日帰り旅行~1泊ぐらいの荷物量でしたら入るかなといった感じ。
大き過ぎず、小さ過ぎといったサイズ感の容量になります。
マチが広めで入れやすいのが良かったです。
背負った時のサイズ感
「デイハイカー 22L」を実際に背負っている状態になります。
これから出てくるのは筆者なのですが、筆者の体型はこちらになります。
【筆者の体型】
・身長:約170cm
・体重:約60kg
このような体型の筆者が「デイハイカー22L」を実際に背負っている状態がこちらです。
【横からの状態】
【後ろからの状態】
筆者のような体型の人が背負ってみると、こんな感じになります。
ぜひ参考にしてください。
バートン「デイハイカー 22L」レビューまとめ
バートンの「デイハイカー 22L」を実際に使ってみて、アップデートし続けている定番モデルとだけあって、背負いやすさやデザインの良さがありました。
スノーボードを背負えるとだけあって、背負い心地は良かったです。
また、完全防水ではありませんが、撥水性に優れた頑丈な生地が使われているのも良いなと感じました。
ただ、ボードキャリーストラップの影響でジッパーが開けづらかったり、ポケットが少なかったりという点もあります。
とはいっても、ジッパーが開かないというほどでもなかったので、普通どおりには使えました。
ウェストベルトや、ボードキャリーストラップは簡単に付け外しができるので、状況に合わせて使い分けられるのも良いところ。
また、背中とショルダーベルトのパッドも厚くて、背負いやすさもあるので、さすがスノーボード界のトップクラスのブランドだなといった感じです。
22Lと大き過ぎず小さ過ぎずのサイズ感で、色々な場所で使いやすいデザインが良いリュックでした。
【公式サイトはこちら↓】
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。「デイハイカー 22L」はバートンの定番モデルだけあって、雪山でも街でも使いやすいように造られているのは、さすがだなと感じました。
雪山でも使われる事が多いので、耐久性に優れているのも良いところですからね。
スノーボードを付けても背負い心地が良いように造られているので、標準で背負いやすいのは嬉しいところです。
実際に使ってみても、軽くて良いリュックでした。