グローブ

スノボのパイプグローブとは?特徴や使い分け方などを紹介します

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グローブを探している時にパイプグローブと書いてある物を見て、「これはなんだ?」と思われる方もいると思います。

値段も安い物が多いですし、中には「このグローブにしよう」と思う方もいると思いますが、待ってください!

パイプグローブという物を知っていて購入するなら問題はありませんが、普通のスノーボード用グローブを探している場合は要注意です。

筆者は以前、スノーボードショップでゴーグルやグローブなどのアクセサリー担当として働いていた経歴があるのですが、「パイプグローブ」を普通のグローブ感覚で購入しようとしていた方もいました。

パイプグローブは、言ってしまえば、暖かいシーズンの始め、春先、パーク、ハーフパイプ等で使うグローブになります。

この辺りを知らないで購入してしまうと、真冬のスキー場では寒い思い所ではなく、寒さのあまり手を怪我してしまう可能性もありますので、ショップスタッフの経歴を持つ筆者が、パイプグローブのメリット、デメリットをご紹介していこうと思います。

よかったら参考にしてみてください。

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パイプグローブの使用目的

パイプグローブは、この呼び方の他に「パークグローブ」とも呼ばれていますが、基本的には同じ意味合いの物になります。

このパイプグローブの特徴は、以下の感じになります。

・生地が薄い

・中綿などは入っていない

これがパイプグローブの特徴で、メインの使い方としては、

・暖かい時に使う

・パーク、ハーフパイプをメインに滑る時に使う

このような状況に活躍してくれるグローブになります。

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メリット

まず初めに、パイプグローブのメリットをご紹介します。

・生地が薄くて通気性が良い

・グリップ力が上がる

パイプグローブの多くは、通気性が良い素材で作られていることが多いです。

パーク、ハーフパイプをメインにする時には、普通に滑る時よりも体を動かしますので、その分グローブ内が蒸れやすくなってしまうのです。

これを防ぐ為にも通気性が良い素材が使われています。

また、通気性が良くて蒸れないので、シーズン初めや、春などの、暖かい時にも使いやすいのがメリットになります。

そして、手の平にはシリコンがついている物が多いので、「グラブ」をするのにも掴みやすくなります。

・「グラブ」とは、ジャンプした時に板を掴む技の事です。

使いやすい、蒸れない、というのがパイプグローブのメリットです。

デメリット

メリットを読んで頂けたら分かると思いますが、パイプグローブにはデメリットもあります。

・寒い

・すぐに濡れる

パイプグローブは、中綿が入っている物も少なくて、防水性、保温性というのは考えられていません。

中には、多少の防水性や保温性を備えた物もありますが、正直な話し、12月、1月、2月のような真冬のトップシーズンに使うには厳しいグローブになります。

トップシーズン中に、パイプグローブの中にインナーを入れて使っている人もいますが、そのような方達はある程度の寒さに慣れている方達で、パイプグローブにも慣れている方達になります。

基本的には防水性、保温性は無いグローブで、すぐにグローブ内が濡れてしまう物もありますし、寒い時に使うと最悪の場合、凍傷という怪我をしてしまう可能性もあります。

このような所がパイプグローブのデメリットになります。

まとめ

ここまでの事をまとめますと、合う方、合わない方は以下のように分かれてきます。

【パイプグローブが合う方】

・パーク、ハーフパイプをメインに滑る方

・暖かい日に使いたい方

・グローブ内が濡れても気にしない方

とにかく使いやすくて、薄い素材の物を探している方にはピッタリなグローブです。

グリップ力もありますし、通気性も良いので、ハイクアップ(板を外して歩いて上る事)をする時にも使いやすいグローブです。

その反面、以下のような方にはパイプグローブは合いません。

【パイプグローブが合わない方】

・トップシーズン中に使いたい方

・オールラウンドなグローブを探している方

・暖かくて濡れないグローブを探している方

もしもこのようなグローブを探している場合は、パイプグローブではなく、普通のグローブが合います。

パイプグローブは、派手な物やデザイン性が良い物が多くて、金額も安いので目が引かれてしまいますが、このような違いがありますので注意してください。

ちなみに、パイプグローブを使っている方は、メインで防寒、防水に優れたグローブを1つ持ち、その時に合わせて使い分けている方が多いです。

最後に

最後までお読み頂きありがとうございます。筆者がショップで働いている時や、山に籠っている時には、普通のグローブとパイプグローブを使い分けて使っていました。

雪が降っている時や寒い時には普通のグローブ、晴れて暖かい日や、パークをメインで滑る時にはパイプグローブといった感じです。

トップシーズンの暖かい日にも使っていましたが、太陽が落ち始めた夕方近くになると、やはり寒い思いをしていました。

それでもある程度は慣れて使えていましたが、寒いものは寒いですからね。

「暖かいグローブが欲しいのに、パイプグローブを買っちゃった・・」という事にならないように、グローブ選びは注意してください。

この記事で、パイプグローブのメリット・デメリットについて、お役に立てればと思います。

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snowbeer
都内で個人事業主やってる30代男性。個人だから時間が自由に使える反面毎日が戦いです。20代の頃は冬になるとスノーボードショップでアクセサリー担当で働いてました。アルツや舞子に籠もってた事もあります。スケートボード歴は10年以上。とにかく楽しく滑る事を心がけてます。あと、ビール大好きです!