スキー、スノーボードのワックス関係の物を販売しているブランド、GALLIUM(ガリウム)のアイロンを実際に使っている筆者が、色々とレビューしていきたいと思います。
筆者は以前、スノーボードショップでゴーグルやグローブなどのアクセサリー担当として働いていた経歴があるのですが、メンテナンス関係もアクセサリーの分野に入るのでワックスも担当でした。
そんな経歴を持つ筆者ですが、使っているアイロンはガリウムというメーカーの「WAXING IRON ECO(ワクシングアイロンECO)」という物になります。
値段も安いですし、個人的には使いやすいので使い続けています。
そこで、ガリウムのアイロンについて色々とレビューしていきたいと思います。
よかったら参考にしてみてください。
ガリウムのアイロン「ワクシングアイロンECO」をレビュー
・今回レビューするのはこちらです。
GALLIUM(ガリウム)といえば、スキー、スノーボードが好きな人なら誰でも知っているワックスなどのメンテナンス関係で有名メーカーですが、アイロンもやはりこだわって作られています。
筆者も個人的にガリウムのワックスを使っているのですが、特に問題もなく、スノーボードシーズン中を楽しませてもらっています。
そんなガリウムのアイロン「ワクシングアイロンECO」を、順を追ってレビューしていきます。
サイズ感
長さ | 18cm |
---|---|
幅 | 9cm |
高さ | 8.5cm |
※ガリウム公式サイト調べ
実際に手に持った時はこんな感じになります。
サイズ感的には、大き過ぎず、小さ過ぎずの、ちょうど良いコンパクト感です。
ワックスを塗っている時も、アイロンを待機させている時も邪魔になりづらいサイズ感でした。
重さ
重さに関しては、なかなか伝えづらいので、500mlのペットボトルと実際に比較してみました。
この時に入っている物は水で、まだキャップを開けていない新品の状態です。
このペットボトルと、アイロンの重さの比較がこちらです。
【ガリウムのアイロン】
【500mlのペットボトル】
・ワクシングアイロンECO → 438g
・500mlペットボトル → 574g
約140gの違いでした。
140gの差なので、比べるとすごい変わるというほどではありませんが、アイロンの方が軽いことが感じられるぐらいです。
長い時間使い続ける訳ではありませんが、使っている時でも重量感はそこまで感じないで使うことができます。
コンセントコードの長さ
なんとなく気になりやすいのがコンセントコードの長さだと思います。
ガリウム「ワクシングアイロンECO」のコンセントコードの長さは210cmになります。
長さを測った個所は以下の感じです。
アイロンとコードの付け根 → コンセントの先端
ちなみに、コンセントの先端は、銀色の刺すところは除いた、黒い所までです。
筆者の場合はワックスの台を使用しているのですが、これだけの長さでじゅうぶん足りています。
もちろん、人によっては長さをもっと欲しいという方もいると思いますが、その場合には延長コードが必要になります。
温度設定が細かくできる
スキー、スノーボード用のアイロンなら当たり前のことになりますが、ガリウム「ワクシングアイロンECO」も温度設定も細かく設定することができます。
・90
・110
・130
・150
ワックス自体には、それぞれ温度設定があるので、この辺りは無くては困りますね。
ちなみに、温度設定が130°以下のワックスの場合、筆者は110と130の間に設定してワックスを塗っています。
また、このアイロンは、ワックスを塗る面が、普通の洋服などに使うアイロンより厚くなっているので、その分、熱が冷めるのが遅くなります。
冷めるのが遅くなることで、一定の温度を保ったままでいてくれるので、1度設定した温度をできるだけキープしつつ、ワックスをかける事ができます。
かける面が厚いから温度が下がりづらい
アイロンが温まるまでの時間
ガリウム「ワクシングアイロンECO」が温まるまでの時間です。
物によってはアイロンが温まるまで時間がかかってしまったりするんので、その待ち時間でイライラ・・・なんて事もあると思います。
このアイロンに関しては、電源を入れ、温度設定したらアッという間に温まります。
ちなみに、1番低い温度設定である90°は、温度設定のダイヤルを合わせれば、ほぼ一瞬で温まってくれます。
室内の室温、気温などによっては温まる時間が左右されると思いますが、筆者の経験上、90°~130°までは、温まるまで長いなと感じた事はありません。
130°ぐらいまでなら、大体1分~2分ぐらいで温まってくれます。
立てている時が少し不安
ワックスをかけている時に、アイロンを立てて待機させる事があるのですが、その時は少し不安定になりやすいです。
アイロンの取っ手の先にコードが付いていて、そこからコードが出てきているのですが、そのコードが少し当たる感じになります。
これにプラスして、アイロン自体が軽いという事もあるので、少し倒れやすそうな感じがします。
ゆっくり置いたり、アイロンが置いてある台に衝撃を与えなければ問題はないのですが、もう少ししっかり置ければ良いなというのは感じられます。
実際にワックスをかけている感じ
筆者が現在使っている板に置いてみると、板のほぼ半分ぐらいまではアイロンが届いています。
板の幅などの違いはありますが、大体こんな感じです。
真上から見たらこんな感じになります。
そして、ワクシングペーパーを使用してワックスを塗っている時がこんな感じなります。
大き過ぎず、小さ過ぎずの、ちょうど良いサイズ感なので塗っている時も使いやすいです。
仕上がり
ガリウム「ワクシングアイロンECO」を使って、ワックスを塗った後が次のような状態です。
ワックスが塗られている状態で、まだ剥がしていない状態になります。
少し分かりづらいかもしれませんが、しっかりとワックスを塗る事ができました。
そして、ワックスを剥がして、ブラシをかけた状態がこちらです。
こんな感じでキレイに仕上げる事ができます。
ガリウム「ワクシングアイロンECO」レビューのまとめ
色々とガリウムの「ワクシングアイロンECO」をレビューしてきましたが、個人的には使いやすいアイロンです。
・コンパクトで使いやすい
・重くない
・温まるまでの時間が早い
・設定した温度が下がりづらい
・コードの長さも十分
これだけの使いやすさがあります。
ただ、さきほども書きましたが、気になる点もありました。
・立てている時に不安定
とはいっても、価格設定は安めなので、コスパは高いアイロンだと思っています。
もちろん、このアイロン以上の高い品質で、値段が高いアイロンもありますが、正直な話、普通にホットワックスをするのであれば、このアイロンで十分です。
このアイロンでワックスをかけても、シーズン中は快適に滑る事はできますし、問題なくメンテナンスをすることはできます。
ただ、もしも1秒、2秒のスピードを競うような競技に出たり、「大会に出るからしっかりとしたワックスがけをしたい」という方は止めておいた方が良いです。
より高品質なワックス掛けを求めている場合でしたら、専門業者の方にお願いしたり、品質が高いアイロンの方が精度も上がります。
ちなみに、筆者の場合は、スノーボードショップ店員もやっていましたが、「山篭り」という、シーズン中にスキー場近くに住み、ほぼ毎日スノーボードを滑っているという経験もあります。
その時に使っていたのもガリウムのアイロンで、それでも何も問題なく1シーズンを過ごす事はできましたし、その後も使い続けていました。
値段も安くて使いやすいので、コストパフォーマンスが高いアイロンです。
ちなみに、初めてホットワックスをするという方には、アイロンが込みでホットワックスに使う物がセットになっている物もあります。
ホットワックスで使う必要な物が入っていて、ワックスのやり方の説明書も入っているうえに価格もお得です。
この中に入っているアイロンは、今回レビューしている「ワクシングアイロンECO」と同じ物になります。
最後に
最後までお付き合い頂きありがとうございます。ガリウムのアイロンを使い続けていますが、個人的には満足しているアイロンです。
コンパクトで重くないので使っている時も楽ですし、収納する時も楽ですからね。
使いやすいアイロンでホットワックスをして、スキー、スノーボードを存分に楽しんでください!
この記事で、ガリウムの「Waxing Iron・S」について、お役に立てればと思います。