スケートボードのデッキ裏に付いている棒のレールバー(レールガード)。あれが何のために付いているのか疑問に思う方や、本当に必要なのか気になる人も少なくはないと思います。
筆者はスケートボード歴が10年以上で滑り続けているのですが、レールバー(レールガード)を付けているのを見た事がありますし、付けている友達もいます。
実際にレールバーが付いているデッキで滑った事もあるのですが、付けている理由も分かりました。
そこで今回は、スケートボードのレールバー(レールガード)を付けている理由や、どんな時に必要なのかを説明していきたいと思います。
良かったら参考にしてみてください。
スケートボードにレールバーを付けている理由
スケートボードのレールバーを付けているのは、次のような理由です。
・スライドの滑りをよくする為
・デッキ裏のデザインに傷を付けない為
スケートボードには、デッキ裏の腹部分を擦らす「ボードスライド」という技があります。
また、180オーリーをしてからボードスライドをする「リップスライド」という技もあります。
このようなデッキ裏側を擦らす技の場合、たまに滑りが悪くてやりづらいなんて事があります。
そんな時にレールバーを取り付ければ、滑りが良くなるので技もやりやすくなります。
また、ランプやボウル、プールというセクション(アイテム)で遊んでいると、デッキの裏が必ずと言ってもいいほど傷がつきます。
ランプやボウル、プールとは、このような物です。
【ランプ】
【ボウル】
【プール】
ランプ、ボウル、プールの周りには鉄製の「コーピング」という物が付いています。
コーピングとは、ここの部分です。
このコーピングにデッキ裏の腹部分を当てる動きの「インターフェイキー」という動作が必要です。
・「インターフェイキー」とは、ランプ内やボウル内を行ったり来たりする為の必要な基礎動作。
このような動きをした時に、デッキ裏には必ず傷が付いてしまい、最終的にはデザインも消えてしまいます。
ちなみに、これが傷付いたデッキ裏の腹部分です。
また、ボードスライド、リップスライドの技をやった時にもデザインは消えてしまいます。
スケートボードにレールバーを付けていれば、デッキが直接当たらないように出来るので、傷付き防止やデザインを守る事が出来ます。
レールバーは必要?
スケートボードのレールバーは、絶対に必要という物ではありません。
筆者は付けていませんし、個人的には必要ないかなと考えています。
ただ、筆者の周りでは付けている人もいますので、この辺りは人それぞれの考え方によって変わってきます。
レールバーは以下のような場合でしたら付けていても損はないと思います。
・デッキ裏のデザインに傷を付けたくない
・スライドをした時に滑りをよくしたい
・見た目的に付けたい
デッキ裏に傷を付けたくない人や、出来るだけ滑りをよくしたい場合でしたら、付けた方が良いと筆者は考えています。
また、レールバーを付けている見た目が好きという方も付けた方が良いと考えています。
やはり自分好みのデッキの方がテンションも上がりますからね。
ですので、必ず付けなくてはいけないと訳ではありませんが、付けた方が良い場合もあります。
スケボーにレールバーを付けている人はいる?
スケートボードにレールバーを付けている人は、実際に結構います。
ストリート系のセクションが多いスケートパークや、そのような動画を見る事が多い人にとっては、レールバーはあまり見かけないと思います。
実際に筆者もあまり見かけていません。
ただ、ランプがメインの室内パークや、ボウルがあるパークに行くと結構見かける回数があります。
【よく見かける場所】
・ランプがメインの室内パーク
・ボウルやプールがあるスケートパーク
筆者はこのような所にも滑りに行く事があるのですが、やはりランプ、ボウル、プールをメインにしている人には多い印象です。
付けている人の年齢も、若い人であれば小学生ぐらいから、年配の40代~50代の人と幅広く使われています。
もちろん20代、30代の人でも使っている人も見た事があるので、年齢問わず使っている人がいます。
また、男性、女性に関しても関係なく使用しているのを見た事がありました。
コーピングが滑りやすいだけではなく、デッキ裏のデザインを残したい人も多いからかなといった感じです。
スケートボードにレールバーを付けた時の違和感はある?
レールバーが付いたスケートボードで、実際に滑ってみたところ、少しですが違和感がありました。
友達が使っていたので、それを借りて滑りました。
実際に滑ってみた感想がこちらになります。
・初めてインターフェイキーをした時に違和感
・違和感はあったけど、すぐに慣れた
・ボードスライド系が滑りやすい
レールバーが付いたデッキで初めてランプを滑った時には、少し違和感がありました。
レールバーが付いている事で、インターフェイキーをした時にいつもより高さを感じたからです。
そして、自分がいつも感じている時と違って、デッキの腹が早くコーピングに接触した感じです。
「いつもとは何か違う」
そんな感じでしたが、数回繰り返しているうちに慣れてきて、最終的にはいつも通りやる事が出来ました。
そして、ボードスライド系はやりやすかった印象です。
レールバー付きで初めてやった時には、滑りが良すぎてやりづらさを感じました。
ただ、これもすぐに慣れてきて、結果的には付けていない時よりスライドしてくれて楽しかったです。
今まで付けていない人がレールバーを付けると、始めは違和感があると思いますが、すぐに慣れて違和感も無くなります。
レールバーの付け方
(画像引用:amazon)
スケートボードのレールバーの付け方は、とても簡単に終わります。
その手順がこちらです。
1・デッキ裏の両脇にレールバーをセットする
2・付属で付いているネジで、レールバーを付ける
これだけになります。
レールバーにはネジを付ける穴が始めから空いているので、それに合わせてネジを締めれば完成です。
レールバー中心の穴のネジを締めてしまえば、簡単に固定も出来ます。
中心のネジで固定して、そこから他のネジを締めれば、誰でも簡単にレールバーをキレイに取り付ける事が出来ます。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。レールバーは滑りを良くしてくれたり、傷から守ってくれたりと色々なメリットがあります。
もちろん、必ず必要な物という訳ではないので、付けるか付けないかは個人の自由だと筆者は考えています。
人それぞれ意見は分かれると思いますが、筆者はレールバーを付けているデッキもカッコいいと感じています。
やはりあの雰囲気が良いですよね。
デッキのデザインも消えないので、付けようか悩んでいましたら付けてみるのもありだと思います。
この記事で、スケボーのレールバーについて、お役に立てればと思います。