デカトロン(DECATHLON)のスケートボードシューズ(スケシュー)、「OXELO(オクセロ)Vulca500ローカット」を実際に買って使ってみました。
このブログを書いている現在では値段が4,999円と、ほぼ5,000円で購入できるスケシューです。
通常のスケートボードシューズ(スケシュー)の場合、1万円以上するのが当たり前と言っても過言ではないので、この値段はかなり低価格でした。
ただ、やはり気になってくるのが品質です。
いくら値段が安くても、すぐに破れたり壊れたりしたら、話しにはなりませんからね。
そこで、スケートボード歴が10年以上の筆者が、デカトロン(DECATHLON)のスケシュー(スケートボードシューズ)、「OXELO(オクセロ)Vulca500ローカット」をレビューしていきます。
良かったら参考にしてみてください。
デカトロン(DECATHLON)のスケシュー「OXELO(オクセロ)Vulca500ローカット」をレビュー
・今回レビューするのはこちらです。
はじめに、今回レビューするデカトロンのスケシューの詳細を載せておきます。
・モデル名:OXELO(オクセロ)Vulca500ローカット
・素材:外側60% 牛床革(カーフスキン)40% 綿
内側100% ポリエステル(PES)
インソール100% 天然ゴム(NR)
・バルカナイズドソール
1976年に誕生したフランスのアウトドア、スポーツメーカーの「デカトロン(DECATHLON)」。
そのデカトロンが展開しているオリジナルブランド、「OXELO(オクセロ)」のスケートボードシューズ「Vulca500ローカット」。
実際に履いてスケートボードで使った時の率直な感想は「悪くない」。
オーリーはもちろんの事、フリップなどのフラットトリックも普通にできましたし、ランプでのグリップ力も問題なかったです。
そんなデカトロン「Vulca500ローカット」を使った感想の結論を先に言うと、良かった所は次のような感じです。
【Vulca500ローカットの良かった所】
・使いやすいデザイン
・スエードで低価格
・耐久性は良かった
・グリップ力は問題ない
・フリップガードが付いている
・ヒモが2本付き
・品質を考えたらコスパが良い
このような所が良いなと感じました。
とはいえ、次のような所がデメリットかなとも感じます。
【Vulca500ローカットのデメリット】
・クッション性が弱め
実際に使ってみて感じたのはこのような所でした。
そんな感じのVulca500ローカットについて、次の順番でレビューしていきます。
【デカトロン「Vulca500ローカット」レビューの内容】
※タップで読み飛ばしができます
それでは順番に、デカトロン「OXELO Vulca500ローカット」について詳しくレビューを書いていきます。
外観
デカトロンのスケシュー「Vulca500ローカット」の素材は、スエードとキャンバスで造られていました。
スニーカーのつま先周りと、かかと周りがスエード生地。
スニーカーの中間がキャンバス生地になっています。
スケートボードのトリックをする時、オーリーなどで傷が付きやすい所はスエードといった感じです。
この辺りはスケシューとしては良いなと感じました。
また、フリップ系で削れやすい「つま先」には補強もされています。
素材はソールと同じ感じの素材で、少し硬め。
硬めでありますが、薄めな感じなので履いた時の違和感はありませんでした。
「かかと」部分に関しては、しっかりとした感じで、フニャフニャに柔らかいという事はありません。
また、こちらにも補強がされています。
足の甲と靴紐の間に入っている「シュータン」には、薄めながら柔らかめのパッドが入っていました。
スケートボードをする時にはフィット感を大切にしたいので、これに関しても良かったです。
ただ、厚めのシュータンが好みの人ですと、物足りなさを感じるかなと思います。
個人的には、あまり厚すぎる物は好みでないので、これぐらいで十分でした。
スニーカーの裏側のソールは、特に言う事はないかなといった感じでした。
他のブランドと同じようなラバーソールで、グリップ力も良さそうです。
そして、外観の最後はインソール(中敷き)になります。
取り外しができるインソールは、薄めな感じですが、少しだけクッション性がある物が使われています。
手で触ってみると、少しフニフニとした弾力を感じました。
激安のスニーカーに入っているような、ペラペラな感じではなかったです。
ちなみに、靴紐は予備の物が一緒に付いてきてくれます。
この辺りはスケシューっぽいなと感じました。
デザイン的にもスッキリとした感じですし、ゴツゴツしておらず、どんな人でも使いやすいデザインだなと感じました。
デカトロンのスケシューのサイズ感
続いては、デカトロンのスケシューのサイズ感になります。
今回筆者は、幕張にあるデカトロンの店舗で買ってきたので、履き比べて自分に合う物を購入してきました。
筆者が普段使っているスケシューのサイズは「25.5cm」になります。
そして、デカトロンのスケシューは、25.5cmを購入しました。
・普段履いているスケシュー:25.5cm
・デカトロンのスケシュー:25.5cm
購入する前、26cmも履いたのですが、個人的には少し大きい感じがしました。
筆者はスケートボードをする時には、出来るだけピッタリなのが好みになりますので、大きい26cmはすぐに「無しだな」といった感じです。
ただ、25.5cmでも、普段履いている物に比べると、ちょっとだけではありますが大きめな感じもします。
とは言っても、ヒモをキツメに締めると良い感じだったので、サイズ的には25.5cmで良かったです。
実際に滑ってみると、サイズ的には何も違和感なく滑る事が出来ました。
実際に使ってみました
デカトロンのスケシューを使って、実際に滑ってみました。
まず、初めて履いた時に感じた事は、硬めだなという所です。
硬さに関しては、どこのスケシューも同じように感じる事がありますが、デカトロンのスケシューも同じ感じでした。
馴染んでくれば良い感じになってくれると思いますが、他のメーカーと同様、はじめは少し硬めな感じがしました。
そして、はじめて滑った時は、3時間ぐらい滑ったのですが、やった事は次のような感じです。
・オーリーやキックフリップなどのフラットトリック
・カーブやレール
・マニュアル台
こんな感じで、いつもどおり滑った感じです。
そして、その滑った後の状態がこちらになります。
オーリーなどをすると傷付きやすいポイントですが、擦れた感じはあるものの、破れるといった感じはなかったです。
そして次に、キックフリップなどで削れやすい先端です。
こちらも擦れはありますが、ヒドく削れたといった感じはなかったです。
ですので、耐久性に関しては、他のメーカーのスケシューと同じぐらいかなといったところでした。
ただ、3時間滑っただけなので、今後はまだ気になるところです。
もちろん、ソールに関しても、削れたという感じはありませんでした。
そして、違う日にはランプにも行って使ってみました。
ランプで滑る時にはグリップ力が重要になってきますが、実際に滑ってみても普通どおりに滑る事ができました。
足へのフィット感も違和感はなかったですし、何も問題なく滑れました。
ただ、総合的に言うと、1点だけ気になったところがあります。
それがこちらです。
・クッション性はあまり良くない
滑っていて感じたのは、足裏にくる衝撃でした。
スケートボードは常に飛んで着地をしたり、ランプでトリックを失敗したらデッキから飛び降りたりします。
そうすると、足裏に衝撃がくるのですが、それが他のメーカーのスケシューと比べると伝わりやすいかなと感じました。
特に、「かかと」。
デカトロンのスケシューに入っているインソール(中敷き)は、クッション性がある物が入っていました。
ただ、それでは足りないかなといったのが本音です。
ちなみに、他のスケシューメーカーには、このようなインソールが入っている事もあります。
デカトロンのスケシューは5,000円なので、ここまで求めるのは贅沢すぎですけどね。
インソールは薄めですが、普通のスニーカーに入っているようなペラペラという感じでもないので、多少なりは衝撃を吸収してくれていると思います。
実際に、滑る事は普通どおりできましたし、我慢できないほどもなかったです。
ただ、滑っていて「もう少し厚めか、衝撃を軽減してくれるインソールが入っていればな」と感じました。
とは言っても、5,000円という事を考えると、十分な性能をもつスケシューだなとも感じます。
1ヵ月以上つかってみました
このブログを公開後、1ヵ月以上つかってみました。
主にやっていた事は、次のような感じです。
・フラットトリック
・カーブトリック
・レールトリック
・ランプ
このような感じで、ごく一般的な使い方です。
そして、この追記する前に滑ってた日数や時間は、次のような感じです。
・週2~3日
・合計10日以上
・3時間~5時間
・平均だと4時間ぐらい
時間に関していうと、その日によって変わってきますが、平均すると4時間ぐらいかなといった感じです。
そして、これぐらい滑ってみてみての耐久性は、良い方だなと感じました。
まずは、オーリーなどで削れやすい側面ですが、穴が開くという事はありませんでした。
そろそろシューグーを塗る頃かなと感じますが、1ヵ月使っても平気でした。
そして、フリップで削れやすい「つま先」です。
削れはしましたが、まだまだいける状態でした。
また、使い始めは硬めだなと感じていましたが、使い続けていくうちに馴染んでくれて、いつの間にか硬さもなかったです。
この辺りは有名なスケシューと同じかなと感じます。
1ヵ月使ってこの状態でしたら、許容範囲かなと感じます。
最後はソール面です。
ソール面の削れも特に激しいという事もなくて、グリップ力も問題ありません。
1ヵ月使ってみた結果、スケシューとしての耐久性は問題ないなと感じました。
デカトロン「OXELO Vulca500ローカット」のレビューまとめ
デカトロンの「OXELO Vulca500ローカット」のスケシューを使ってみて感じたのが、総合的に考えて、安くて使えるスケシューだなと感じました。
フラットトリックやカーブ、レールなどでも普通どおり使う事ができましたし、ランプでも問題なく使えました。
ただ、やはり衝撃の耐性に関していえば、もう少し頑張ってくれたらなとも感じます。
とはいっても、生地の耐久性に関していえば、他のメーカーとも変わらない感じですし、フリップのガードが付いているのも良いなと感じました。
スエードを使いつつも値段が低価格なスケシューですし、デザイン的にも使いやすいスケシューだなと感じました。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。値段の安さから、始めは「どうなんだろう」と気になりましたが、実際にデカトロンのスケシューを使ってみたら、意外と悪くなかったです。
この品質で、この値段はアリだなと感じました。
特に気なっていた耐久性も良さそうですし、ある程度は長持ちもしてくれそうです。
衝撃耐性については、しょうがないかなと言った感じですけどね。
ただ、やはり値段を考えると、消耗しやすいスケシューとしては使いやすいなと感じました。