スケシュー(スケートボードシューズ)は、スケートボードをする上で必ず必要な物ですし、滑りにも影響が出るので選ぶのは慎重にしたい所ですよね。
ただ、スケシューは色々なブランドやモデルがあるので、どのようにして選べば良いのか分かりづらい所だと思います。
また、探そうとしてもどのブランドの物が良いのか分かりづらい所だと思います。
そこで、スケートボード歴が10年以上で現在も滑り続けている筆者が、実際に使って良かった、おすすめのスケートボードシューズのブランドとモデルをご紹介したいと思います。
【この記事で紹介する事】
・スケートボードシューズの選び方
・スケートボードシューズのおすすめブランド12選
・おすすめブランドの中から良かったモデル
ぜひ参考にしてみてください。
スケートシューズ(スケシュー)の選び方
スケートシューズ(スケシュー)の選び方には、いくつかののポイントがあります。
その選び方について、次の順番で説明していきます。
また、おすすめのスケシューだけを見たいという場合には、こちらから読み飛ばしができます。
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それでは、順を追ってご紹介していきます。
素材の違い
スケートボードのシューズだけではなく、スニーカーには色々な素材が使われています。
その中で、素材ごとの違いを説明していきます。
・スエード
【特徴】
・デッキテープに対して食いつきが良い
・履き続けると馴染んでくる
・耐久性が強い
スケートボードシューズでよく使われている素材になります。
革の内側を起毛させた柔らかめの素材です。
スケシューの素材で悩んだ場合でしたら、選んでおいて間違いありません。
・ヌバック
【特徴】
・耐久性が強い
・履き続けると馴染んでくる
・スエードと比べると、デッキテープに対しての食いつきが悪い
レザーのような風合いに見える素材のヌバックは、耐久性の良さからスケートボードの素材でも使われています。
原料はスエードと同じ革素材ですが、スエードと比べるとツルっとした感じになりますので、食いつきは少し劣ってしまいます。
ただ、履いた数だけ馴染んできて、滑りやすくなってくる素材です。
・キャンバス
【特徴】
・素材が薄めで柔らかめなので履きやすい
・デッキテープに対しての食いつきが良い
・素材的に耐久性が低い
こちらもスニーカーの素材で定番の素材ですね。
「帆布」というトートバッグなんかでも使われている素材です。
スケートシューズでも使われている素材になりますが、耐久性としては劣ってしまいます。
その分、薄めで柔らかめなので足の動きやすさがあったり、値段が安めというメリットもあります。
インソールの違い
スケートシューズのインソール内には、クッション性が良い物が使われています。
スケートボードは飛んだり跳ねたりと、とにかく足裏に来る衝撃が多いです。
その影響で疲れやすさも出てしまうのです。
ですので、各ブランドでそれぞれ違った技術のインソールが使用されています。
スケートシューズのブランドを選んでおけば歩きやすさもありますし、有名なブランドのスケートシューズを選んでおけば間違いありません。
ハイカット、ミドルカット、ローカットの違い
スケートボードシューズの中には、「ハイカット」、「ミドルカット」、「ローカット」の3種類があります。
普段履きとしては、何も問題がありませんが、スケートボードの場合ですと以下のような違いが生まれてきます。
・ハイカット
〇メリット
・足のくるぶしにデッキを当たるのを防いでくれる
〇デメリット
・オーリーやフリップの時に足首が動かしづらい
足首の防御を重視するならハイカット
ハイカットの場合ですと、足首周りを守ってくれるというメリットがあります。
トリックなどで失敗した時に、デッキが足首をめがけて突進してくる事があるのですが、そのような場合にクッションの役割をしてくれます。
ただ、足首の全体を覆ってしまうので、足首の自由度が低くてトリックがやりづらくなってしまいます。
もちろん、何も問題なく出来る人もいますが、人によっては違和感が生まれやすいのがハイカットです。
・ミドルカット
〇メリット
・足首周りをホールドしてくれてフィット感が良い
〇デメリット
・ローカットと比べると、足首の自由度が低い
ミドルカットの場合は、スニーカーの入口がくるぶし周りにくるので、フィット感がよく感じます。
足首周りをホールドしてくれる事によって、足を包み込んでくれているような感じです。
オーリーやフリップなどのトリックをやる時でも問題ありませんが、ローカットに比べてしまうとやりづらさが出てしまいます。
ただし、ハイカットと比べると、やりやすさはあります。
・ローカット
〇メリット
・足首の自由度が1番高い
〇デメリット
・足のくるぶしが剥き出しで、デッキが当たりやすい
やりやすさを重視にするなら、ローカット
ローカットのメリットは、なんといっても足の動かしやすさです。
オーリーやフリップなどのトリックをする時も、足が動かしやすくてやりやすくなります。
ただ、足首周りが剥き出しになってしまうので、トリックを失敗した時などに当たりやすいデメリットがあります。
ちなみに、スケートボードシューズの中で1番多く販売されているのがローカットになります。
筆者も足首の動かしやすさから、ローカットを好んで履いています。
スケートシューズのサイズ感の選び方
スケートボードシューズを選ぶ時に大切なのが、サイズ感になります。
これは、普段履きのスニーカーをどのようなサイズ感で履いているのかによって変わってきます。
それが、以下のような感じです。
【普段履きからピッタリサイズで履いている方】
・スケートシューズも同じサイズ感でOK
【普段履きを少し大きめに履いている方】
・スケートシューズは1cm~0.5cmぐらい小さめにする
スケートボードは、足の微妙な動きによって、やりやすさが変化してきます。
スニーカーの中で足が動いていると、やりずらくなりますからね。
ですので、スケートボードシューズはジャストサイズぐらいの方がやりやすくなります。
ちなみに、筆者はこのような感じで履いています。
【筆者の場合】
・普段履きのスニーカー:26cm
・スケートシューズ:25.5cm
このような感じの事を基準にしています。
もちろん、ブランドによってサイズ感の違いはありますので、あくまでも目安として参考にしてください。
実際に使ったスケートシューズのおすすめブランド12選
ここからは、実際に使って良かった、おすすめのスケートボードシューズ(スケシュー)ブランドをご紹介していきます。
また、そのブランドの中から使って良かったモデルもご紹介していきます。
【おすすめのスケシューブランド一覧】
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是非参考にしてください。
VANS(バンズ)
【VANSのおすすめスケシュー】
普段履きとしても有名なVANS。
スケートボードシューズブランドとして立ち上がっただけあり、使いやすさがあります。
デザイン性が良いのはもちろんの事、グリップ力やクッション性も高いです。
・SKATE OLD SKOOL
VANSの中で1番有名なモデルと言っても過言ではないOLD SKOOLをスケート仕様に改良された「SKATE OLD SKOOL」。
見た目は普通のOLD SKOOLですが、生地やつま先周辺の耐久性が強くなっています。
また、インソールのクッション性も上がり、スケシューとしての性能が上がっているモデルです。
デザインも履きやすいですし、シンプルで使いやすいスニーカーです。
・SKATE SK8-LOW
VANSの定番モデルの1つSK8-LOW(スケートロー)を、スケートボード仕様に改良したモデルです。
つま先やソール面などの削れやすい所が強化されています。
オーリーなどで削れやすい所はスウェード生地を使っているので、長持ちしやすいスケシューです。
DC SHOES(ディーシー)
【DCのおすすめスケシュー】
スケートボードだけではなく、普段履きとしても履いている人が多い「DC」。
耐久性が高いと評判が良く、使いやすさもあるブランドです。
世界だけではなく、日本でもトッププロスケーターが在籍しています。
性能の高さから使っている人も多いブランドになります。
・LYNX ZERO
DCの定番モデルでありながら、アップグレードをし続けているのがLYNX ZEROです。
厚めのシュータンで、履いている時のホールド感が良いスケシューになります。
耐久性が強い素材が使われているので長持ちもしてくれますし、クッション性が良いインソールが使われています。
ゴツ過ぎないデザインなので、使いやすさもあるスケシューです。
ASICS SKATEBOARDING(アシックス)
【ASICSのおすすめスケシュー】
日本のシューズブランド「ASICS」が展開する「ASICS SKATEBOARDING」。
日本発の老舗ブランドということだけあって、日本人の足に合いやすいスケシューを製造しています。
デザイン性の良さを持ちながら、機能性も良いブランドです。
・GEL-VICKKA PRO
1980年代に発売された「VICKKA」にインスパイアされたモデル。
足にフィットする履き心地の良さにプラスして、軽さがあるので足の動かしやすさがあります。
また、ソールが厚すぎないのでデッキへの力も伝えやすく、クッション性も良いスケシューです。
スッキリとしたデザインで使いやすもあり、耐久性が良いスウェード生地が使われています。
New Balance NUMERIC(ニューバランス)
【New Balanceのおすすめスケシュー】
有名シューズブランド「New Balance」のスケートボードライン「New Balance NUMERIC」。
在籍するプロスケーターが有名どころが多く、デザインと性能が良いスケシューです。
New Balanceが独自開発した「ABZORBインソール」のクッション性が良いのもおすすめのポイントになります。
・NM306
プロスケーター「JAMIE FOY」のシグネチャーモデルである「NM306」は、デザインの良さだけではなく、履き心地も良いスケシューです。
フィット感の良さを上げる構造をしていながら、クッション性も良いので使いやすさがあります。
スッキリしたデザインで普段履きとしても使いやすく、スケシューに欲しい性能も合わせ持つスケシューです。
PUMA SKATEBOARDING(プーマ)
【PUMA SKATEBOARDINGのおすすめスケシュー】
ランニングシューズやスニーカーで有名な「PUMA」のスケートボードライン「PUMA SKATEBOARDING」。
PUMAが開発したクッショニング性能「NITRO(ニトロ)」を搭載したインソールが使われています。
デザインも良いうえに、使いやすさを向上させる性能を持つおすすめブランドです。
・スウェード スケート ニトロ
PUMAの定番「スウェード」をスケートボード仕様にアップグレードした「スウェード スケート ニトロ」。
インソールには「NITRO」が使われ、頑丈なスウェード生地で造られています。
オーリーなどで削れやすい箇所は、2重生地の構造。
スマートなデザインで足の動かしやすさもあり、デザインの良さもあるスケシューです。
es(エス)
【esのおすすめスケシュー】
1995年にスタートしたスケートボードシューズブランド「es」は耐久性の良さと履き心地の良さで人気が高いブランドです。
2011年に1度は幕を閉じましたが、復活希望の声が多くて2014年に再びスタート。
どのモデルを取ってもカッコいいデザインで、使いやすさもあります。
人気が高いのが納得できるブランドです。
・ACCEL SLIM
「es」の定番モデル「ACCEL」をスリム化したモデルの「ACCEL SLIM」。
少し厚めながら、厚すぎないシュータンや、カカト周りの薄めのパッドで履き心地が良いスケシューです。
クッション性が良い「STI ENERGY FOAM」インソールが入っているので、衝撃も和らげてくれます。
デザインもスッキリとしていて、使いやすさもあるモデルになります。
LAKAI(ラカイ)
【LAKAIのおすすめスケシュー】
1999年にプロスケーターの RICK HOWARD と MIKE CARROLL によって設立されたシューズブランド「LAKAI」。
スケートボード好きなら、知らない人はいないと言っても過言ではないブランド。
大きめのロゴが入ったモデルが多く、プロスケーターも多く在籍しているブランドです。
・GRIFFIN
「LAKAI」の定番チームモデル「GRIFFIN」。
チームモデルだけあって、履きやすさと使いやすさを合わせ持っているスケシューだなと感じました。
つま先はスッキリとしていて、縫い目が少ない構造。
シンプルなデザインに、大きめのロゴが目を惹くモデルになります。
耐久性も良いスケシューです。
adidas Skateboarding(アディダス)
【adidasのおすすめスケシュー】
スニーカーブランド「adidas」が展開する「adidas Skateboarding」は、スケートボードに特化したスニーカーです。
大物プロスケーターも多く在籍していて、日本のプロスケーターも数多く在籍しています。
あのadidasが展開しているというだけあって、とても使いやすいスニーカーです。
・CAMPUS ADV
adidasの代表的なモデルでもあるCAMPUSを、スケートボード仕様にアップグレードしたCAMPUS ADV。
デザインの良さは説明が要らないといった感じではないでしょうか。
クラシカルなデザインながら、素材にはスエードを使った耐久性とクッション性を良くした、シンプルで性能が良いスケシューです。
スケートボードをしている時も使いやすくて、文句が無いスケシューの1つでした。
CARIUMA(カリウマ)
【CARIUMAのおすすめスケシュー】
2018年にブラジルで設立したシューズブランドの「CARIUMA」。
STREET LEAGUE SKATRBOARDING(SLS)の公式スポンサーで、環境に配慮した天然素材を使っているブランド。
環境に優しい素材を使った高品質という事もあり、海外では普段履きとしても人気が高いブランドです。
多くのプロスケーターが在籍しており、履き心地の良さがあるブランドになります。
・CATIBA PRO
CARIUMAの代表的なモデルでもあるCATIBA PRO。
シンプルながら、どことなく特徴的なデザインで使いやすさがあるモデルです。
足へのフィット感が良く、トリックをする時の足の動かしやすさがありました。
コルクを使った珍しいインソールは、クッション性も良いのでおすすめです。
etnies(エトニーズ)
【etniesのおすすめスケシュー】
スケートボードをやっている人なら知っている、アメリカの老舗スケートボードシューズブランド「etnies」。
30年以上の歴史があり、スケートボードシューズ専門のブランドとして有名です。
スケートボードをやっているなら1度は履いてみたいと思って使ってみたら、やはり長年やっているブランドだけあって良かったです。
生地の耐久性やクッション性と、機能性的にも使いやすいブランドでした。
・MARANA MICHELIN
ソールに大手タイヤ企業「ミシュラン」の技術を使った「MARANA MICHELIN(マラナ ミシュラン)」。
ごつ過ぎないデザインで、クッション性が良く、使い心地しては満足できる1足でした。
ミシュラン技術で耐久性とグリップ力が良く、スケシューとして欲しい要素が詰まったモデルです。
NIKE SB(ナイキSB)
【NIKE SBのおすすめスケシュー】
世界的に有名なNIKEが展開しているNIKE SB。
耐久性やクッション性が良いのはもちろんの事、カッコイイデザインもたくさんあります。
在籍しているプロスケーターも大物が多く、使いやすさを感じるスケシューを多く展開しています。
・Alleyoop
NIKE SBが展開しているモデルの中で、値段が安めなAlleyoop(アリウープ)。
安めではありますが、軽量でフィット感が良く、スウェード素材で耐久性もあるモデルです。
インソールのクッション性も良いので、クオリティーの高さは、さすがNIKE SB。
デザインも良く、コスパが良いシューズでした。
Slyde(スライド)
【Slydeのおすすめスケシュー】
アパレルなどを展開している、日本ブランド「Slyde」。
立ち上げた親会社は、大手スケートパークやショップを運営している「H.L.N.A」になります。
シンプルながら特徴的なデザインで、スケートボードで使いやすいモデルを展開しているブランドです。
・スライドテック ローカット
キャンバス生地を使用したモデルで、オーリーなどで削れやすい箇所が補強されているモデルです。
軽量でスマートなシルエットなので、足の使いやすさがありました。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。今回ご紹介してきたスケシューは筆者自身が使った事があるスケシューですが、どれも本当に使いやすかったです。
筆者はスケートーボードパークもランプも好きなのですが、どのシーンでも履きやすい物ばかりです。
もしもスケシューに悩んでいて、気になった物がありましたら、ぜひ試してほしいなと思います。
この記事で、スケシューで悩んでいる方のお役に立てればと思います。