Sweet Protectionゴーグルの、「Boondock(ブーンドック)」を実際にスキー場で使ってみました。
使ってみると、ミディアムサイズで大き過ぎず、スッキリとしたデザインが良かったです。
また、Sweet Protection独自開発のレンズ、「RIGレンズ」も見やすくて滑りやすいスノーボードゴーグルでした。
メーカーの人に聞くと、スノーボード界のレジェンド、テリエ・ハーコンセンも使っているゴーグルとの事。
実際にテリエのInstagramを見てみると、Boondockを使っている投稿がいくつもありました。
〇テリエ・ハーコンセンのInstagramはこちら↓
そこで、以前スノーボードショップでゴーグルやグローブなどの、アクセサリー担当として働いていた経歴を持つ筆者が、Sweet Protectionの「Boondock(ブーンドック)」を色々とレビューしていきます。
良かったら参考にしてみてください。
Sweet Protectionの「Boondock(ブーンドック)」をレビュー
・今回レビューするのはこちらです
フレームが少ないセミフレームレスのモデルで、平面レンズのBoondock(ブーンドック)。
ミディアムのサイズで、大き過ぎず、小さ過ぎずといったサイズ感でした。
視界は左右のフレームが見えたので、凄く広い視界という感じではありません。
とはいっても、セミフレームレスなので、フルフレームと比べると少しは広めかなといった感じです。
滑る分には十分な視界の広さでした。
使ったのは、日本正規品の「ローブリッジアジアンフィット」。
鼻に当たるスポンジに、パッドが追加されています。
無駄に盛り上がりが高い感じではなく、ナチュラルな感じだったので、息苦しさを感じませんでした。
鼻の高さが一般的な筆者でも、しっかりとフィットしてくれたのが良かったです。
また、フレームの大きさがミディアムという事もあり、顔全体へのフィット感も良いなと感じました。
顔へのフィットのしやすさと、レンズ内側には曇り止め加工がされているので、曇りづらさがあるのも良かったです。
そして、ゴーグルの上部は、一般的なメッシュ生地になっています。
この辺りは、他のゴーグルと変わらないかなといった感じです。
ゴーグルのベルトは50mmと、少し太目なベルトが使われていました。
また、ゴーグルのベルトの裏にはシリコンが付いています。
ヘルメットをした時のズレ防止になってくれますし、ニット帽子の時でも滑り止めになってくれます。
太目なのと、滑り止めがついていることで、転んだ時でもゴーグルが飛びづらいようになっていました。
そして、ベルトはバックル無しの一本タイプ。
長さの調整はできますが、バックルが無いので付け外しは被る感じです。
バックル有りと比べると付け外しがしづらいですが、ヘルメットを被る場合には、バックルが邪魔になることはありません。
今回使ったゴーグルには、「RIGレンズ」が使われていました。
「RIGレンズ」とは、Sweet Prtectionが独自開発した、色のコントラストを上げるレンズになります。
また、目の疲れを軽減してくれる性質もあるとのことです。
更には、レンズの表面に水分などを弾く加工がされています。
・「RIGレンズ」の詳細は、Sweet Protection公式サイトでご確認ください。
使ったレンズカラーは、RIG Aquamarine。
中を覗いてみると、少し薄めなピンク色で、眩しさを軽減してくれるような明るさのレンズでした。
色味は濃すぎず、滑っていて見やすさがありました。
個人的には少し暗めな感じがしたので、曇りぐらいまでなら使いやすいかなといった感じです。
今回使った日は少し薄曇りでしたが、ちょうど良い感じでしたし、晴れて眩しい日でも使いやすそうだなと感じました。
また、凹凸の変化なども見やすかったので、滑りやすかったです。
ミディアムサイズですが、視界の広さにも満足できて滑りやすかったです。
スッキリとしたデザインも良いなと感じるゴーグルでした。
レンズは厚めで硬かった
Boondockのレンズは、少し厚めで硬く造られていました。
フレームにレンズが付いている状態で、手で曲げようとすると硬さを感じ、ほぼ曲がりません。
顔を守るというコンセプトなので、木の枝や、顔から着地してしまった時も守れる硬さとのことでした。
実際に触ってみても硬さを感じたので、確かに守ってくれそうな感じがします。
フレームは柔らかめなので、ゴーグルがガチガチに硬いという感じではありません。
ですので、ゴーグルが硬すぎてフィット感が悪いというのはなかったです。
レンズ自体が少し厚めなので、頑丈に造られています。
このレンズの頑丈さが、Boondockのメリットだなと感じました。
軽めのゴーグルだった
Boondockは軽めなゴーグルでした。
手で持った時から軽さを感じます。
滑っている時も、軽量なのでゴーグルを付けている違和感が軽減されました。
フィット感の良さと軽量感で、付け心地が良かったです。
ヘルメット対応になっている
Boondockはヘルメット対応になっていました。
有名なヘルメットブランドなので、この辺りは当たり前のことかなという感じです。
ベルトも長めに造られていましたし、フレームからのベルトの出方も、ヘルメットのフチに当たりづらい造り。
また、ゴーグルの上部はフラットなので、ヘルメットにハマりやすい形状をしていました。
ベルトの裏には滑り止めのシリコンもついています。
ヘルメットを被る場合でも、問題なく使えるようになっていました。
レンズ交換は簡単ではない
Boondockのレンズ交換は、簡単とは言えませんでした。
マグネットやワンタッチで外せるタイプではなく、フレームの溝にレンズをハメ込むタイプです。
ですので、「誰でも簡単にレンズ交換が出来るか?」と聞かれると、「少しコツが必要」というのが答えになります。
レンズ交換が簡単ではないのが、Boondockのデメリットかなとも感じました。
ただ、レンズ交換は慣れてしまえば誰でもできます。
フレームの溝にレンズを入れ、凹凸を合わせてハメ込むだけですからね。
また、Boondockのレンズは硬いので、交換はしやすい方かなと感じました。
凄く簡単という感じではありませんが、慣れてしまえばレンズ交換の時間はかかりません。
Sweet Protection「Boondock」レビューのまとめ
Sweet Protectionの「Boondock」を実際に使ってみて、顔へのフィット感が良かったですし、見やすいレンズなのが良かったです。
「ローブリッジアジアンフィット」とゴーグルのサイズ感で、しっかりとフィットしてくれました。
そして、フィット感の良さと軽量感で、付け心地が良かったです。
視界は凄く広いとまでは言えませんが、それでも十分な広さでしたし、滑っていてストレスもなし。
また、頑丈なレンズが付いているのも良いなと感じました。
ただ、バックルタイプと比べると、付け外しがしづらいという点と、レンズ交換が簡単ではないという点もあります。
とはいっても、慣れてしまえば問題ありませんし、ヘルメットを被る場合はメリットだなと感じます。
また、Boondockのレンズは硬いので、柔らかいレンズよりは交換しやすいのも良いなと感じました。
「RIGレンズ」で見やすく、スッキリとしたデザインも良かったです。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。Boondock はミディアムサイズですが視界が狭いわけでもなく、サイズ感的にも男性、女性問わず使いやすい大きさだなと感じました。
それと、Sweet Protectionがコンセプトとする、顔のプロテクションというのにも納得できる性能でした。
レンズが少し厚めで硬いというのは、あまり見かけませんからね。
セミフレームレスでどことなく特徴がありながら、使いやすいデザインだなと感じました。