簡単にできるスキー、スノーボードワックスの「Zardoz Notwax(ザードス ノットワックス)」を使い続けています。
筆者は以前、スノーボードショップでゴーグルやグローブなどのアクセサリー担当として働いていた経歴があるのですが、このワックスの存在を知ってからはこればかり使っています。
ただ、自宅でホットワックスをかけているので、毎回このワックスを使っている訳ではありません。
スキー場へ行ったら気温が高かったり、土が混じっていたり、スキー場の状況によって板の滑りが悪い時もあるので、そのような時用にこのワックスを使っています。
いざという時に滑りが良くなりますし、板の滑りが悪い状態でも快適に滑れるのが良いなと感じています。
とはいっても、使っていて感じる注意点もありました。
そこで、このZardoz Notwax(ザードス ノットワックス)を使っている筆者が、このワックスを使い続けている理由や感想、注意点などを含めて色々とレビューしていきます。
Zardoz Notwax(ザードス ノットワックス)とは?
通常のスプレーやペースト状のワックスとは違う、純度100%の液体フッ素樹脂です。
この液体は低い粘性なので、液体ですが持続性もあります。
特性として耐熱性能が高く、摩擦係数が少なく、比重が大きいため表面張力を起こさないため、滑走面に浸透していき易い性質を持っています。
また、雪質が水分を含めば含めるほど滑走性が増していきます。
更に詳しい性能は公式ページでご確認ください。
Zardoz Notwax(ザードス ノットワックス)のレビュー
それでは、Zardoz Notwax(ザードス ノットワックス)レビューしていきます。
使い方や、注意点など、色々な項目に分けてレビューしていきたいと思います。
使い方
Zardoz Notwaxの使い方は、ケースの裏側についている液体のワックスをメインのフェルトに3滴ほど垂らして塗るだけです。
たったこれだけの簡単な作業です。
液体なので、ペーストと違ってムラなく塗りやすいですし、プラスチックのケースを掴みながら塗れるので、手が汚れる事もほとんどありません。
スキー場についた時や、滑っている途中の休憩時にも塗る事ができます。
使い続けている理由
筆者がZardoz Notwaxを使い続けている理由になります。
数年前に知った時からずっと使い続けています。
その理由を詳しく書いていきます。
・滑りが良くなる
筆者がZardoz Notwax(ザードス ノットワックス)を使い続けている1番の理由が快適に滑るからです。
快適に滑る事を「走る」、「走っている」なんて言葉も使いますが、このワックスを塗るととても良く走ります!
シーズン初め、トップシーズンの暖かい日、春頃など、シーズンを問わずに使う事ができて、板の滑りが気になったらこれを塗るという感じで使っています。
特に、水分が多い雪質のシーズン初めや、春スキーシーズンの事には特に活躍してくれて、公式ページにも書いてありますが、水分が多い雪質ほど効果を発揮してくれます。
筆者は数年前、山に篭っていた時期もあるのですが、その時にはかなり活用していました。
雪質に水分が多くて、板の滑りが悪いと、ジャンプをする時のスピードも満足につけづらいですし、斜度が無い平な所だと止まってしまうという事が起きてストレスに感じていたからです。
そんな時にこのワックスを塗ると板の滑りが良くなり、ストレスなくスノーボードを楽しむ事ができます。
ですので、個人的には板の滑りが悪くなりやすい暖かい日には欠かせないワックスです。
・簡単に塗りやすい
Zardoz Notwax(ザードス ノットワックス)は小さいコンパクトサイズなので、ウェアのポケットに入れておいても邪魔に感じません。
ですので、滑りが悪いと気付いた時にすぐに塗れるので助かっています。
シーズン中ではいざスキー場へ到着して、1本滑ってみたら板の滑りが悪いな?と感じる方もいると思いますが、そのような時にポケットに入れておくと便利です。
滑り始める前に塗っておけばいい事かもしれませんが、筆者の場合、シーズン中でホットワックスをしているから大丈夫だろと思って、滑る前には塗らないでいる事が多々あります。
というより、滑り始める直前は全く塗らずに、そのままゲレンデへ行ってしまいます。
もちろん、ポケットに入れずに車やバッグの中に入れておいて、滑りだす前に塗るのが正解だと思います。
ただ、筆者のように面倒くさがりの人の場合、1本滑って滑りが悪いと感じても、ポケットが取り出してすぐに塗ることができます。
滑りが悪いなと感じたらすぐに塗れるので助かっています。
・持続性がある
筆者はこの他にも、違う簡易ワックスを使った事がありますが、このワックスは持続性があるように感じています。
はじめの1本を滑って、滑りが悪いなと感じて午前中に塗る事が多いのですが、その後に塗るという事をあまりしていません。
たまに、お昼休みの後に気分的に塗っておこうと思って塗る事もありますが、大体は午前中に塗って終わりです。
たくさん塗ることもないのでワックスの減りも遅いので、お財布事情的にも助かっています。
使う上での注意点
Zardoz Notwax(ザードス ノットワックス)メリットばかりの事を書いていますが、このワックスを使う上での注意点もあります。
中には滑りを悪くしてしまう事もあるので、気を付けて使用してください。
・ワックスの重ね塗りはできるけど注意!
Zardoz Notwaxは他のワックスとの併用ができます。
ですので、他のホットワックスを塗った上にも塗ることができて、滑りの良さの向上にもつながります。
ただ、注意するべき点は、フッ素含有ワックスとの併用は推奨されていません。
他のフッ素含有ワックスと、このZardoz Notwaxを併用してしまうと、滑りが悪くなる可能性があります。
性能上の問題で、Zardoz Notwaxにもフッ素が入っているので、重ね塗りをしてしまうと性能が落ちてしまうので注意してください。
・極寒地の時には塗った後にふき取る
筆者は実際に使用したことは無いのですが、寒い時にはペーパーでふき取る事を推奨されています。
トップシーズンの寒い日などは注意しておいた方がよさそうです。
「Zardoz Notwaxのレビュー」まとめ
Zardoz Notwaxは注意点だけを守っていればかなり使いやすいワックスです。
実際に筆者も長く使用していますし、個人的にはかなり使いやすいです。
滑りが良くなりますし、コンパクトで持ちやすく、簡単に塗れるワックスになります。
ちなみに、インターネットで検索すると、同じ形状で、赤色のフェルトの物と、青色のフェルトの物がありますが、同じ物になります。
筆者も最初は違う物かと思いましたが、筆者が以前働いていたスノーボードショップで、現役で働いている友達に聞いたら、デザインが変わっただけと言っていました。
赤いフェルトの物が旧デザインで、青色のフェルトの物が新しいデザインです。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。このワックスは数年使っていますが、スキー場へ行ったら暖かくて板が滑らない・・まさかの黄砂・・・などの色々な場面で板が滑らなくなった時に助けられています。
この記事を書いている数日前にも実際に助けられていますしね。
板が滑らないのはかなりのストレスになりますし、せっかく行くスキー、スノーボードなので、滑りが良い快適な板で楽しみましょう!