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スノボにホットワックスは必要!理由や初心者におすすめな物などを紹介します

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スノーボードの大切なメンテナンス、ホットワックスはしているでしょうか?スノーボードをよりいっそう楽しむ為の大切な作業ですが、中には本当に必要?と考える方もいると思います。

筆者は以前、スノーボードショップでゴーグルやグローブなどのアクセサリー担当として働いていた経歴があるのですが、メンテナンスに必要なワックス関係も担当に入っていました。

その時にメンテナンス系のお客さんから聞かれて多かったのが、

・「ホットワックスって本当に必要ですか?」

・「ホットワックスをするには何が必要ですか?」

という質問でした。

そこで、そんな経歴をもつ筆者が、スノーボードのホットワックスの必要性や、初心者におすすめの物などをご紹介していきます。

よかったら参考にしてみてください。

スノーボードにホットワックスが必要な理由

スノーボードをやっている方にとっては大切なホットワックスですが、中には「本当に必要?」と考える方もいると思います。

スノーボードの板は何もしなくても滑る事はできますし、今でもちゃんと滑れているから必要ないでしょ?と思いやすいですからね。

ホットワックスが必要な理由はこのような感じです。

・ホットワックスをかけると滑りが確実に変わる

・板の保護にもなる

この2つの役割をしてくれるホットワックスは、スノーボードをしている時のストレスの軽減にもつながりますし、高額な板を守ってくるという大切な役割をしてくれます。

ですので、ホットワックスは必要になります。

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ホットワックスはかけないとどうなる?

スノーボードにホットワックスをかけていない状態ですと、確実に板の滑りは悪くなります。

なぜ板の滑りが悪くなるのかというと、雪と板の抵抗です。

・雪の水分と、板のソール面(裏側)が抵抗しあって、摩擦を生んでしまう為、板の滑りは悪くなる

この摩擦があるまま滑ってしまうと、平らな平地などで板が急激に減速をしてしまったり、止まってしまうという事になってしまいます。

摩擦がある = 板の減速

たまに、スピードなんて怖くて出したくない、むしろ出ない方が良い!という方がいますが、板が滑らない事はむしろ初心者の方にもマイナスです。

・スピードが出ない事で歩くことになる

・板の滑りが悪くてターンの時もやりづらい

・滑り始めから板が進まない

・板の滑りが悪いと上達しづらい

特に初心者の方の場合は、斜度がゆるい所で練習すると思いますが、その時に板が進まないと練習どころではありません。

また、ターンなどができる場合や、グラトリなどを始めようと考えている場合でもマイナスな事があります。

・スピードがつかないからグラトリの技がやりづらい

・スピードをつけても途中で減速して止まる

・迂回コースなどでスピードがつかない

・スピードがつかなくて地形遊びがしづらい

板の滑りが悪いとこのようなマイナスな事があるので、ホットワックスをすることをおすすめします。

また、ホットワックスをかけていない事で、板へのダメージも大きくなりやすくなります。

これは、「板に大きい傷がつきやすい」という事ではなくて、板の性能性の事です。

何も塗られていない状態ですと、板と雪面が直接触れていることになり、そこで摩擦が起きています。

この時に板は摩擦というダメージを受けているのです。

これを続けていると、板のソール面(裏側)が「毛羽立ち」してきて、滑りも更に悪化していきますので滑りももっと悪くなります。

・「毛羽立ち」とは、雪面と板が摩擦し続けた時に起こる事です。ソール面が少しつずつ目に見えないぐらいの毛羽立ちを起こして、ソール面が白くなってくることを言います。

スノーボードの板は安い物ではありませんし、板の滑りやすさ、板の保護のためにホットワックスは必要になります。

スプレーみたいな簡易的な物だけではダメ?

スポーツショップや、スキー場のゲレンデなどでスプレーやペースト状の物などの簡易ワックスを見たことがあるかと思います。

また、実際に使っている人もいると思います。

簡易的な物と言っても、塗るだけで滑りやすさの効果は発揮しますし、塗る意味はとてもあります。

では、ホットワックスをしないで、簡易的な物だけで済ますとどうなるでしょうか?

答えは、効果がすぐに消えてしまう。

簡易ワックスを塗った後に滑り始めると、板の滑りも良くなります。

ただ、言っても板の表面に塗っただけの物になりますので、滑っているうちに塗ったワックスが剥がれてきてしまうのです。

例えていうなら「海やプールで使う日焼け止めクリーム」のような感じです。

あれも海やプールで遊んでいると効果が徐々に薄れてきてしまうので、塗り直しが必要になってしまいますよね。

それと同じような感じになります。

持続性があまりありませんし、簡易ワックスが剥がれてしまうと何も塗っていない状態の板に戻ってしまいます。

この時にホットワックスが塗ってあると、簡易ワックスが落ちてしまっても板にはワックスの効果が持続しています。

しかも、簡易ワックスより剥がれづらいワックスです。

もちろん、ホットワックスを塗っておけば簡易ワックスを使う必要もありませんし、スキー場へついたらすぐに滑りに行くこともできます。

ですので、簡易ワックスも滑りますが持続性が無い為、ホットワックスをする必要性はあります。

スノーボードのホットワックスは意外と簡単

ここまででホットワックスの必要性を説明しましたが、やるとなると面倒くさそうな印象もあると思います。

正直な話、ホットワックスは面倒くさいです。

筆者自身も面倒くさいと感じた事は何度もあります。

ただ、面倒くさい作業ではありますが、「やる」、「やらない」で滑った時のストレスの感じ方が変わります。

そして、実際にやってみると意外と簡単ですし、時間的な事を考えると約1時間で終了することができます。

ワックスをかける工程は、

・アイロンを使ってワックスを溶かしながら塗る

・冷えて固まったワックスを剥がす

・ブラシをかける

ザックリと説明してしまえばこれだけの工程になります。

この工程を時間で言い換えますと、ワックスを冷やす時間を含めれば、初めての方でも1時間ぐらいでできると思います。

ちなみに筆者は、ワックスがけに約40分ほどです。

・ワックスを塗る → 5分

・ワックスを冷やす → 20分

・ワックスを剥がす → 10分

・ブラシをかける → 5分

ザックリとですが、こんな感じで作業をしています。

こだわる方はもっと色々な器具を使ったりして、更に時間をかけていると思いますが、これだけでもホットワックスの効果は発揮します。

約1時間の時間をかけるだけで、滑った時に止まってしまう、減速してノロノロ状態というストレスを軽減してくれます。

面倒くさいと思うかもしれませんが、本当にやった方がいいです。

ホットワックスは必要最低限の物をそろえれば十分

スノーボードのホットワックスを始める時には、必要な物をそろえなければなりません。

初めてやる方に関しては何が必要なのか分からないので、色々な道具を購入しなければいけないと考えてしまい、そこでハードルが上がってしまいますよね。

更には、メンテナンス関連の道具はたくさんありますし、どれが本当に必要なのか分かりづらいと思います。

正直な話、ホットワックスをする上で高額な道具は必要ありませんし、道具もたくさんそろえる必要はありません。

必要最低限の道具

アイロン

・ワックス

・クリーナー(ワックス前に板をキレイにする物)

スクレーパー(ワックスを剥がす物)

・ブラシ(スクレーパーの次にかける)

ワクシングペーパー(アイロンで板を焼かない為の保護、不要のワックスを吸い取ってくれる)

これだけになります。

「こんなたくさん!?」と思われる方もいると思いますし、「これだけ!?」と思われる方もいると思います。

文字にして並べると分かりづらいと思うので、実際に物を並べるとこんな感じです。

これだけでホットワックスはできますし、板の滑りもかなり変わってきます。

もちろん、この他にもメンテナス道具というのはたくさんあり、それぞれを使えば更に板の滑りが変わったりもします。

まずは、ホットワックスをかけたらどれだけの効果があるのかを知る必要がありますので、初めの頃はこれだけをそろえれば十分です。

はっきり言って、これだけでも滑りの良さはグッと上がります。

初心者におすすめはホットワックスのセット

ホットワックスをやってみようと思ったら必要な物をそろえなければいけませんが、すべてを単品でそろえるとなると、かなりの高額になってしまいます。

アイロンは安い物ではありませんし、ワックスも1個1,000円ぐらい、更にクリーナーなどを単品づつそろえるとお金がかかってしまいます。

そこで、以前スノーボードショップで働いていた経歴を持つ筆者が、おすすめのホットワックスセットをご紹介します。

それがこちらです。

GALLIUM(ガリウム)というスキー、スノーボードをしている人なら知らない人はいない有名ワックスブランドのワックスセットです。

これ1つを購入すれば、必要な物は全てそろう上に、値段も安く済ます事ができます。

この中に入っているセット内容がこちらです。

・ワックスセット(BLUE・VIOLET・PINK/各30g)
・ミニクリーナー(60ml)
・ミニナイロンブラシ
・ミニブロンズブラシ
・ミニボアブラシ
・ミニスクレーパー
・ミニコルク
・ミニラストリムーバー
・ミニファイバーテックス(コンビ)
・ワクシングペーパー10枚
・チューニングシート(200×170cm)
・アイロン
・ワクシングマニュアル
・ケース

これだけの量が入っているのに、定価で13000円ぐらいになります。

ミニサイズの物にはなりますが、単品づつ計算するとかなりお得なセットです。

筆者がショップで働いている頃、ホットワックス初心者の方には必ずおすすめしていたホットワックスセットで、現在でも人気がある商品です。

アイロンはもちろんの事、ワックス、スクレーパー、クリーナー、ブラシと必要な物は全て入っています。

そして、マニュアル(ホットワックスの説明書)も入っているので、初めての方でも安心してホットワックスをかける事ができます。

このセットだけでホットワックスができるので、板の滑りもかなり変わってきます。

最後に

最後までお付き合い頂きありがとうございます。正直な話、ホットワックスは面倒くさいと思ってしまうかもしれませんが、1時間程度で終わる作業です。

ワックスを冷やす時間を抜かせば、実質の作業時間は約30分です。

もしも今までホットワックスをかけた事が無い場合でしたら、ホットワックスの良さに気付き、ホットワックスなしでは滑りに行けないという気持ちに代わるかもしれません。

むしろ、更に滑りやすくする為に他のワックス道具を買い足し足り、勉強したくなるという方も出てくると思います。

ホットワックスをする、しないで板の滑りが変わってきますし、滑っている時のストレスも軽減してくれるので、スノーボードを更に楽しむ為にも、ホットワックスをかけることをおすすめします。

この記事で、ホットワックスの必要性について、お役に立てればと思います。

ABOUT ME
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snowbeer
都内で個人事業主やってる30代男性。個人だから時間が自由に使える反面毎日が戦いです。20代の頃は冬になるとスノーボードショップでアクセサリー担当で働いてました。アルツや舞子に籠もってた事もあります。スケートボード歴は10年以上。とにかく楽しく滑る事を心がけてます。あと、ビール大好きです!