カリマー(karrimor)のリュック(バックパック)、「hash DG 27(ハッシュ DG 27)」を買って使ってみました。
アウトドアブランドとして有名なカリマーですが、このリュックは普段使いとしてはかなり良いリュックだなと感じました。
デザインの良さもありますが、使いやすいサブルームも付いていましたし、思っていたよりも入る荷物が多かったです。
そこで今回は、今までいくつものバッグやリュックを使ってきた筆者が、カリマーの「hash DG 27」についてレビューしていきます。
良かった参考にしてください。
カリマー(karrimor)の「hash DG 27(ハッシュ DG 27)」をレビュー
はじめに、「hash DG 27」の詳細を載せておきたいと思います。
1946年に創業したイギリス発の老舗アウトドアブランド「カリマー」のリュック、「hash DG 27」。
通勤や通学、普段使いとして使いやすいスッキリとしたデザインのこのリュックは、軽量なうえに使いやすさも考えられていたリュックでした。
全面に薄めのパッドが入っているBOX型に似た形状なので、荷物の出し入れもしやすくて自立もしてくれました。
また、アウトドアブランドながらの背負い心地の良さも感じる事が出来るリュックです。
今回は、そんな「hash DG 27」について色々とレビューしていきます。
外観
「hash DG 27」は、全面にパッドが入っているBOX型に似た造りのリュックなので、形崩れがしづらい造りになっています。
また、型崩れがしないぶん、荷物の出し入れもしやすいリュックです。
生地は、柔らか過ぎない、しっかりとした生地が使用されていました。
選んだカラーはブラックなのですが、光沢は無い、落ち着いた感じの色合いです。
底面には、耐久性が強い生地が使われています。
また、パッドも入っていたので、自立もしやすかったです。
リュックの上部には、パッドは入っていない手持ちのベルトが付いていました。
ベルトの周りには、表面と同じ生地が巻かれています。
また、メインルームの上部には、雨が侵入しづらい「止水ジッパー」のようなジッパーが使用されていました。
リュックの両サイドには、「500mlペットボトル」や「折り畳み傘」を入れられるポケットが付いています。
また、片方のポケットだけには、入口にゴムが使用されていて、広くなるように工夫もされています。
ですので、少し太めの物でも入れられるようになっていました。
次に、「hash DG 27」の背面になります。
背面の全体にはパッドが入っていて、その上にメッシュ生地のパッドが付いていました。
メッシュ生地のパッドは、少し厚めの物が使われていて、手の指で押してみると柔らかめのパッドでした。
中央は、風の通り道になるように造られていました。
メッシュ生地のパッドと、風の通り道で、通気性が良くなるように造られています。
ショルダーベルトの裏には、背面と同じようにパッド入りのメッシュ生地が使用されています。
背面ほどの厚さではありませんが、しっかりとしたパッドが入っていました。
実際に荷物を入れた状態で背負ってみると、パッドの影響で肩への負担も軽減してくれましたし、背負い心地も良かったです。
また、ショルダーベルトの上部には、背負い心地を調整するベルトが付いています。
「ショルダースタビライザー」など、色々な名前で呼ばれているベルトです。
ここを調整する事で、リュックが背中に近づくように調整できるので、背負い心地を調整する事が出来ます。
この辺りは、アウトドアブランドならではの良さだなと感じました。
ショルダーベルトの表面には、「チェストストラップ」と、スマホホルダーなどが引っ掛けられる「ベルト」が付いていました。
「チェストストラップ」は上下に移動させる事が出来るので、自分に合う位置に調整する事が出来ます。
また、バックルに使われている材質はしっかりとした物が使われていて、細い部分も無かったので、耐久性は強そうです。
そして、チェストストラップの下には、縦向きのベルトが付いています。
「カラビナ」などでも、ぶら下げやすくなっていました。
見た目的にはとてもシンプルなデザインなので、通勤や通学などの普段使いでは使いやすいリュックだなと感じました。
また、アウトドアブランドながらの背負い心地の良さも、このリュックの良い所だなと感じました。
「hash DG 27」の防水性は?
「hash DG 27」には、雨が侵入しづらい「止水ジッパー」のような形状をしたジッパーが使用されています。
また、生地もしっかりとしているので、多少濡れたりしても大丈夫なように造られていました。
ただ、そうはいっても完全防水の生地という感じではありませんし、ジッパーも完全防水という物でもありません。
長時間ぬれてしまったり、ドシャ降りの雨に打たれてしまったら、さすがに濡れてしまいます。
ですので、防水性に関しては、あまり期待しない方が良さそうです。
多少の雨だったら大丈夫ぐらいで考えておいた方が良いです。
中身(メインルーム)
それでは次に、「hash DG 27」の中身(メインルーム)になります。
ダブルジッパーが使われているメインルーム内は全面に薄いパッドが入っているので、結構しっかりとした造りです。
底面を覗いてみると、「マチ」も広めに造られていました。
ここに2Lペットボトルを入れてみた所、3本は余裕で入ってくれます。
側面の「マチ」も広めなので、ジッパーもスムーズに閉まってくれました。
次に背面にあるポケットです。
背面には2つのポケットが造られていて、奥にあるポケットには「フタ」も付いていました。
この「フタ」もパッド入りになります。
ちなみに、手前側のポケットだけには、パッドが入っていません。
ここに、「15.6インチのノートパソコン」と「A4ファイル」を入れていました。
まず「15.6インチのノートパソコン」を奥のポケットに入れてみたところ、ちょうど良いサイズ感で収まってくれました。
入っている様子を写真で撮影する為に、少しパソコンの頭を出していますが、実際は頭まで全部入ってくれて、「フタ」も閉められます。
また、手前にある、パッド無しのポケットに入れてみたところ、キツメな感じでしたが入ってくれました。
このサイズのパソコンが入ってくれたので、「A4ファイル」は余裕で入ってくれました。
「A4ファイル」のサイズは、タテ31cm、ヨコ23.5cm、高さ2cmで、一般的に使われている物と同じサイズです。
また、この両方を、それぞれのポケットに入れる事も出来ました。
ここのポケットには「マチ」が無いので、2つを入れてしまうとキツメな感じにはなります。
ただ、それでもこのサイズが入ってくれました。
メインルームは、全面にパッドが入っているので、開けてもしっかりと形が残っていてくれます。
そのおかげで、荷物の出し入れもしやすかったです。
中身(サブルーム)
「hash DG 27」には、2つのサブルームが付いています。
まずは1つ目の、側面に付いているサブルームです。
シングルジッパーが使用されている、ここのサブルームを開けてみると、中身は小分けにできるポケットが複数ついていました。
伸縮性があるメッシュ生地のポケットや、ペンを差し込めたり、コード類をかけておいたりする事が出来るゴムバンドも付いています。
また、「フタ」側の下部にあるポケットには、コード類を通せる「穴」が開いていました。
ここの「穴」からコードを通すと、リュック側面にあるポケット内とつながっています。
ですので、モバイルバッテリーをサブルームに入れながら、コードだけを出す事が出来ます。
この方法を取れば、充電しながらスマホを使いつつ、邪魔になりやすいモバイルバッテリーを収納しておくこともできました。
また、この側面にあるサブルームは外側からも使いやすいので、すぐに取り出したい物を入れておくと使いやすかったです。
次は、表面に付いている、もう1つのサブルームになります。
シングルジッパーが使われている、ここのサブルームの中身は、中に仕切りがついていました。
この仕切りにはパッドも入っています。
ここに「A4ファイル」を入れてみようとしたところ、さすがにこのサイズは入らなかったです。
そこで、「A4クリアファイル」を1枚いれてみました。
「A4クリアファイル」のサイズは、タテ31cm、ヨコ22cmで、一般的に使われている物と同じサイズになります。
実際に入れてみると、入れる事は出来ましたが、少し押し込むように入れる感じでした。
ですので、スムーズに入ってくれるという感じではなかったです。
次に、ここのサブルームにこんな物を入れてみました。
・DVD+DVDサイズのノート
・新品の除菌シート+フェイスタオル
「新品の除菌シート」は100均で売っている物で、サイズはヨコ21cm、タテ11cm、高さ5cmになります。
ここのサブルームは「マチ」はありませんが、このような物でしたら入ってくれます。
側面のサブルームは荷物の整理にも役立ちますし、コードも出せるので、色々と使いやすかったです。
「hash DG 27」のサイズ感
「hash DG 27」にどれぐらいの荷物が入るのかを試してみました。
荷物の中には筆者の洋服も入れて見たのですが、筆者は主に「メンズのMサイズ」を着用しています。
入れてみた荷物がこちらになります。
【この時に入れた物】
・15.6インチのノートパソコン
・A4ファイル
・厚手のパーカー×2着
・デニムパンツ(ジーンズ)
・半袖Tシャツ
・フェイスタオル×2枚
・除菌シート(新品)
・DVD
・DVDサイズのノート
・折り畳み傘(サイドポケット)
・500mlペットボトル(サイドポケット)
これだけの物が入りました。
この量を入れつつも、パーカーが2着も入るとは思いませんでした。
27L容量にしては、多めの荷物を入れることが出来ました。
背負った時のサイズ感
「hash DG 27」を実際に背負っている状態になります。
これから出てくるのは筆者なのですが、筆者の体型はこちらになります。
【筆者の体型】
・身長:約170cm
・体重:約60kg
このような体型の筆者が「hash DG 27」を実際に背負っている状態がこちらです。
【横からの状態】
【後ろからの状態】
筆者のような体型の人が背負ってみると、こんな感じになります。
ぜひ参考にしてください。
カリマー「hash DG 27」レビューのまとめ
カリマーの「hash DG 27」を実際に使ってみて、アウトドアブランドながらの良さを残しつつ、普段使いしやすいリュックだなと感じました。
荷物の出し入れもしやすかったですし、サブルームも使いやすかったです。
また、自立がしやすいという所と、軽量な所も良い所だなと感じました。
シンプルなデザインなので、通勤や通学などでも使いやすそうですし、入る荷物量も多いので、旅行でも使いやすそうなリュックだなと感じました。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。「hash DG 27」は普段使いに特化したリュックですが、それでもアウトドアブランドらしい背負いやすさや軽量な所を詰め込まれたリュックだなと感じます。
そして、本当に27Lか?と思うぐらい、多い荷物が入るのも良かったです。
同じ容量でも、違うメーカーだとこの量が入らない物もありますからね。
スッキリとしたデザインで使いやすかったので、良いリュックだなと感じました。