SPYのスノーボード ゴーグル、「CRUSHER ELITE(クラッシャー エリート)」を実際にスキー場で使ってきました。
今回筆者は、スノーボード試乗会で使ったのですが、視界の広さにストレスはなくて、使いやすさも損なわないゴーグルだなと感じました。
ゴーグルに欲しい要素は組み込まれていましたし、これで約1万円は嬉しいところだなと感じます。
また、ゴーグル上部のメッシュ生地が破れづらい構造で、長持ちしやすいのも良かったです。
そんなCRUSHER ELITEを使ってきたので、以前スノーボードショップでゴーグルやグローブなどの担当として働いていた筆者が、SPY(スパイ)のCRUSHER ELITE(クラッシャー エリート)を色々とレビューしていきます。
良かったら参考にしてください。
SPYのCRUSHER ELITE(クラッシャー エリート)をレビュー
・今回レビューするのはこちらです
フレームがあるモデルで平面レンズのCRUSHER ELITE(クラッシャー エリート)。
はじめて見た時には、いたって普通のゴーグルだなという印象です。
大きさ的には、大き過ぎず、小さ過ぎずの、ミディアムサイズといった感じのゴーグルでした。
実際に付けてみた時の視界は、もの凄く広いという感じでもなかったです。
とは言っても、視界を妨害するような物はなく、狭いといった感じはありませんでした。
滑っている時の横の視界は、狭いという感じはなかったです。
また、上下の視界も普通な感じで、狭さを感じる事はありませんでした。
ただ、やはり凄く広いとは感じられず、顔を動かさずに目玉だけを動かすと、フレームが見えるという感じになります。
滑っている時の視界でストレスになるような感じはありませんが、ふと気になることはあるかなといった感じでした。
あくまでも個人的な感覚なので、気にならない人も、もちろんいると思います。
手で持ってみると、重いという感じはありませんでした。
重量感は、重過ぎず、軽過ぎずの普通な感じです。
顔に付けている時も重いという感じはせず、いたって普通かなという感じでした。
今回使ったCRUSHER ELITEは日本正規品でしたので、スポンジがASIAN FITになっていました。
鼻の高さが標準的な筆者としては、鼻への当たりも良くて、フィット感は良かったです。
ゴーグルを上部から見てみると、メッシュ生地の他に、フレームと同じ材質のカバーが付いていました。
間隔をあけながら、カバーにも通気口の穴が開いています。
ゴーグル内の空気循環をしつつ、メッシュ生地が破れづらい造りです。
ここのメッシュ生地は雪が付いたり、凍ったりしやすいので、傷みやすい箇所でもあります。
そのメッシュ生地をカバーすることによって、ゴーグルが長持ちしやすいのは良いなと感じました。
そして、CRUSHER ELITEのベルトは、バックルタイプのベルトが付いていました。
1本タイプのベルトではないので、脱着はしやすいです。
また、ベルトの裏側にはシリコンが付いていたので、転んだ時にゴーグルが外れづらいようになっています。
シリコンに関しては、他のゴーグルと変わらないかなと感じました。
今回使ったレンズは、「HD ROSE w/DARK BLUE SPECTRA」というカラーレンズになります。
色味は少し濃いめな感じで、若干の暗さを感じましたが、雪が降ったこの日でも見づらいという事はなかったです。
また、SPYのレンズの内側には、SPY独自のくもり止め技術が使われていますが、CRUSHER ELITEにもその技術が使われています。
・SPYのレンズカラーのチャートと、詳しい曇り止め技術は公式サイトでご確認ください。
もちろん、使う本人も曇らないように工夫する必要もありますが、その技術が使われている事で曇りの軽減をしてくれます。
ちなみに、この日は雪が降っていましたが、使った時はくもりませんでした。
ミディアムサイズのゴーグルなので、凄く広い視界という感じではありませんが、滑っている時のストレス感はなかったです。
また、ASIAN FITでフィット感が良かったり、ゴーグルの脱着がしやすかったりしたので、使いやすさはあるなと感じました。
SPY独自の見やすさなどの技術も使われているので、これで値段が1万円以下は嬉しいポイントだなと感じます。
そして、海外メーカーらしいデザインも良かったです。
CRUSHER ELITEはヘルメット対応
CRUSHER ELITEはヘルメット対応になっていました。
フレームからのベルトの出方も、ヘルメットのフチに当たりづらい造りです。
ベルトが外側に開くようになっていたので、ヘルメットの上から付けられます。
ただ、ベルトにバックルが付いているので、ヘルメットの裏にあるベルトストラップに収まらないこともあります。
もちろん、バックルがストラップに収まるヘルメットもありますが、中には収まらないヘルメットもあります。
ヘルメットのベルトストラップに収まらない時は、ストラップの上から付けるようになります。
ですので、ヘルメットに対応はしていますが、ベルトに関しては少しデメリットがあるかなと感じました。
レンズ交換は簡単ではない
CRUSHER ELITEのレンズ交換は、簡単とは言えませんでした。
マグネットやワンタッチで外せる構造ではなく、フレームの溝にレンズをハメ込むタイプです。
ですので、「誰でも簡単にレンズ交換が出来るか?」と聞かれると、「簡単ではなく、少しコツが必要」というのが答えになります。
この辺りはデメリットかなとも感じます。
ただ、レンズ交換は慣れてしまえば誰でもできるようになります。
フレームの溝にレンズを入れ、凹凸を合わせてハメ込むだけですからね。
ですので、凄く簡単にできるという感じではありませんが、慣れてしまえばレンズ交換の時間はかかりません。
SPY「CRUSHER ELITE」レビューのまとめ
SPYの「CRUSHER ELITE」を使ってみて、視界は凄く広いわけではありませんが、それでもストレスはなく、使いやすさも考えられているゴーグルだなと感じました。
ゴーグル上部にカバーが付いていたので、壊れづらく、長持ちしやすいのも良かったです。
ただ、レンズ交換が簡単ではないという点もありました。
それに、ヘルメット上から付ける時にバックルが邪魔になりやすいので、その辺りはデメリットかなと感じます。
とは言っても、レンズ交換は慣れてしまえば、すぐにできます。
また、ヘルメットのストラップの上からでも付けられるので、その辺りは工夫で何とかなるかなとも感じました。
CRUSHER ELITEは、値段が安めだからと言っても、ストレスを感じるような部分が少なかったです。
むしろ、視界の広さ的にも問題なくて、使いやすさやSPY独自の見やすさもありました。
デザインも良かったので、約1万円という値段を考えたら、十分良いゴーグルだなと感じました。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。CRUSHER ELITEをはじめて見た時には普通のゴーグルだなと感じましたが、値段を聞いたら驚きました。
単純に安いだけではなく、SPYの技術が使われているのは嬉しいところです。
スゴイ技術が詰まっているという感じでなかったですが、ゴーグルとしては十分な性能が組み込まれているゴーグルでした。