スノーボードのグローブの中には3本指の「トリガー」タイプもありますが、5本指かミトンを使っていた方に関しては、どんな感じなのか想像がしづらいタイプのグローブですよね。
3本指のトリガーグローブを「使ってみようかな」と思っても、やはり使った感じが分からないと手が出しずらいと思います。
筆者は以前、スノーボードショップでゴーグルやグローブなどのアクセサリー担当として働いていた経歴があり、実際にトリガータイプのグローブを使った事があるのですが、この3本指タイプのグローブは「使いやすい!」と感じました。
そこで、実際に3本指のトリガーグローブをスノーボードで使ったことがある筆者が、使った感じのレビューを含めて、メリット、デメリットをご紹介していこうと思います。
よかったら参考にしてみてください。
3本指トリガーグローブをスノーボードで使うメリット・デメリット
3本指トリガーグローブをスノーボードで使った時のメリット、デメリットをご紹介する前に、実際に筆者が使ったグローブをご紹介しておこうと思います。
実際に使ったグローブはこちらです。
ブランド | HESTRA(ヘストラ) |
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モデル | 3FINGER FULL LEATHER |
ご存じの方も多いと思いますが、ヘストラのグローブを実際に使いました。
そして、初めにトリガータイプのグローブを使ったうえでの感想を言いますと、使いやすい!というのが結論になり、その他に感じたのが次のような感じです。
※メリット・デメリットと表現するのが合っているのか分かりませんが、他の表現方法が思いつかなかったので、このような表現にしました。
【メリット】
・親指と人差し指が独立して使いやすい
・保温性は失われない(メーカーによって変わる)
・滑っていても違和感はない
・レザーグローブのメンテナンスがしやすい
【デメリット】
・はじめだけ違和感がある
・3本の指がまとまるので、ミトンが苦手な人は合いづらい
今まで5本指、ミトンと、両方のグローブを使った事がありますが、このトリガータイプも使いやすいですし、これからこのタイプを使おうかなと考えている方には使いやすいグローブだなと感じました。
ただ、ミトンタイプが苦手な人には合わないかなとも感じます。
この辺りの詳しい事を、順を追ってご紹介していきます。
着け心地の違和感は?
グローブの指の形状が3本に別れているこのタイプのグローブですが、実際に初めて手を入れてみると面白い感覚になります。
親指と人差し指は自由に動くのに、他の指はまとまっているという、今まで感じた事が無い感覚になりました。
日常でこのタイプの感覚を感じられる物は見かけませんからね。
5本指グローブは指がバラバラ、ミトンは親指だけが自由なので、これはなかなか感じられない感覚です。
正直、初めて手を入れた時には少し違和感がある方もいると思います。
とは言っても、何もつけてない状態でも何となくは分かる事ですけどね。
ただ、入れた瞬間は面白い感覚ですが、手を入れて少し経つと慣れてきますし、初めに感じた違和感もすぐになくなってきました。
実際にトリガータイプのグローブを着けて滑ってみても、特に違和感も無く、普通通りに滑る事ができます。
初めてトリガータイプのグローブを着けて滑る時に、「違和感があったら嫌だな」と思っていましたが、いらない心配でした。
ただし、「全部の手の指は自由にしたい」という方には使いづらいかなという感じです。
その理由は、親指、人差し指は独立していますが、他の3本指はまとまってしまうからです。
言ってしまえば、「ミトン」タイプのグローブに似ているような感じなので、「ミトンのまとまっている感覚が苦手」という事でしたら、5本指グローブの方が合いやすいです。
筆者は、ミトンの感覚でも問題ないので、このトリガータイプのグローブも違和感なく着ける事が出来ました。
使いやすさは?
3本指トリガーグローブのメリットの1つは、この使いやすさだと感じました。
実際にトリガータイプのグローブに手を入れてみると、「使いやすそう」という感覚が生まれました。
個人的な意見になりますが、滑っている時に使う指はビンディングの取り外しぐらいしか使わないので、親指と人差し指が動けば十分です。
ですので、このグローブに手を入れた時、初めは少し違和感がありましたが、少し経つと使いやすそうだなという感じになりました。
また、実際にスキー場で使って滑ってみると、手に違和感はありませんし、むしろ2本指が自由に動くので使いやすかったです。
ちなみに、筆者はポケットから物を出す時には、グローブを外す派です。
ポケット内が濡れちゃいますからね。
「他の3本指がまとまっているから使いやすい」という感じにはなりませんが、滑っている時に困る事もありませんし、メインに使う2本の指が独立している事で使いやすさがあるタイプのグローブです。
保温性は?
「親指と人差し指が独立しているので、独立している所だけ寒さを感じやすいのか?」と言ったら、そんな事はありません。
親指以外の指がまとまっている「ミトン」タイプのメリットは、まとまっている分、保温性が高いという所ですが、この「トリガー」でも保温性を失う事はありません。
もちろん、各メーカー事に使っている素材や、機能性で左右することがありますが、トリガータイプだから寒くなるという事はなく、しっかりと保温性もあります。
むしろ、3本指はまとまっているので、5本指グローブよりかは保温性が高くなっています。
ですので、トリガータイプでも保温性は十分確保できますし、もし寒いとなったら、それはメーカーが使っている素材の違いになります。
レザーの場合、ワックスが塗りやすい
今回使ったヘストラのグローブの素材はレザーだったのですが、レザー素材のグローブには「ワックス」や「油(オイル)」を塗るというメンテナンスが必要になります。
メンテナンスをすることでグローブが長持ちしますし、長く使う事でレザー特有の「雰囲気」も出てくるので、見た目的にもカッコよくなります。
このメンテナンスをする時に、トリガータイプの場合は人差し指が自由に使えるので、油も塗りやすくなるのです。
もちろん、5本指グローブでもやりやすいですが、ミトンタイプの場合はこのメンテナンスがしづらくなります。
ですので、ミトンタイプと比べるとになってしまいますが、このようなメリットもあります。
5本指、ミトンとの違いは?
5本指グローブとミトンとの違いは、見た目もそうですが、やはり使いやすさの違いが1番変わります。
使いやすさの順番はこんな感じになります。
【上から使いやすい順】
1・5本指
2・トリガー
3・ミトン
使える指が多い分、使いやすさは上がるので、使いやすさを重視に考えている場合には5本指タイプ。
また、繰り返しになりますが、トリガーはミトンのように指をまとめる感じにもなるので、ミトンが苦手な方にも5本指タイプの方が合いやすいです。
ミトンを今まで使っていた方に関しては、人差し指が自由に使えるようになるので、使いやすさはグッとアップします。
もちろんトリガータイプでも十分使いやすいですし、ミトンが苦手ではないという方でしたら、5本指タイプを使っていた方でも問題なく使えます。
ただ、「3つのタイプの違いは?」と聞かれたら、このような違いが出てきます。
まとめ
ここまでの事をまとめたうえで、始めに書いたメリット・デメリットの結果になります。
【メリット】
・親指と人差し指が独立して使いやすい
・保温性は失われない(メーカーによって変わる)
・滑っていても違和感はない
・レザーグローブのメンテナンスがしやすい
【デメリット】
・はじめだけ違和感がある
・3本の指がまとまるので、ミトンが苦手な人には合わない
3本指トリガーグローブは、まさに「5本指」と「ミトン」の良い所を融合したグローブだと筆者は感じました。
意外と違和感はありませんし、むしろ使いやすいタイプなので、トリガータイプのグローブを使おうか迷っていて、ミトンタイプが苦手ではない場合でしたら使いやすいです。
最後に
最後までお付き合い頂きありがとうございます。トリガータイプのグローブは、個人的には使いやすいグローブでした。見た目的にも面白い形ですしね。
グローブの形1つで見た目の印象も変わりますので、もしもトリガータイプ良いなと思いましたら、ぜひ使ってみてください。
この記事で、トリガータイプのグローブに悩んでいる方の、お役に立てればと思います。