低価格なスノーボード商品を販売しているHIMASS MANIA(ハイマスマニア)の「HIMANIゴーグル」を実際に購入しました! 今まで使った事が無かったブランドですが、どんな物か興味があったゴーグルの1つです。
値段の安さが売りのようなブランドですが、他の商品を見ると評価も高いので何かと気になるスノーボードのゴーグルでした。
「ハイマスマニア」のゴーグルはネット販売のみなので、試着が出来ませんが、値段が安めなので買って使ってみました。
そこで今回は、以前スノーボードショップでゴーグルやグローブ、プロテクターなどのアクセサリー担当として働いていた経歴がある筆者が、その時に得た知識、経験を活かして「HIMANIゴーグル」をレビューしたいと思います。
よかったら参考にしてみてください。
ハイマスマニアの「HIMANIゴーグル」をレビュー!
ハイマスマニアが展開している「HIMANIゴーグル」の魅力の1つが、自分好みのデザインを選ぶ事が出来るという所だと思います。
フレームの色、ベルトの色、レンズの色を好きなように組合す事が出来るので、他の人とかぶりずらいゴーグルを選ぶ事ができます。
今回筆者が選んだのは以下のような感じです。
フレーム: ブラック
ベルト: リーフカモ
レンズ: レッドレボ
これを組み合わせたのが、こちらになります。
ハイマスマニアはネット専門のショップになりますので、店頭で実際のカラーなどを確認することができません。
ですので、ネット上で自分が選んだ物を参考にする感じになります。
ちなみに、楽天市場やYohoo!ショッピングの「HIMANIゴーグル」ページの下部で色々と色を試す事ができます。
実際に筆者が選んだ時の画像がこちらです。
ゴーグルが届いて感じたのが、「画像の物と違いがない」という所です。
ネットで他のゴーグルを見ていると、たまに色味が若干変わってしまっている物もありますが、このゴーグルに関してはほぼ変わらない物が届きました。
この辺りはありがたい所ですね。
そして、実際にゴーグルをかけてみた所、「思ってたよりも良いな」という感覚でした。
低価格のゴーグルの場合、顔に当たるスポンジが硬すぎたり、バックルなどすぐに壊れそうな感じの物などがあったりするのですが、このゴーグルに関しては、しっかりとした造りで、フィット感的にも問題ない感じでした。
ちなみに、鼻に当たるスポンジは「アジアンフィット」になっています。
バックルはこんな感じでしっかりしています。
ベルトの裏にはシリコンが付いているので、転んだ時のゴーグル飛びを防止してくれそうです。
視界の広さは、とても広いとは言えませんが、狭くもなく、滑るうえでは何も問題が無い広さになっています。
個人的には十分使いやすい広さだなと感じました。
今回筆者が選んだレンズは「レッドレボ」という、いわゆるレッドミラーを選んだのですが、覗いた時の感じは、若干ブルーが入るスモーク色という感じでした。
あまりうまく写真が撮れなかったのですが、こんな感じになります。
色味的には薄めの感じで、どちらかといったら「暗め」なレンズになります。
晴天~薄い曇りぐらいが使いやすそうな感じのレンズですが、雪が降っている時には暗すぎるかなといった感じがしました。
もしも全部の天気を出来るだけカバーできるレンズが欲しい場合は、「オレンジ」や「ピンク」のレンズを選ぶ方が良さそうです。
ちなみに、付属で付いてくるゴーグルケースの布も、意外としっかりしています。
正直、もっと安っぽいケースなのかなと思っていましたが、レンズ拭きにも使えますし、他のブランドと同等の物が付いてきました。
ゴーグルをバラシてみた
「HIMANIゴーグル」は、「フレーム」、「ベルト」、「レンズ」が全てばら売りもしています。
「レンズ」、「ベルト」の別売りはよく聞きますが、「フレーム」の別売りは初めてです。
ゴーグルを購入しても、その後に色々とカスタマイズできるように販売しているようですが、それぞれが簡単に外したり、組み立てたりできるのか実際にやってみました。
まずはレンズです。
これは簡単に外すことが出来ましたし、取り付けも簡単なのですが、正直、これはレンズ交換に慣れている筆者だからかなとも感じます。
現在販売されているゴーグルは、マグネットを使用していたり、ワンタッチでレンズが外れる物や、簡単にレンズ交換できる物もありますが、このHIMANIゴーグルは、いわゆる「標準的」なゴーグルになります。
もちろん、現在でも同じような「標準的」なゴーグルもあるので、特別難しいという訳ではありませんが、レンズ交換をした事が無い方にとっては、少し慣れが必要かなとも感じます。
ただ、慣れれば簡単にレンズ交換はできるようになると思いますし、レンズ交換に慣れている方でした問題なさそうです。
そして次にベルトの取り外し。
これがかなり苦戦しました!
筆者自身が慣れていないという事もあると思いますが、「どーやったら外れるんだ!?」とかなり時間がかかってしまいました。
結果的に、ベルトが通っている隙間に、「ペンチの取っ手」を入れて広げ、パワー勝負で取り外した感じです。
公式サイトに取り付けの方法が動画でアップされているのですが、取り外しが無かったので、「取り外し方もあればな・・・」といった感じです。
ですので、交換ベルトを購入する際には、自分で取り外せるかを1度試してから購入した方が良さそうです。
ちなみに、取り付ける時は、少し苦戦しましたが、外す時よりは時間がかかりませんでした。
ヘルメットはいける?
スノーボードをする時にヘルメットをかぶる方も多いと思いますが、このゴーグルに関しては結構キツイです。
その理由が2つあります。
・ベルトが短い
・後ろがバックルの為、ヘルメットストラップにハマりづらい
まず、ゴーグルのベルトの長さが結構短めです。
最大に伸ばした場合でも、ヘルメットに周りますが、かなりキツイ状態になります。
この辺りは他のゴーグルとも比べてみました。
比べたのは「DRAGON」のゴーグルです。
DRAGONも比較的に短めとは言われていますが、それよりも短めになります。
ですので、ヘルメットの上からかける場合には、結構きつめになります。
また、ベルトがバックルなので、ヘルメット後ろにあるストラップの当たってしまうので、しっかりと固定がしずらくなってしまいます。
「延長ストラップ」があればこの辺りは改善されるかもしれませんが、この記事を書いている現在はありませんので、ゴーグルをヘルメットの上からかけるのは難しいです。
しかし、「ヘルメットの下」にゴーグルを着ければ問題なく使えるので、ゴーグルを着けてからヘルメットをかぶるようにした方が良さそうです。
実際にスキー場で使ってきました
今回このゴーグルを使った時の天気が、1日を通して曇りで、時々晴れるという天気でした。
まず、つけて滑った感じが、特に問題が無い視界の広さという事。
とても広いという訳でもなく、視界が狭くて見づらいという事もありませんでした。
有名ブランドの場合、すごく広い視界を確保してくれるゴーグルもありますが、それと比べてしまったら劣ってしまうかなといった感じです。
ただ、狭くて見づらいから転んでしまうとか、他の人とぶつかりやすいなどといった事は全く無く、十分使いやすい視界の広さです。
また、レンズカラーに関しては、今回のような暗い曇りでは少し見づらいかなと感じました。
ゴーグルを覗いた時の色味に関しては薄めですが、個人的にはやはり暗さを感じます。
暗くてとても見づらいという事を言っている訳ではなく、もう少し明るさがあった方が見やすいなといった感じです。
とは言っても、時々晴れた時でしたら見やすかったですし、薄い曇りでしたら問題無く使う事が出来ました。
ゴーグルのフィット感も問題無く良かったので、実際に使ってみて、やはりコスパが高いなと感じました。
「HIMANIゴーグル」レビューのまとめ
実際にこのゴーグルが手元に来た時には、想像以上に良い物が届いたなという感じでした。
始めは、「フレーム」、「レンズ」、「ベルト」が自由に決められるという、面白そうという所から購入してみたのですが、これはとても有りだなと感じました。
正直な話し、同じようなクオリティーでもっと値段が高いゴーグルを筆者は見たことがあります。
俗にいう、「ブランド」で値段が高くなっているゴーグルです。
HIMANIゴーグルの場合、フレームやレンズによって値段は変わってきますが、それでもこの価格はかなりコスパが高いゴーグルだと筆者は感じました。
自分好みに合わせて作れるという所も面白いですしね。
ゴーグルも問題無く使う事が出来たので、値段を考えたら十分クオリティーが高いゴーグルだなと感じました。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。このゴーグルは個人的には結構気になっていたゴーグルの1つでした。
値段が低価格なブランドですが、ネットで色々な商品を見ていたら評価が高いですからね。
実際に使ってみても、やはりクオリティーの高さに驚きでした。
もちろん、高性能で値段が高い有名ブランドと比べてしまうと、性能は劣ってしまいます。
ただ、先ほども言ったように、このクオリティーと同じレベルでもっと値段が高いゴーグルもあります。
それを考えたら、このゴーグルはかなりコスパが高いなと感じました。