スケートボードを買った時に起こりやすいのが全然曲がらないや、曲がりづらいという問題です。新品で買ったのに不良品かな?なんて思いやすいですが、簡単な調整で直る事があります。
この記事を書いている筆者は、スケートボード歴が10年以上で、現在でも滑り続けている経験者になります。
そんな筆者が、スケートボードが曲がらない、曲がりづらい時の解決方法をご紹介していきます。
スケートボードが曲がりやすくなる調整方法を知りたいという場合でしたら、ぜひ参考にしてみてください。
スケートボードが曲がらない、曲がりづらい時に調整する方法
スケートボードが曲がらない、曲がりづらい時の調整方法を説明していきます。
使う装具は、ペンチでも専用の道具でも、「ナット」を回せる物ならなんでもOKです。
買ったばかりのスケートボードが曲がらない、曲がりづらい場合は、下の写真の部分のナットを緩めてみてください。
ここを緩める事で、調整する事が出来ます。
ここのナットを緩めると、下に付いている「ブッシュ」というゴムの部分の圧迫を減らす事が出来ます。
ブッシュとはこの部分になります。
・ブッシュの上下に付いている金属は、メーカーによって変わる場合があります
スケートボードに乗っている時の曲がる原理は、このブッシュが中心となって、体重移動によって左右に曲がれるようになります。
ですので、ブッシュをきつく締め過ぎている状態ですと、ブッシュがガッチリと固定されてしまい、曲がれない状態になってしまいます。
ブッシュの圧迫を減らしてあげる事で、左右に動きやすくなります。
また、ブッシュを調整する場合には、両方のトラックのブッシュを調整するようにしてください。
片方だけのトラックを調整しても、片方が硬いままなので、曲がりづらさが残ってしまいます。
ですので、2つのトラックに付いているナットを、同じぐらい緩める事で、曲がりやすさが出てきます。
ここで1つ注意点があります。
・ナットを緩め過ぎない
調整している時に緩め過ぎてしまうと、今度はグラグラしすぎて乗りづらくなってしまう場合があります。
ですので、ナットを緩める時は少しずつ調整してください。
もしも緩め過ぎてしまった場合、ナットを締めていけば直す事が出来ます。
・ナットを緩める → 左右の動きが柔らかくなる
・ナットを締める → 左右の動きが硬くなる
スケートボードが曲がらない、曲がりずらい時や、調整したい時には、ぜひ試してみてください。
ちなみに、調整する所のナットの名前は「キングピンナット」と呼びます。
「キングピン」とは、ブッシュが入っている棒の部分の名前で、それを留めるナットなので「キングピンナット」という名前です。
ナットを緩めても曲がらない、曲がりづらい場合
キングピンナットを緩めても、スケートボードが曲がらない場合で考えられる事は、ブッシュ自体が硬すぎる事が原因です。
ブッシュは柔らかい物から硬い物まで色々と販売されています。
・「ブッシュ」には硬い物、柔らかい物がある
スケートボードやトラックだけを買った場合、基本的には「中盤の硬さ」のブッシュが使われていますが、人の体重や、乗り方によって硬さの感じ方は変わります。
ですので、ナットを緩めても曲がらない、曲がりづらいという事であれば、柔らかいブッシュに交換する事で解決してくれます。
ナットを緩める事が出来ない場合
販売されているスケートボードの中には、ナットがかなり硬くて動かないもがあります。
それは、以下のような物です。
・激安のスケートボード
・おもちゃのスケートボード
このようなスケートボードの場合、調整出来ない可能性もあるので、ナットが緩められない場合があるのです。
そのような場合は、トラックの交換が必要です。
トラックとはこの部分です。
また、トラック交換出来ない場合は、スケートボードの全てを買い直すしか方法はありません。
ブッシュが新品だと馴染んでいない可能性もある
新品の状態ですと、ブッシュがまだ馴染んでなくて曲がりづらいという場合もあります。
このような場合でしたら、使っているうちに馴染んできます。
ブッシュはゴム製なので、やはり始めは硬さがあります。
スケートボードの上で、左右に体重移動すれば馴染みやすくなるので試してみてください。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。ブッシュを調整する事は誰でも簡単に出来る事なので、ぜひ調整してみてください。
この記事で、スケートボードが曲がらない、曲がりづらい事で困っている方の、お役に立てればと思います。