スノーボードの時に1番下に着るファーストレイヤーは、快適に楽しむための大切なアイテムです。
保温性が優れていることはもちろんの事、汗で冷えないような素材を使っている物の方が快適に楽しむ事ができます。
そんなファーストレイヤーとして、ヒートテックを使っている人も少なくはないと思います。
現在持っている人にとっては手軽ですし、持っていない人でも手を出しやすいですからね。
ただ、そんなヒートテックですが、色々な所から言われている事がスノーボードに不向き。
これは、筆者も同意見です。
筆者は10代後半からスノーボードをはじめ、現在30代中盤になっても滑り続けています。
また、筆者は以前、スノーボードショップでゴーグルやグローブ、プロテクターなどのアクセサリー担当として働いていた経歴があります。
そこで、そんな経歴をもつ筆者が、ヒートテックではなく、スノーボードで着るおすすめのファーストレイヤー(インナーウェア)をご紹介していきます。
良かったら参考にしてみてください。
スノーボードで着るファーストレイヤーの選び方
はじめに、スノーボードで着るファーストレイヤーの選び方をご紹介します。
ファーストレイヤーとは、肌着のことを言います。
「ベースレイヤー」「インナーウェア―」という言葉もありますが、どれも同じで、1番はじめに着る肌着の事を言います。
直接肌に触れる大切な物になりますので、ファーストレイヤー次第でスノーボードの快適性が変わってきますし、物によっては体の動かしやすさも変わってくる大切な部分になります。
スノーボードで使うファーストレイヤーに必要な性能
スノーボードで使うファーストレイヤーに必要な性能をご紹介します。
スノーボードは少なからず汗をかく遊びです。
これは晴れている時でも、雪が降っている時でも同じ事が言えます。
以前、「スノボは汗をかく!いつ暑くなりやすいのか場面を紹介します!」という記事を書いたのですが、寒いスキー場で汗をかくスノーボード着るファーストレイヤーは性能が大切です。
そんなスノーボードに必要なファーストレイヤーの性能は、次のような感じになります。
・保温性
・吸汗速乾
・ストレッチ素材
保温性も大切ですが、蒸れたり濡れたりしないように、汗などの無駄な水蒸気を外に排出する性能も必要になってきます。
また、スノーボードは凄くたくさん動くので、動きやすいストレッチ素材が大切です。
この3つの性能があれば、次のようなメリットがあります。
・暖かい
・ファーストレイヤーが体にベタベタ付かない
・汗冷えを防いでくれる
・動きが邪魔されずに楽しみやすい
・晴れても雪が降っても1日快適に過ごせる
ファーストレイヤー1枚で快適性は変わるので、保温性だけではなく、吸汗速乾、ストレッチ素材の物を選ぶのが大切です。
ユニクロのヒートテックはスノーボードでは止めた方が良い
スノーボードをする時には、ユニクロのヒートテックは止めておいた方が良いです。
その理由がこちらです。
・ユニクロのヒートテックは汗を吸って発熱する「吸湿発熱繊維」を使用している
汗を吸って発熱するという事は、水分を吸い続けるという事です。
また、全ての物が同じという事ではありませんが、繊維の性質上、吸水性にも限度があり、限度を過ぎると発熱がしずらくなってしまいます。
こうなってくると、発熱をしなくなってしまい、最終的にはヒートテックが濡れた状態を保ち続けるという事になります。
以前、「スノボは汗をかく!いつ暑くなりやすいのか場面を紹介します!」という記事も書いたのですが、スノーボードは汗をかきやすいです。
それは、晴れた日はもちろんの事、雪が降っている寒い日でも汗をかくことがあります。
寒いスキー場では、体の冷えにもつながりやすく、湿っている物で不快な感覚になってしまいます。
・ヒートテックを着る
↓
・汗でヒートテックが発熱する
↓
・暖かい
↓
・更に汗をかく
↓
・繊維の吸汗が限界を超える
↓
・着ている物が湿った状態
↓
1・滑っている時は蒸れてサウナのような状態
2・寒い所で冷えると湿っているからすぐに冷える
↓
・不快感、汗冷え
このような感じになってしまいます。
ヒートテックは、普段の生活でしたら素晴らしい物ですが、体を動かして汗が出やすい状態のスノーボードには不向きな物になります。
スノーボードで着るおすすめのファーストレイヤー6選
ここからは、スノーボードで着るおすすめの「ファーストレイヤー」をご紹介していきます。
どれも「保温性」「吸汗速乾性」「ストレッチ素材」の全てに当てはまる物になります。
また、「透湿性」にも優れた物も含まれていますので、スノーボードで使用するには最適な物です。
・「透湿性(とうしつ・せい)」とは、汗などの無駄な水蒸気だけを外に排出してくれる性能で、体をドライでサラサラな状態を維持してくれる性能です。
これからご紹介する物の中には、筆者自身が使っている物や、筆者の友達が実際に使っている物もご紹介していきます。
快適なスノーボードを楽しむ為に参考にしてみてください。
BURTON
スノーボードのトップブランド「BURTON」が出しているファーストレイヤーになります。
種類が数パターンあるので、自分のスタイルに合わせて生地の素材や暑さを選ぶ事が出来ます。
公式サイトはこちら↓
Midweight Base Layer Crew
個人的に1番おすすめ!
BURTONのファーストレイヤーの中では、中間の生地の厚さになります。
透湿性、保温性、伸縮性が高く、肌寒い日から寒い日にまで対応する万能なタイプです。
優れた吸汗性や防臭加工で、ストレッチ素材で動きやすさもあります。
晴れている時でも、雪が降っている時でも、どんな天気でも対応しやすいオールランドモデルになります。
実際に筆者も購入して1シーズン使いましたが、雪が降っていても暖かくて、汗をかいてもサラサラの状態を保ってくれるので、ストレスなく滑る事が出来ました。
こちらはレビュー記事も書いたので、良かったら参考にしてみてください。
Lightweight Base Layer Crew
BURTONのファーストレイヤーの中で1番薄い生地のファーストレイヤーになります。
BURTONのファーストレイヤーの中で最も高い透湿性を持ち、最も伸縮性に優れたベースレイヤー素材で、汗を素早く外部へと逃がす特性も備えています。
生地は薄めですが保温性もあり、暖かい日やパークメインで滑る時には1番役に立ちやすいファーストレイヤーです。
THE NORTH FACE
アウトドアブランド「THE NORTH FACE」は、性能が優れたファーストレイヤーを展開しています。
中でも、「ロングスリーブ ウォームクルー」は【光電子®】という、特殊セラミックスの働きで、体が発する遠赤外線のエネルギーを利用して体の芯まで温めるハイテク繊維を使用しているので、保温性は間違いありません。
更には、汗など水分の蒸散性、速乾性を向上させる機能もありますので、暖かくて、体をサラサラなドライの状態で保ち続けてくれます。
また、静電気を抑える性能があるので、着る時に起こりやすいパチパチ感も抑えられています。
実際に筆者の友達も使っているのですが、満足していると言っています。
裏地は細かい起毛生地で保温性はありつつも、汗をかいてもサラサラの状態をキープし続けてくれます。
ストレッチ素材なので、滑っている時もストレスなく楽しむ事が出来ます。
mont-bell
アウトドアブランドの「mont-bell」のファーストレイヤーになります。
mont-bellにも、スノーボードで使いやすい物が数種類展開されています。
・mont-bellのファーストレイヤーは、amazonや楽天などで販売されている数が少なくて、直接飛ぶリンクが張りづらいので、公式ページを貼っておきます。
ジオライン EXP. ラウンドネックシャツ
mont-bellの中で人気が高い「ジオライン」シリーズの中で、1番厚手のファーストレイヤーです。
厳寒地での着用を前提に考えられた保温力で、厚手ながら、軽量でストレッチ性に優れるため、重ね着しても軽快です。
ジオライン M.W. ラウンドネックシャツ
「ジオライン」シリーズの中で生地の厚さが中間のファーストレイヤーです。
適度な保温力を持ち、素早く汗を吸水拡散して素肌を常に乾いた状態に保ちます。
筆者の友達も実際にスノーボードをする時に着ていて、とても良いと言っていました。
ジオライン L.W.ラウンドネックシャツ
「ジオライン」シリーズの中で1番生地が薄いモデルになります。
軽量で速乾性に優れているので、寒い季節の激しく汗をかく運動には最適です。
オールシーズン活躍する汎用性の高いモデルです。
また、薄手で、伸縮性にも優れ、重ね着がしやすくなっています。
公式サイトはこちら↓
【モンベル公式サイト】
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。見た目が重要視さえやすいスノーボードですが、滑る所は天気が変わりやすい雪山です。
暖かい時でも、寒いときでも、体を快適にして、スノーボードを更に楽しんでもらえたらなと思います。
この記事で、スノーボードのファーストレイヤーに悩んでいる方の、お役に立てればと思います。