スケートボードには「クルーザー」という物がありますが、クルーザーでも楽しめる事が色々とあります。筆者もクルーザーを持っていますが、場所によってはクルーザーで楽しんだりしています。
気持ちよく滑りながら楽しめるのがクルーザーの良いところですからね。
そんなクルーザーですが、中にはどんな楽しみ方ができるのかを知りたいという方もいると思います。
そこで今回は、スケートボードのクルーザーの楽しみ方をご紹介したいと思います。
良かったら参考にしてみてください。
スケボークルーザーの楽しみ方
滑っているだけでも気持ちよくて楽しいクルーザーですが、クルーザーでも色々な楽しみ方ができます。
街中などで滑るだけではなく、色々な挑戦ができたり、滑りながら変わった地形を楽しむ事もできるのです。
また、オーリーをしなくても楽しめることがたくさんありますし、パークに行っても楽しめる物がたくさんあります。
そんなクルーザーの楽しみ方を順番にご紹介していきます。
クルーザーでオーリー(ジャンプ)はできる?
スケートボードでジャンプする事をオーリーと言いますが、クルーザーでオーリーはできるのか?
これに関していえば、次のような回答になります。
・クルーザーの種類による
・ストリート用と比べると難易度が高い
クルーザーと一言で言っても、色々とデッキの種類があります。
その種類によってオーリーの難易度が変わってきます。
【出来ない事はない】
・ストリートデッキを使ったクルーザー
・オールドスクールデッキを使った太いクルーザー
【難易度がとても高い】
・ペニーのようなミニクルーザー
【できない】
・サーフスケートのような長いクルーザー
このような感じになります。
ストリートデッキやオールドスクールデッキを使ったクルーザーだとしても、技などをメインとするスケートボードと比べると難易度は高いです。
その理由は「ウィールの大きさ」です。
クルーザーの場合、滑りをスムーズにするため、大きめの「ウィール(タイヤ)」にする事が多いので重さがあります。
また、ウィールが大きいと、デッキと地面が遠くなり、弾きづらくなるというのもあります。
オールドスクールデッキの場合、デッキ、トラックも大きくなるため、更に重さが増します。
もちろん、練習することで出来るようにはなりますし、少しぐらい飛ぶことはできますが、それでも技をメインするスケートボードよりは難しいです。
ただ、ストリートデッキの場合、ウィールを替えるだけで「オーリーがしやすいクルーザー」は造ることができます。
もしもご興味あれば、こちらを参考にしてください。
そして、ミニクルーザーの場合は、小さいので難易度は更に高くなります。
サーフスケートのような長いクルーザーは、そのような意図で造られておらず、デッキのテール(後方)が長過ぎて弾くことが凄く困難です。
地形を使って楽しむ
地形を使えばクルーザーの楽しめる幅が広がります。
例えば、斜めに傾いた地形や、斜面のようになっている地形です。
斜めに傾いた地形を「バンク」とも言いますが、ある程度のスピードを付けながらバンクでターンを切るのも結構楽しいです。
気持ちよく滑りつつ、色々な地形を攻略していくのもクルーザーの楽しみ方の1つです。
オーリーがいらないトリック「ボンレス」で楽しむ
スケートボードのトリック(技)は、オーリー(ジャンプ)だけではなく、「オールドスクール」のトリックもあります。
むしろ、スケートボードが出だした頃は、オーリーなどありませんからね。
その「オールドスクール」のトリックの中で有名なのが「ボンレス」というトリックになります。
スケートボードを手で持ってジャンプしたりするので、オーリーと比べるとやりやすいトリックです。
「ボンレス」には色々なやり方や種類があるので、1つ完成しても他にも様々なやり方があります。
好きな方の場合、オールドスクールのトリックをメインにして楽しんでいる方もいます。
少しコツが必要だったり、カッコいいスタイルを出す為には練習も必要ですが、オーリーよりかはやりやすいですし、極めていくと色々なところで楽しめます。
低い縁石を利用した「スラッピー」で楽しむ
難易度は少し高めではありますが、スケートボードのトリックで「スラッピー」というのがあります。
これもオーリーなどは必要ありません。
スラッピーとは、低めの縁石にスケートボードのトラックを当て込み、縁石上を滑らしていくトリックになります。
スラッピーは、トリックをメインとしたスケートボードでも、クルーザーでも楽しめるトリックです。
「スラッピー」の中にも色々なトリックがあるので、様々な種類を楽しむ事が出来ます。
ただし、このトリックには注意点もあります。
それが次のような感じです。
・練習が必要
・トラックが削れる
・縁石を滑る為にはワックスが必要
スラッピーにオーリーはいりませんが、意外と難しいので練習がいります。
また、コンクリートにトラックを滑らすので、トラックは削れますし、縁石の滑りを良くする為の「ワックス」も必要となってきます。
ただ、コツを掴んでくればやりやすいですし、長い距離を滑らすまではトラックもそこまで削れません。
練習は必要になってきますが、クルーザーでも楽しめるトリックの1つになります。
公園で楽しむ
大きい公園などに行けばクルーザーを楽しむ事ができます。
広い公園内は滑走するのは気持ちが良いですし、低い段差で楽しむことができる場所もあります。
また、ちょっとした小技なんかも練習することができます。
ただ、公園の場合ですと、「スケートボード禁止」なんて所もあるので注意が必要です。
また、路面がコンクリートではないと滑れないという事もありますし、他人に迷惑がかからないように注意する必要もあります。
公園の場合は色々な人が遊びに来ているので、このような事もあります。
とりあえずクルーザーを持って行って、「遊べたらラッキー」ぐらいの気持ちで行った方が良いです。
パークはクルーザーでも楽しめる
スケートボードのパークでも、クルーザーを楽しむ事ができます。
パークと聞くと、ジャンプや技を練習したり、楽しむ所だと考えやすいですが、クルーザーでも楽しめる物はあるのです。
それが、次のような物です。
・スラッピー用の縁石
・バンク
・飛び出しバンク
・アール
【スラッピー用の縁石】
【バンク】
【飛び出しバンク】
【アール】
このような物でしたら、オーリーをする必要もなくて、クルーザーに乗りながら楽しむ事が出来ます。
「飛び出しバンク」の場合はジャンプをするような感じにはなりますが、それでもオーリーをしなくて飛び出せます。
始めはコツが必要ですけど、オーリーをするよりかは簡単に覚えやすいです。
こんな感じで、オーリーや技をしなくても、乗りながら遊べる物もあるので、クルーザーでもパークは楽しむ事ができます。
クルーザーで楽しめるパーク
スケートパークには、クルーザーでも楽しめる物がありますが、更に楽しみやすいパークもあります。
それが、次のようなパークです。
・コンクリートパーク
・ボウルがあるパーク
・ハーフパイプがあるパーク
パークの全面がコンクリートでできたパークは、単純に遊べる物が置いてあるだけではなく、パーク自体に「バンク」や「アール」が造られているところがあります。
例えば、このような感じです。
こんな感じで、すでにコンクリートで遊べる物があるので、クルーザーに乗りながら色々と周って遊ぶことができます。
また、「ボウル」というので遊ぶことができます。
【ボウル】
「ボウル」もオーリーなどをする必要がないので、クルーザーでも遊びやすい所になります。
また、この中を自由自在に動き周るようにするには、少しだけコツがいるので、楽しみながら挑戦する事もできます。
簡単なものでも目標があった方が楽しいですからね。
そして最後の「ハーフパイプ」は、ミニランプの事ではなく、コンクリート製のハーフパイプです。
【ハーフパイプ】
「ハーフパイプ」に関しては、ある所もまだ少ないですが、もしも行ける範囲にあれば、クルーザーでも楽しむ事が出来ます。
実際に、筆者がここのスケートパークに行った時にも、クルーザーで楽しんでいる人はいました。
こちらも少しコツは必要になりますが、意外と慣れるのも早いですし、オーリーなどと比べると簡単に遊びやすいです。
川沿いや土手でも楽しめる
近所や行ける範囲の中に、川沿いや土手がある場合でしたら、クルーザーを楽しめる場所がある可能性が高いです。
コンクリート路面の広場があったり、広めの歩道があったりします。
また、公園と違って、人が少ない可能性が高いですし、禁止をされている場所も少ないです。
土手の場合でしたら、周りが開けているという事もあって、滑っていても気持ち良いので楽しめます。
ただ、パークと比べると「砂利」が落ちている事が多いので注意してください。
「スケボークルーザーの楽しみ方」まとめ
のんびりと滑っているだけでも楽しいクルーザーですが、地形を使ったりすれば、更に楽しむ事が出来ます。
街中の地形ですと遊びづらいという場合もあると思いますが、パークに行けば色々と遊べます。
もちろん、トリック(技)をする事も出来ますし、挑戦しながら遊ぶ事もできるので、意外と楽しみ方はあるのです。
トリックをメインとするスケートボードと比べるとやりづらさはありますが、それでも十分楽しむ事ができます。
ぜひ近所や行ける範囲の遊べそうな場所を見つけて、クルーザーを楽しんでください!
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。スケートボードのクルーザーでも色々と楽しみ方はありますし、少し練習すれば更に楽しめる範囲も広がってきます。
もちろん、滑っているだけでも気持ちよく楽しめますけどね。
色々な場所に行ってみて地形を楽しむ事もできますし、練習してトリックの幅を広げる事もできます。
ぜひクルーザーで楽しんでもらえたらなと思います。
この記事で、クルーザーの楽しみ方について、お役に立てればと思います。