ELECTRICのスノーボード ゴーグル、「KLEVELAND II(クリーブランド2)」を実際にスキー場で使ってきました。
今回筆者は、スノーボードの試乗会でこのゴーグルを使ったのですが、とても興味があるゴーグルでした。
初代のクリーブランドも使ったことがあり、何か違いがあるのか気になるところです。
実際に使ってみると、マグネットで簡単にレンズの付け外しができるうえに、転んだ時などに外れづらい構造なのが良いなと感じました。
また、広い視界を確保してくれましたし、デザインも初代同様に良かったです。
そんなクリーブランド2を使ってきたので、以前スノーボードショップでゴーグルやグローブなどの担当として働いていた筆者が、ELECTRIC(エレクトリック)のKLEVELAND II (クリーブランド2)を色々とレビューしていきます。
良かったら参考にしてください。
今回のレビューブログは、マグネット仕様の「KLEVELAND II (クリーブランド2)」になります。
マグネットを使っていない方は、別のブログで書いています。
ELECTRIC(エレクトリック)の KLEVELAND II (クリーブランド2)をレビュー
・今回レビューするのはこちらです。
フレームがほぼないモデルで、マグネットを使った平面レンズのKLEVELAND II (クリーブランド2)。
見ためのデザインは、初代のクリーブランドとほぼ同じような感じになります。
ただ、フレーム周りは初代より細くなっていました。
マグネットでレンズが付けられるので、不要なフレームを無くし、更に細くしたという感じです。
そして、実際につけてみると広い視界を確保してくれました。
横幅も広く造られていたので、滑っている時にストレスを感じるようなことはなかったです。
視界の広さを言えば、何も問題なく、快適に滑る事ができました。
手で持った時には、ほんの少しだけ重さを感じました。
マグネットを使っているので、この辺りはしょうがないかなといった感じです。
ただ、ストレスを感じるほどでもありませんし、使っていて気になるほどでもありません。
マグネットを使っていない物と比べると、ほんの少しだけの重さを感じるぐらいです。
また、レンズはフレームの内側にしっかりハマり込むような造りになっていました。
フレームの表面にくっついているだけではなく、フレーム内にレンズが収まっているデザインです。
内側にしっかりハマり込んでいるので、転んだ時の衝撃でも、レンズが外れづらい構造になっています。
レンズをロック性能が無いにも関わらず、外れづらい構造になっているのは良かったです。
そして、今回使ったのが日本正規品なので、鼻のスポンジが「ASIAN FIT」になっています。
付け心地としては、鼻の高さが標準的な筆者には合う感じで、フィット感的には何も問題なかったです。
鼻との隙間ができる感じもなく、付け心地も普通な感じで良いなと感じました。
ゴーグルを上部から見てみると、他のゴーグルなどと同じようなメッシュ生地が使われていました。
この辺りに関しては普通かなと感じます。
そして、ゴーグルに使われているベルトは1本のタイプです。
バックルではないので、頭の上からかぶるように装着するタイプになります。
ですので、バックルタイプと比べてしまうと、脱着がしづらいという点があります。
また、裏面にはシリコンが付いているので、転んだ時などに外れづらいようになっていました。
この辺りも他のゴーグルと同じだなと感じます。
ELECTRICには「Super Anti-Fog Coating」という、曇りづらくする技術がありますが、「クリーブランド2」に関してもその技術が使われています。
内側のレンズに特殊な加工をすることで、曇りづらいようにしています。
・「Super Anti-Fog Coating」とは、ELECTRICが開発した曇り止め技術
※詳しくはELECTRIC 公式サイトでご確認ください。
もちろん、使う本人も曇らないように工夫する必要もありますが、この性能がある事で曇りの軽減をしてくれます。
ちなみに、この日は雪が降っていましたが、使った時はくもりませんでした。
クリーブランド2は、初代のクリーブランド同様にデザインも良いですし、マグネットによって使いやすくなっている所が良かったです。
そして、フレームにレンズがしっかりハマり込む構造になっているのも良いなと感じました。
クリーブランド2はヘルメット対応
「クリーブランド2」はヘルメット対応になっていました。
フレームからのベルトの付けられ方も、ヘルメットのフチに当たりづらいようになっています。
ベルトもバックルが無く、1本のベルトなので、ヘルメット裏のストラップにもハマりやすいです。
レンズ交換は簡単だった
「クリーブランド2」のレンズ交換は簡単でした。
マグネットを使っているということだけあって、レンズを外して付けるまでに10秒もかかりません。
また、フレーム内に収まっている形状なので、少しフレームを曲げながら外す必要があります。
ですので、マグネットで外すのは簡単ながら、少し外れづらいような感じでした。
手で外そうとする時は簡単ですが、転んだ時には外れづらいような設計だったので、その辺りも良いなと感じます。
そして、マグネットでレンズ交換が簡単になっただけではなく、ゴーグル内に雪が入った時に復活させやすくなっています。
レンズを簡単に外せることで、レンズ内側の雪が取り除きやすいやすいのが良いなと感じました。
また、休憩中も乾かしやすいのが良いなと感じます。
「クリーブランド」と「クリーブランド2」を比較
筆者は以前、マグネットを使用していない「クリーブランド」も使ったことがあります。
そこで、「クリーブランド」と「クリーブランド2」と比較してみます。
両方のゴーグルを使ってみた結果、次のような所が変わるなと感じました。
【クリーブランドとクリーブランド2の比較】
・レンズ交換は「クリーブランド2」の方が簡単
・フィット感は「クリーブランド」の方が良い
・「クリーブランド」の方が軽量
・レンズの見やすさは同じ
レンズの付け外しは、マグネットを使っている「クリーブランド2」の方が簡単でした。
「クリーブランド」の場合は、フレームとレンズの凹凸を合わせるタイプの為、レンズの付け外しにはコツが必要です。
もちろん、マグネットを使用していないからと言ってもレンズの付け外しはできますが、簡単なのは「クリーブランド2」です。
フィット感に関していうと、「クリーブランド」の方が良いなと感じました。
マグネットを使用していない分、レンズとフレームに柔軟性があったので、顔に付けた時の付け心地が良かったです。
「クリーブランド2」もASIAN FITなので、日本人に合いやすいように造られていたので、フィット感の良さはあります。
ただ、マグネットを使用している分、フレームの柔軟性が落ちてしまうので、「クリーブランド」の方がフィット感は良かったです。
また、マグネットを使用していない「クリーブランド」の方が軽量感は感じられました。
「クリーブランド2」が重くて使いづらいという事は一切ありませんが、比較としては「クリーブランド」の方が軽いです。
レンズの見やすさは同じかなと感じます。
同じレンズカラーを使っているので、見やすさ的には変わりません。
このような所が、「クリーブランド」と「クリーブランド2」の違いだなと感じました。
ELECTRIC「KLEVELAND II(クリーブランド2)」レビューのまとめ
ELECTRICの「クリーブランド2」を使ってみて感じたのが、マグネットを使っていても外れづらい構造になっていたり、広い視界を確保してくれたりするのが良かったです。
フレームの内側にしっかりハマり込む構造なので、取りたい時は簡単、それ以外は外れづらいという造りが良いなと感じました。
また、視界的には広く造られていましたし、見やすいゴーグルでした。
ただ、ベルトが1本なので、バックルと比べると付けづらいという点もあります。
それと、ほんの少しですが、マグネットの分、重さがあるという点もありました。
とはいっても、ベルト1本でも慣れてしまえば問題ないかなとも感じますし、ほんの少し重いと言っても滑っている時に、気になるほどでもなかったです。
マグネットを使う事でレンズの付け外しも簡単でしたし、初代クリーブランドと同様に、デザインも良いなと感じました。
見た目の良さがありながら、使いやすさもあるゴーグルだなと感じます。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。マグネットを利用したゴーグルは今までいくつか使ってきましたが、ここまでしっかりハマり込むゴーグルはあまりなかったなと感じます。
レンズの付け外しが簡単なうえ、外れづらいのは嬉しいポイントです。
そして、初代クリーブランドと同様にデザインは良いなと感じました。
シンプルながら、どこかELECTRICらしいカッコ良さを感じるゴーグルでした。