スケートボードのウィールブランド「OJ WHEELS(OJウィール)」の「Hot Juice」。ソフトウィールとしては有名なこのウィールを実際に購入して使ってみましたので、色々とレビューしたいと思います!
スケートボードのクルーザーを組む時に、1度は気になりやすいソフトウィールだと思います。
スケートボードショップでしたら大体置いてありそうですし、見た目のインパクトもありますからね。
そんな、スケートボードクルーザーのウィールとしては定番の、「OJ WHEELS(OJウィール)」の「Hot Juice」を使ってみました。
移動用としてクルーザーを組みたかったので、快適性を重視して考えたらこのウィールだなといった感じです。
見た目も良いですからね。
そこで、実際に使っている筆者が、スケートボードのウィールOJ WHEELS(OJウィール)の「Hot Juice 60mm)」を色々とレビューしたいと思います。
よかったら参考にしてみてください。
OJ WHEELS(OJウィール)のHot Juice 60mmをレビュー!
今回レビューする物はこちらです。
ウィールで有名なOJのHot Juiceを使ってみると、とにかく静かで乗り心地が抜群です。
今回使ったウィールが60mmと大きいうえに、78Aと柔らかめなので、荒れた路上を移動してもスムーズに移動する事が出来ます。
硬さを表す表記にしても、ダントツの柔らかさを表しているのが納得できます。
ウィールの硬さは○○Aといった感じで表記され、○○に入る数字が高いほど硬くなっていく表記となります。
普通の技などをやるトリック用の硬さと比べると、次のような違いが出てきます。
・トリック用ウィール:98A~101A
・OJ WHEELSのHot Juice:78A
表記の差がかなりある事が分かりますね。
実際にHot Juiceを使ってみると、驚くほど静かで、滑っている時の振動もかなり少ないです。
また、ウィールの直径や幅が普通の物と比べて大きくなっているので、普段だったらつまずいてしまうような小石や段差でも、何事もなかったように滑る事が出来ました。
・滑っている時に静か
・滑っている時の振動が少ない
・ウィールが大きいから小石や段差でつまずきづらい
・安定性がある
また、ウィールが大きいので、一蹴りで進む距離も変わってきます。
これに関してはベアリングの性能の良し悪しもあると思いますが、やはり大きい分、進み方も早くて、トリック用のウィールと比べると楽に移動する事が出来ます。
・ベアリングとは、ウィール内にあるウィールを回す金属の事
OJ WHEELSのHot Juiceは他のウィールと違って、乗り心地が抜群に上がります。
公園内やスケートパークでターンをして遊ぶ時にも乗りやすいですし、移動をする時でも乗りやすくて静かなので、普通のウィールとは違った楽しみ方が出来るウィールだなと感じます。
OJ WHEELS「Hot Juice」のデメリット
OJ WHEELSのHot Juiceを使って感じた、デメリットもご紹介しておきます。
それは、以下のような時です。
・技などのトリックをやる場合
・移動中に少し飛んだりしたい場合
Hot Juiceは、普通のウィールと比べると少し重さを感じます。
これは、ウィールだけ持った時にも感じやすいですし、デッキに取り付けられている時にも感じやすいです。
ウィール自体が大きいので、やはりその分、重量感が出てしまうといった感じでしょうか。
とても重いという訳ではありませんが、オーリー(ジャンプ)などをしてみると、その重さは感じます。
また、重さ以外にも、ウィールの幅が広いので、ランプや、ボールなんかで使う場合にも適してはいません。
ちなみに、ランプ、ボールとは、このような場所です。
スケートボードのレベルが高くて上手な人の場合は遊べるのかもしれません。
ただ、レベルが高くない筆者では遊びづらかったです。
ウィール自体が柔らかいので、地面に食いついてくれる感じはありますが、急なターンをする等には、幅が邪魔して動きづらさが出ます。
街中や道路をクルージングする時や、スケートパーク内をターンしながら遊ぶ分には充分できますが、急激なターンを必要とするような所ではやりづらい感じです。
そして、縁石やカーブBOX、ランプのコーピング等でグラインドをする時には、ウィールの柔らかさが邪魔して、うまい具合に滑ってくれません。
・グラインドとは、スケートボードのトラック部分をかけて遊ぶ事です。
グラインドをする主な場所
このような場所でウィールは関係ないんじゃないかと思われる方もいると思いますが、グラインドをする時には、ウィールの内側の側面が当たっているのです。
この当たっているウィールの内側側面も柔らかいので、その部分が縁石やコーピングに食いついてしまいます。
ウィールが食いついてしまうと、スケートボードのスピードが急激に落ちたり、止まってしまう事もあります。
また、ウィールが柔らかいので、ウィール側面へのダメージにもつながります。
イメージ的には、激しく回転している柔らかいウィールの側面に、無理やり石をこすりつけているような感じです。
硬いトリック用のウィールでしたら、何も問題ありませんが、柔らかい分ダメージを受けやすいです。
OJ WHEELSのHot Juiceのデメリットまとめ
・重い
・トリックには向いていない
・急激なターンに向いていない
・縁石などで遊びづらい
・ウィールが傷付きやすい
このような所がHot Juiceのデメリットになります。
もしも、クルージング用だけではなく、簡単なオーリー(ジャンプ)や、少し遊びたい場合でしたら、以下のような物の方が使えます。
硬さ:80A~90A
・大きさ:54mm~56mm
78AのHot Juiceと比べると、滑っている時の音が大きくなったり、クルージングしている時の快適性は落ちます。
ただ、こちらのようなウィールの方が幅広く使う事ができます。
60mmのウィールに使ったライザーパッドのサイズ
Hot Juice 60mmウィールに使った、ライザーパッドの厚さや、ビスの長さのサイズをご紹介していきます。
今回のウィールは直径が大きい為、そのままトラックに取り付けてしまうと、デッキとウィールがぶつかってしまいます。
このウィールとデッキがぶつかってしまう事を、「ウィールバイト」と呼びます。
ウィールバイトしてしまうと、ターンをしている時に急ブレーキがかかってしまい、ひどい時にはそのまま転んでしまうのです。
それを防ぐ為に、【ライザーパッド】というパッドを使います。
・ライザーパッドとは、デッキとトラックの間に入れる板の事
ライザーパッドは、別名でスペースパッド等とも言われていますが、どれも同じ意味になります。
数ミリ単位で厚さが違う物が販売されているのですが、筆者が60mmのウィールに使ったライザーパッドの厚さは1/4インチ(約6mm)です。
ちなみに、使っているトラックは「ハイ(HI)」の車高が少し高い物で、トラックだけの高さは「63mm」になります。
また、ライザーパッドを入れる事で、ビスの長さも変える必要です。
そこで今回、筆者が60mmのウィールに使ったライザーパッドなどのサイズがこちらです。
【60mmのウィールに使ったパーツのサイズ】
・ウィールの大きさ:60mm
・ライザーパッドの厚さ:1/4インチ(約6mm)
・ビス:1&1/4インチ(約31mm)
このサイズのパーツで組みました。
ちなみに、ライザーパッドを使わない時のビスの長さと、今回使ったビスの長さには、次のような長さの違いがあります。
1/4インチ(約6mm)のライザーパッドを使う場合は、これぐらいの長さがいります。
このサイズのライザーパッドの厚さとビスを使えば、60mmのウィールを組むことができます。
筆者の場合は、ライザーパッドを使用しているのでウィールバイトが起こった事がありません。
Hot Juiceの大きいウィールを使う時には必ず必要な物になります。
「OJ WHEELSのHot Juice」レビューのまとめ
OJ WHEELSのHot Juiceはクルージング用で使う分には、とても良いウィールな感じがします。
筆者の場合は、このクルーザーは移動用のみに組んだので、OJ WHEELSのHot Juiceを選びました。
公園やスケートパーク等で遊ぶ分にも楽しめますし、滑っていてもスムーズで快適です。
一蹴りで進める距離も長いですし、筆者のように移動用として考えている方には楽しめるウィールだと感じます。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。クルーザーを組む時には、このウィールは絶対外せないと考えていたので、このウィールにして満足です。
街中で遊びながら滑ると言っても、筆者の場合はそこまでレベルが高くありませんし、他のデッキも持っていますからね。
近くのコンビニに行く時にも便利ですし、音も静かなので近所を気にしないですむという所がありがたいです。
クルーザーのみとして使う方でしたら、このウィールは快適だと感じました。
この記事で、OJ WHEELSのHot Juiceについて、お役に立てればと思います。