NINJAのベアリングプレス機を買って使ってみました。
今までベアリング交換や、ベアリングのメンテナンスをする時には、トラックのシャフトを使って付け外しをしていました。
ただ、外す時に時間がかかってしまったり、手が汚れてしまったりしていた状態です。
ベアリングプレス機の存在は知っていましたが、なかなか購入する決意が出ないまま。
とはいえ、やはり早く作業を終わらせたかったので購入しました。
実際に使ってみると、今まで買わなかったことを後悔するぐらい快適で、もっと早く買うべきだったと感じています。
そこで、実際に使ったNINJAのベアリングプレス機を、使い方を交えながら、使い心地などを色々と詳しくレビューしていきます。
NINJAのベアリングプレス機をレビュー
今回レビューするのはこちらです
スケーターなら知っている人が多いNINJA「ベアリング」。
そんなベアリングブランドのNINJAが展開しているベアリングプレス機。
通称「ガッチャンコ」とも呼ばれている道具です。
スケートボードのベアリングの付け外しができる道具ですが、使ってみると、あっという間に付け外しができて快適に作業が進みました。
ちなみに、今回ベアリングの付け外しをしたウィールは、次のような物です。
・硬さ/99A サイズ/52mm
・硬さ/78A サイズ60mm
この2つのスケートボードウィールを使いました。
そして、ベアリングプレス機の感想を始めにまとめると、良かったところは次のような感じになります。
【良かった所】
・1つのベアリングを外すのが約5秒
・1つのウィールに2つのベアリングを付けるのが約10秒
・大きめのウィールにも使える
・本体の造りがしっかりとしている
・女性や子供も使えるぐらい、力がいらない
・収納しやすいサイズ感
このような所が良かったです。
ただ、次のようなデメリットがあるかなとも感じました。
【デメリット】
・大きいウィールの場合は1手間いる
まとめると、このような感じになります。
そんなNINJAのベアリングプレス機について、詳しく書いていきます。
ベアリングプレス機のサイズと重さ
まずは、ベアリングプレス機のサイズと重さになります。
サイズと重さは、筆者が個人的に測りました。
実際に測ったサイズが、次のような感じです。
【土台のみ】
・横:20cm
・高さ:9.2cm
・マチ:8.5cm
【土台+レバー】
・横:26cm
・高さ:16cm
・マチ:8.5cm
【土台+レバー(上げた状態)】
・横:23cm
・高さ:28cm
・マチ:8.5cm
マチは、床に着く部分を全て計測しました。
サイズ感としては収納しやすい大きさです。
成人男性の筆者が手で持ってみると、手の平より少し大きいというサイズ感になります。
そして、重さも実際に測ってみました。
ベアリングプレス機の重さがこちらです。
【重さ】
・830g
土台が金属なので、少し重さを感じます。
とはいっても、手で簡単に持ち運べる重さでした。
頑丈でしっかりしている感じなのも良かったです。
予備パーツが付いてきた
NINJAのベアリングプレス機には、予備パーツが付いてきました。
実際に付いてきたのが、次のような物になります。
・六角レンチ×2本
・ベアリングを付け外しする本体パーツ
・ネジ×6本
ベアリング付け外しする本体パーツは、中央に付ける棒のパーツと、横から出てくる引っかかりがある外す為のパーツです。
中央に付ける棒のパーツは、始めから付いている物とは少し違う形状をしていました。
引っかかりがある外す為のパーツは、始めから付いている物と同じになります。
どのパーツでもベアリングの付け外しはできました。
また、土台を固定する用と思われるネジも入っていました。
筆者の場合、固定せずに使ったので、今のところは使い道がなさそうです。
六角レンチに関しては、スケートボードのデッキにトラックを付ける時に使うビス用かと思います。
筆者の場合、ビスはプラスを使っているので、使い道がなかったです。
とはいっても、交換用のパーツが付いているだけでも良いなと感じました。
ベアリングプレス機の使い方
ベアリングプレス機の使い方になります。
使い方はとてもシンプルで、誰でも簡単にできるようになっていました。
ここで使ったウィールは、次のような物になります。
・硬さ:99A
・サイズ:52mm
外す方も、付ける方も10秒もかからずに完了できたので、その使い方を説明していきます。
・ベアリングを外してみた
ベアリングプレス機を使って外してみました。
本体のレバーを上げると、横から引っかかりがある短い棒が出てきます。
1個のベアリングに引っかかる構造になっているので、ここにベアリングが付いたウィールをかけます。
後は、レバーを下ろすだけです。
この時に、片方の手でウィールが落ちないように支えると、安定して操作することができました。
レバーを下ろすと、ベアリングが外れます。
ベアリング機の側面にウィールが当たるようになっているので、そこが支えになって、簡単に外れました。
強い力は一切いらず、レバーを下ろせば「スルッ」と抜けてくれます。
硬めの99Aウィールを使ってやりましたが、ウィールを引っかけてから外れるまで5秒もかかりません。
これを、もう片面もやって、1つのウィールが完了になります。
力がいらないので女性や子供でも簡単に外せます。
そして、全てのウィールからベアリングを外してみました。
全て外すのにかかった時間は、1分ぐらいです。
あっという間に全てのベアリングが外れました。
硬いウィールでも力はいらず、時間もかからないで簡単にできます。
・ベアリングを付けてみた
ベアリングプレス機を使って付けてみました。
まずは、レバーを上げます。
レバーを上げると、中央のプレスする箇所が広がる構造でした。
中央の部分が広がると、プレス機の左側にある棒を上げる事ができます。
ここにウィールとベアリングを入れる仕組みです。
反対側を見ると、空洞になっています。
プレスした時に、この空洞の中へ棒が入ってプレスされる造りです。
ベアリングを付ける時は、棒の中にベアリングとウィールをセットします。
セットする順番は、次のようにセットします。
・1/ベアリング
・2/ウィール
・3/ベアリング
ウィールの両側にベアリングがくるようにセットします。
このセットが出来たら、後はレバーを下ろすだけです。
レバーを下ろすと、さっき広がった中央が縮まって、ベアリングがプレスされます。
これで完了です。
1つのウィールに対して、両面のベアリングが1度の作業で完了しました。
硬めの99Aウィールですが、プレスする時に力は使わず、下ろすだけで簡単にベアリングが入りました。
女性や子供でも力はいらないぐらいです。
かかった時間は、ベアリングとウィールをセットする時間を入れても、10秒ぐらいになります。
4つ全てのウィールにベアリングを付けてみたところ、全て完了するまでは1分ぐらいでした。
硬いウィールでも簡単に付けることができて、時間は全然かからなかったです。
大きいウィールでも使えた
ベアリングプレス機は大きいウィールにも使うことができました。
今回使ったウィールは、次のような感じです。
・硬さ:78A
・サイズ:60mm
クルーザーで使っている、大きくて柔らかいウィールになります。
実際に使ってみたところ、ハードウィールと同じように使うことができました。
【外した時】
【付けた時】
大きいウィールでも、強い力はいらず、簡単に付け外しができました。
標準的な大きさのウィールでも、大きめのウィールでも使えるのは良いなと感じます。
・大きいウィールで使う時は注意点がある
大きめのウィールで使う時の注意点があります。
それは、「ベアリングを付ける時」です。
大きめのソフトウィールの場合、片面が大きな凹みになっている物が多いですが、その凹みの影響でうまく付けられない時があります。
実際にやってみると、ウィールの側面がプレス機に当たっていました。
この状態ですと、ベアリングが中まで入り込みません。
その時の状態がこちらです。
【入り込んでいない状態↓】
それならば、ウィールの向きを逆にしてみようと思い、やってみました。
すると、ベアリング、ウィール、ベアリングでセットしている状態だと、ウィールが引っかかってしまいます。
この状態だと、プレスすることができません。
そこで解決方法をみつけました。
解決方法は、次のような感じです。
【1:ウィールの凹みがある面を左側に向け、標準どおりセットする】
【2:ベアリングが入る所までプレスする】
【3:ウィールの向きを反対にして、棒に入れる】
【4:手でウィールを軽く押して、ベアリングを軽く押し込む】
【5:ベアリングを押し込めば、ウィールが引っかからずにセットできる】
【6:プレスして完了】
60mmぐらいのウィールの場合は、柔らかいのが多いので、手で押すと簡単に入ってくれました。
そして、ベアリングが少し中に入ってくれた事によって、普通どおりにセットすることもできます。
ウィールを反対にすれば、プレスした時に側面も当たらず、しっかりと入れ込むことが出来ました。
このやり方をすれば、大きいウィールでも問題なく完了することができます。
1手間できてしまいますが、それでも1つのウィールを完了するのに20秒ぐらい。
4つ全てのウィールを完了させるのは、2分もかかりませんでした。
NINJA「ベアリングプレス機」レビューのまとめ
NINJAのベアリングプレス機を使ってみて、時間がかからず簡単に付け外しができるので、かなり便利な道具だなと感じました。
女性や子供でも簡単にできるぐらい、力がいらないのも良かったです。
大きいウィールの場合、付けるのに1手間かかってしまうのもありますが、それでも1つのウィールに対して20秒なので、すぐにできました。
大きさ的にも収納がしやすいですし、場所を選ばずに使いやすいのも良いなと感じました。
実際に使ってみると、なぜ早く使わなかったのかという後悔と、これからはこれ無しではベアリングの付け外しをしたくないなと感じるほど便利な道具でした。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。今まではトラックのシャフトを使ってベアリングの付け外しをしていましたが、もっと早くから使っておきたかったです。
手の汚れも少ないですし、これほど簡単にできるとは思ってもいませんでした。
ベアリングのメンテナンスや交換が楽しく感じるぐらい、楽で簡単な道具でした。