カリフォルニアストリート「STREET STREAMER 2 60mm」80Aソフトウィールを買って使ってみました。
筆者はスケートボード歴が10年以上なのですが、今回はクルーザー用のソフトウィールとして購入しました。
中抜きの構造をしているデザインも良いですし、有名ブランドと同じ工場で造られているというだけあって気になる所です。
実際に粗い路面で使ってみると、ソフトウィールらしい快適な乗り心地でしたし、値段的にも満足いくウィールでした。
そこで今回は、カリフォルニアストリート「STREET STREAMER 2 60mm」80Aソフトウィールについて、ブログで色々とレビューしていきます。
良かったら参考にしてみてください。
カリフォルニアストリート「STREET STREAMER 2 60mm」80Aソフトウィールをレビュー
・今回レビューするのはこちらです
東京都の渋谷区代官山にある1988年創業の老舗スケートボードショップ「カリフォルニアストリート」。通称「カリスト」。
そのカリフォルニアストリートがオリジナルで販売している「STREET STREAMER 2 60mm」80Aソフトウィール。
中抜きコアを使って軽量化されており、有名ウィールブランドのSATORI、SML.、DARKSTAR と同じ工場で生産されているウィールです。
有名なブランドと同じ工場なうえに、軽量されながらも、低めな価格設定だったので使ってみました。
そんなカリフォルニアストリート「STREET STREAMER 2 60mm」80Aソフトウィールの感想を先に言ってしまうと、良かった所は次のような感じです。
【良かった所】
・ウィールが軽い
・路面が粗くても音が静か
・路面が粗くても振動が少ない
・快適な進みをしてくれる
・ワンプッシュした時の移動距離が長め
このような所が良かったです。
ただ、次のようなデメリットも感じました。
【デメリット】
・アクセルナットとの隙間が広め
・78Aウィールと比べると少し振動を感じる
・パワースライドに不向き
このようにも感じました。
そんなカリフォルニアストリート「STREET STREAMER 2 60mm」80Aソフトウィールについて、詳しく書いていきます。
使ったライザーパッドとビスのサイズ
カリフォルニアストリート「STREET STREAMER 2 60mm」80Aソフトウィールと一緒に使った、ライザーパッドとビスのサイズになります。
ウィールが60mmと大きめなので、普通どおりに使うとウィールとデッキがぶつかり、「ウィールバイト」を起こしてしまいます。
・ウィールバイトとは、スケートボードのデッキとウィールが当たってしまう事。
デッキとウィールが当たってしまう「ウィールバイト」が起こってしまうと、ターンをしている時に急ブレーキがかかってしまうので危険です。
急ブレーキがかかる事で、転んでしまって怪我をしてしまう場合もあります。
このウィールバイトを防ぐために、「ライザーパッド」という車高を高くするパッドがあるので、それを入れる事で防ぐ事ができます。
60mmのウィールの場合は「ウィールバイト」を起こすので、ライザーパッドを入れました。
また、ライザーパッドはデッキとトラックの間に挟む事で車高が高くなる為、トラックを付けるビスの長さも変える必要があります。
そして、実際に使ったライザーパッドとビスの長さが、次のような感じです。
【筆者が使っているサイズ】
・ウィールの大きさ:60mm
・ライザーパッド:1/4インチ(約6mm)
・ビス:1&1/4インチ(約31mm)
このサイズのパーツを使えば、ウィールバイトを起こしづらいです。
実際にライザーパッドを使い、デッキの上で体重をかけている状態がこちらになります。
実際に滑ってターンをしても「ウィールバイト」を起こしませんでした。
ライザーパッドを使う事で、安心して使う事ができます。
ウィールの重量は軽め
カリフォルニアストリート「STREET STREAMER 2 60mm」は中抜きされ、軽量化されています。
手で持ってみると空洞が多くなっていて、軽さを感じることができました。
中はしっかりとした硬いプラスチックのような素材で、耐久性が弱そうという印象は一切ありません。
そして、実際に重さを量ってみたところ、4つの合計で「383g」でした。
ちなみに、老舗ブランドのソフトウィールOJ WHEELS「Hot Juice」60mmを量ってみると「463g」。
新品ではなく、使った後の重さですが、それでも「STREET STREAMER 2 60mm」の方が軽かったです。
少しの違いではありますが、手で持つと違いが分かりました。
60mmのソフトウィールは重めになりやすいので、少しでも軽くなっているのは良いなと感じます。
アクセルナットとの隙間が広めだった
カリフォルニアストリート「STREET STREAMER 2 60mm」をトラックに付けてみると、アクセルナットとの隙間が広めでした。
ウィールをトラックに入れ、アクセルナットをシャフトが出ないギリギリまで締めると、余裕が結構あります。
この状態でウィールを上下に動かしてみると、「カタカタ」と動く幅が少し大きい状態になります。
「STREET STREAMER 2 60mm」は、ベアリングをハメる部分が中央に近い造りなので、この現象が起きました。
ちなみに、OJ WHEELS「Hot Juice」60mmと比べると、明らかに中へ入り込んでいるのが分かります。
「STREET STREAMER 2 60mm」の方が、ベアリングが中に入っています。
ベアリングが中に入り込む構造なので、「カタカタ」と動きやすくなってしまいます。
ですので、もしも気になる場合には、アクセルナットをシャフトに合わせるのではなく、奥の方までナットを締めた方が良いです。
ナットを奥の方まで締めても問題はありませんでした。
もしくは、ワッシャーを多く入れて、カタカタ具合を減らすという方法もあります。
筆者はワッシャーの数を増やさず、ナットを奥まで締めて調整しました。
調整する時に締め過ぎずるとウィールの動きが悪くなるので、少し「カタカタ」するぐらいがちょうど良いです。
路面が悪くても静かだった
カリフォルニアストリート「STREET STREAMER 2 60mm」を使って粗い路面で滑ってみると、音は静かでした。
ハードウィールのような大きい音は出ません。
滑っている時には、「サーサー・・・」といった感じで激しい音は出なかったです。
78Aより少し硬めな80Aですが、ソフトウィールらしい静音でした。
78Aと比べると少し振動を感じる
「STREET STREAMER 2 60mm」の80Aソフトウィールを使ってみると、78Aウィールより少し振動を感じました。
ガタつきが多い路面だと、やはり少しですが差を感じます。
ウィール中央が硬いプラスチックのような素材なので、全体がウレタンのウィールより振動を感じやすいのかなとも思いました。
とはいっても、もの凄く振動を感じる訳ではなく、あくまでも比較をした時の感じです。
「STREET STREAMER 2 60mm」80Aソフトウィールも柔らかめなので、ソフトウィールらしい振動の少なさはあります。
ただ、もっと柔らかい78Aと比べてしまうと、少しだけ振動を感じるので、この辺りはしょうがないかなと感じます。
ワンプッシュでの滑走距離が長い
「STREET STREAMER 2 60mm」でワンプッシュだけしてみると、滑走距離の伸びが長かったです。
ワンプッシュしただけでも進み具合が良いので、ゆっくりプッシュしているだけで気持ち良く進みました。
さすがは有名ブランドと同じ工場で造られたウィールだなと感じます。
パワースライドには不向き
「STREET STREAMER 2 60mm」は、パワースライドには不向きです。
80Aという柔らかさなので、ウィールのグリップ力が強く、スライドさせるのが凄く困難でした。
とは言っても、凄く力強くやったり、速いスピードの中でやったりすれば、できなくはありません。
ただ、柔らかめのウィールなのでスライドすれば削れやすいです。
クルージングやサーフスケートをメインとしたウィールなので、あまり削りたくない場合には、止めておいた方が良いです。
カリフォルニアストリート「STREET STREAMER 2 60mm」レビューのまとめ
カリフォルニアストリート「STREET STREAMER 2 60mm」を使ってみて、ソフトウィールらしい快適な進み具合と、中抜きされて軽量な所が良いなと感じました。
音も静かでしたし、ゆっくりプッシュしても移動距離が長めで、乗り心地も良かったです。
ただ、78Aと比べると少しですが振動を感じやすかったり、アクセルナットとの隙間ができやすかったりという点もありました。
とはいっても、振動に関してはあくまで比較した時の事なので、粗い路面で乗っていて疲れやすいなんて事はなかったです。
中抜きされたデザインも良いですし、有名ブランドと同じ工場で造られているというだけあって、素材や柔らかさに満足いくウィールでした。
【筆者が使っているサイズ】
・ウィールの大きさ:60mm
・ライザーパッド:1/4インチ(約6mm)
・ビス:1&1/4インチ(約31mm)
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。「STREET STREAMER 2 60mm」は見た目的に良いなと思っていましたが、いざ装着すると、やはりデザイン性も良かったです。
軽量化という意味だけではなく、クルーザーのカッコ良さも上がったなと感じました。
乗り心地の良さはもちろんの事、デザインも良いウィールだったので、使っていてテンションが上がるウィールでした。