ゴーグル

DICE(ダイス)ゴーグルのおすすめは?使って比較してみました!

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スノーボードゴーグルで有名なDICE(ダイス)のゴーグル

筆者は以前、スノーボードショップでゴーグルなどのアクセサリー担当として働いていた経歴があるのですが、DICEは毎年人気が高かったです。

国産ブランドなので、日本人の骨格や瞳をベースに造られているうえに、日本の雪山に合わせたレンズカラー。

使いやすさとしてトップを競うブランドなので、おすすめしやすいゴーグルでした。

そんなDICEのゴーグルには、4つのモデルが展開されています。

筆者は、この4つのゴーグルをスキー場で使ったことがあるのですが、それぞれに特徴があって、どれも良いゴーグルでした。

さすがは国産ブランドといったところです。

そこで、4つの全モデルを使った筆者が、DICE(ダイス)のゴーグルを比較していき、おすすめを紹介していきます。

良かったら参考にしてみてください。

DICE(ダイス)ゴーグル共通の特徴

DICEゴーグルの共通の特徴になります。

それぞれ違うモデルになりますが、使っていて同じ共通点というのもありました。

まずは、その共通の特徴を書いていきます。

※比較だけ見たいという場合でしたら、こちらをクリックで読み飛ばしができます。

・DICE(ダイス)のゴーグルを比較 >

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日本人の骨格に合いやすい設計

DICEは国産ブランドになるので、製造される段階で日本人をベースとして設計されています。

海外ブランドの場合は鼻が高い欧米人をベースに造られているので、日本人では鼻の高さが合いづらい為、「JAPAN FIT」、「ASIAN FIT」のように造り変えられています。

造り変えられているのは、顔に当たるスポンジだけになるので、顔にフィットしづらいという事が、少ないですがたまに起こります。

DICEの場合は、そもそも日本人に合わせられて造られているので、どのモデルも共通してフィット感は良かったです。

日本人の瞳と日本のスキー場に合わせたレンズカラー

DICEのレンズカラーは、日本人の瞳の色と、スキー場に合わせて造られているので特徴です。

日本のスキー場や雪山は、曇天や降雪の率が高いうえに、天気が急変しやすいと言われています。

そんな天候が多い日本のスキー場や雪山をベースに製造されているので、日本人としては使いやすいレンズカラーになっています。

また、天気の急変に合わせて「PHOTOCHROMIC(調光レンズ)」という、光の加減でレンズの明るさが変わるレンズも展開しています。

企画と製造はDICEの親会社でもあり、優れたレンズを開発し続けている日本の老舗アイウェアー企業の「山本光学」社。

実際に使ってみても、DICEのゴーグルは共通して見やすかったです。

曇りづらいレンズ内側の技術

DICEゴーグルのレンズ内側には、ゴーグル内にたまりやすい飽和水蒸気を、レンズ表面が吸収する特徴があります。

レンズ内部の水分がなくなる事で、曇りづらさが向上するという技術です。

この「PREMIUM ANTI-FOG」という技術が使われているので、DICEのゴーグルは共通して曇りづらくなっています。

また、日本人の骨格に合いやすい設計なので、鼻との間に隙間ができづらく、自分の呼吸がゴーグル内に侵入しづらくなっています。

「PREMIUM ANTI-FOG」と、「日本人に合いやすい設計」で、より曇りづらさを実現させているのがDICEゴーグルの共通する特徴です。

とはいっても、100%曇らないという事ではありません。

使い方によっては曇りますし、ゴーグル内が凄く濡れてしまったら曇りやすくもなります。

100%曇らないゴーグルというのは存在しないので、この辺りはしょうがないところです。

ただ、DICEの場合は、内側レンズの技術と、鼻との隙間ができづらい設計によって、高い曇り止め効果があります。

筆者が実際に使った時も、曇りづらさの高さを感じることができました。

見やすさと壊れづらさを向上させる性能

DICEゴーグルは共通して、「CLARITEX COAT」という見やすさを上げる性能と、「CLARITEX MESH」という壊れづらい性能があります。

「CLARITEX COAT」は、外側レンズにコーティングされている技術で、レンズに付いた水分などを弾く性能があります。

このコーティングがされている事で、雪や水分がレンズに付きづらく、常に見やすい状態を造りやすくしてくれます。

そして、「CLARITEX MESH」は、ゴーグル上部のスポンジ部分に使われている技術です。

強度が強い材質を使いながら、ゴーグル内の換気もしてくれます。

また、雪や水分を弾くコーティングもされているので、メッシュ部分を塞ぎづらく、換気がされやすい状態を保ちやすくしています。

この上部には柔らかいメッシュ生地が使われやすくて、破れやすい箇所ではありましたが、DICEは共通してメッシュが破れづらく、長持ちもしやすいです。

「CLARITEX COAT」と「CLARITEX MESH」は4つ全てのゴーグルに共通しています。

この細かい性能の特徴があるのもDICEの良い所だなと感じています。

DICEのレンズ性能の違い

DICEのゴーグルは同じモデルであっても、レンズ性能によって値段が変わります。

商品名にレンズ名が記載されていますが、いまいち分かりづらいという方もいると思います。

そこで、レンズ性能の違いについて、まとめました。

DICEゴーグルを選ぶ時の参考にしてください。

PHOTOCHROMIC

別名「調光レンズ」。

光の加減でミラーの濃さが変わるレンズ。

天気が明るい時にはミラーが濃くなり眩しさを軽減し、暗い時にはミラーが薄くなるので明るさがでます。

幅広い天候に使いやすいレンズです。

※参考:DICE 公式サイト

POLARIZED

別名「偏光レンズ」。

太陽の光がゲレンデに当たっている時の乱反射を抑え、凹凸を見やすくしてくれるレンズ。

滑った後の影や、コブの影などを見やすくしてくれるので、滑走中の滑りやすさが上がります。

※参考:DICE 公式サイト

MIT LENS

「Mirror Insert Tech」の略。

本来、レンズ外側にコーティングするミラーを、レンズの内部にコーティングしたレンズ。

内部にコーティングをすることで、ミラーが剥がれづらいうえに、外側に傷防止コーティングができるので、長持ちがしやすくなります。

※参考:DICE 公式サイト

ULTRA LENS

DICE、SWANSの会社、「山本光学」社が近畿大学と共同開発したレンズ。

光が少ない悪天候の日でも、凹凸の影などを見やすいように造られ、明暗が分かれやすい林間コースなどでも、見やすいように造られています。

※参考:DICE 公式サイト

DICEゴーグルの商品名にはモデル名の他に、上記の4つのレンズ名が記載されていて、それによって価格が変わります。

例えば、次のような感じです。

商品名の例

「BANK」POLARIZED GRAY / PHOTOCHROMIC / CHAMPAGNE GOLD MIRROR

【意味】
〇モデル名:BANK
〇レンズ性能
・POLARIZED GRAY(偏向レンズ)
・PHOTOCHROMIC(調光レンズ)
・CHAMPAGNE GOLD MIRROR(ミラーの色)

このような感じで、モデル名の他に、そのゴーグルに付くレンズ性能も連なっています。

ゴーグル名が長くて分かりづらそうですが、区切られた所を分けてみると、そのモデルに付くレンズ性能が分かりやすくなります。

ちなみに、「SHOWDOWN」は、「PHOTOCHROMIC / ULTRA LIGHT GRAY / LIGHT SILVER MIRROR」と「GRAY / MIRROR」のみの展開。

「JACKPOT」は「PHOTOCHROMIC / ULTRA LIGHT GRAY / LIGHT SILVER MIRROR」のみの展開になります。

ヘルメットの場合は「BELT CLIP」があった方が良い

DICEゴーグルのベルトは、全てバックルタイプになっているので脱着がしやすいです。

その反面、バックルが邪魔になってしまい、ヘルメット裏のストラップに収まりづらいというのがあります。

必ずしもヘルメットストラップに収まらないという事ではありませんが、気になる場合は「BELT CLIP」で解消できます。

また、ヘルメットをした時にベルトが短くて圧迫感がある場合でも、「BELT CLIP」でベルトを延長できるので、圧迫感の解消もできます。

DICE(ダイス)のゴーグルを比較

ここからは、DICEゴーグルの全モデルを比較していき、おすすめをご紹介していきます。

使いやすさがあるDICEのゴーグルですが、それぞれに特徴があります。

その辺りを比較していくので参考にしてください。

曇りづらさや視界の広さで選ぶなら「BANK」がおすすめ

大きめサイズで球面レンズを使用した「BANK」。

DICEの使いやすい性能が詰まりながら、換気システムも入ったハイエンドモデルです。

大きめサイズでありながら、日本人の骨格をベースにしたスポンジのフォームで、フィット感も良かったです。

また、ゴーグルを付けたままレンズを浮かせられる換気システム「A-BLOW SYSTEM」で、ゴーグル内の曇りを解消できました。

使っている時の視界はDICEの中で1番広いうえに、曇りを解消する事もできる高性能ゴーグルです。

  • DICEの中で1番視界が広いモデル
  • サイズが大きくてもフィット感が良い
  • 曇りを解消できる「A-BLOW SYSTEM」
  • レンズ交換が簡単
  • ヘルメット対応
  • ゴーグルに欲しい性能が詰まった高性能モデル
価格(税込み)

【30,800円~35,200円】

・「PHOTOCHROMIC / MIT BLUE」:35,200円
・「PHOTOCHROMIC / MIT RED」:35,200円
・「PHOTOCHROMIC / MIT GOLD」:35,200円

・「PHOTOCHROMIC / ULTRA LIGHT GRAY / LIGHT SILVER MIRROR」:33,000円

・「POLARIZED GRAY / PHOTOCHROMIC / CHAMPAGNE GOLD MIRROR」:33,000円

・「POLARIZED GRAY / ULTRA LIGHT PURPLE / BLACK MIRROR」:30,800円

・「POLARIZED GRAY / MIT BLUE」:31,900円
・「POLARIZED GRAY / MIT RED」:31,900円
・「POLARIZED GRAY / MIT GOLD」:31,900円

・「POLARIZED PINK / PASTEL PINK MIRROR」:30,800円

・BANK(バンク)のレビューはこちら >

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視界の広さとコスパで選ぶなら「HIGHROLLER」がおすすめ

大きめサイズで球面レンズを使用した「HIGHROLLER」。

「BANK」に劣らない視界の広さで見やすいモデルでした。

大きいサイズですが、日本人の骨格をベースにしたスポンジのフォームで、フィット感も良かったです。

レンズを簡単に交換できる性能もあり、DICEの使いやすい技術が詰まったゴーグルでした。

「BANK」のような換気システムはありませんが、視界の広さに加えて、見やすい性能や壊れづらい性能が入ったコスパが高めなモデルです。

  • 「BANK」に劣らない視界の広さ
  • サイズが大きくてもフィット感が良い
  • BANKのような換気システムはない
  • レンズ交換が簡単
  • ヘルメット対応
  • DICEの使いやすい性能と視界の広さがあるコスパが高いモデル
価格(税込み)

【26,400円~30,800円】

・「PHOTOCHROMIC / MIT BLUE」:30,800円
・「PHOTOCHROMIC / MIT RED」:30,800円
・「PHOTOCHROMIC / MIT GOLD」:30,800円

・「PHOTOCHROMIC / ULTRA LIGHT GRAY / LIGHT SILVER MIRROR」:28,600円

・「POLARIZED GRAY / MIT BLUE」:27,500円
・「POLARIZED GRAY / MIT RED」:27,500円
・「POLARIZED GRAY / MIT GOLD」:27,500円

・「POLARIZED GRAY / ULTRA LIGHT PURPLE / BLACK MIRROR」:26,400円

・「POLARIZED PINK / PASTEL PINK MIRROR」:26,400円

・HIGH ROLLER(ハイローラー)のレビューはこちら >

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フィット感を重視で選ぶなら「SHOWDOWN」がおすすめ

標準より少し大きめで平面レンズを使用した「SHOWDOWN」。

DICEの日本人の骨格をベースにしたスポンジにプラスして、フレームとレンズが柔らかいので、DICEの中でフィット感が1番良いモデルでした。

また、フレームレスに近いので、視界の広さも見やすかったです。

ただ、「BANK」「HIGHROLLER」と比較すると、視界は少し狭め。

とはいっても、ストレスを感じない広さでしたし、見やすさを感じるモデルでした。

  • 平面レンズモデル
  • DICEの中で1番フィット感が良い
  • 視界は広め
  • 視界は広めだけど、「BANK」「HIGHROLLER」と比較すると少し狭い
  • レンズの種類は少ない
  • レンズ交換は簡単ではない
  • ヘルメット対応
価格(税込み)

【19,800円~23,100円】

・「PHOTOCHROMIC / ULTRA LIGHT GRAY / LIGHT SILVER MIRROR」:23,100円

・「GRAY / SILVER MIRROR」:19,800円
・「GRAY / SHADOW MIRROR」:19,800円
・「GRAY / YELLOW MIRROR」:19,800円
・「GRAY / BLACK MIRROR」:19,800円

・SHOWDOWN(ショーダウン)のレビューはこちら >

DICEのSHOWDOWN(ショーダウン)を使ったのでレビューします!DICE(ダイス)のゴーグル、「SHOWDOWN(ショーダウン)」を実際に使って滑ってきたのでレビューしていきたいと思います!平面レンズを使用した「SHOWDOWN」を使っている時のイメージや、使い心地など、感想も含めながら色々とレビューしていきますので参考にしてみてください。...

標準的サイズとコスパで選ぶなら「JACKPOT」がおすすめ

DICEの中では小さめですが、一般的には標準サイズで球面レンズの「JACKPOT」。

サイズが大きくない分、視界の広さは他のモデルと比べて狭めですが、それでもDICEらしい広めの視界を確保してくれます。

顔に当たるスポンジは柔らかい肌触りで、顔へのフィット感も良かったです。

フィット感だけではなく、ゴーグル上部が壊れづらい「CLARITEX MESH」や、レンズの撥水性能「CLARITEX COAT」など、DICEの技術が詰まりながら価格は2万円以下。

使った時も視界が狭いとは一切感じず、価格を抑えられたコスパが高いゴーグルでした。

  • 標準サイズで幅広い人にフィットしやすい
  • 標準サイズだけど視界は広め
  • 視界は広めだけど、DICEの他モデルと比較すると狭い
  • レンズ交換は簡単ではない
  • レンズの種類が少ない
  • ヘルメット対応
  • DICEの性能が含まれつつ、価格が安めでコスパが高い
価格(税込み)

【17,600円】

・「PHOTOCHROMIC / ULTRA LIGHT GRAY / LIGHT SILVER MIRROR」:17,600円

・JACKPOT(ジャックポット)のレビューはこちら >

DICEのJACKPOT(ジャックポット)をレビュー!使い心地や着けた感じなど!DICEのゴーグルJACKPOT(ジャックポット)を、実際にスキー場で使ってきたので色々とレビューしていきたいと思います!ミディアムサイズでシンプルなデザインながら、性能の良さはさすが国産のメーカーだなと感じました。使い心地やフィット感など色々と書いていきます。...

「DICEゴーグルの比較」まとめ

DICEのゴーグルを比較してきましたが、どのモデルも性能は良かったので使いやすかったです。

最後にまとめると、次のよう感じになります。

DICEゴーグル自体、そもそも日本人に合いやすいように設計されているので、フィット感が良いゴーグルです。

それにプラスして、自分に合った性能や価格を選べば、お気に入りのゴーグルを選べると思います。

DICEゴーグル選びの参考にしてください。

最後に

最後までお読み頂きありがとうございます。DICEのゴーグルは筆者がショップスタッフの時にも人気が高く、性能に比べて価格が安めなのでおすすめもしやすかったです。

そして、実際に使ってみても、どれも良いゴーグルでした。

デザイン的にもどれもカッコいいですし、見た目の良さと性能の良さの両方を持っているブランドだなと感じています。

比較してみると、それぞれの特徴がありますが、ぜひ自分に合ったゴーグルを選んで頂き、スキー、スノーボードを楽しんでもらえたらなと思います。

この記事で、DICEゴーグルの選び方で悩んでいる方の、お役に立てればと思います。

ABOUT ME
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snowbeer
都内で個人事業主やってる30代男性。個人だから時間が自由に使える反面毎日が戦いです。20代の頃は冬になるとスノーボードショップでアクセサリー担当で働いてました。アルツや舞子に籠もってた事もあります。スケートボード歴は10年以上。とにかく楽しく滑る事を心がけてます。あと、ビール大好きです!