ASICS(アシックス)のスケシュー「GEL-VICKKA PRO」を実際に買って使ってみました。
デザイン性と性能の良さで有名な日本メーカーですが、そんなアシックスが展開を始めたスケートボードシューズ(スケシュー)という事もあって気になる所でした。
実際に履いてみると、フィットしてくれて履き心地が良く、軽くて足が動かしやすいのが良かったです。
また、スッキリとしたデザインなので、使いやすさがあるのも良いなと感じました。
そこで、スケートボード歴が10年以上の筆者が、実際に使ってみたアシックスのスケシュー「GEL-VICKKA PRO」について、色々と詳しくレビューしていきます。
ASICS(アシックス)のスケシュー「GEL-VICKKA PRO」をレビュー
・今回レビューするのはこちらです
スニーカーやランニングシューズで有名な、ASICS(アシックス)の「GEL-VICKKA PRO」。
老舗の日本ブランドということだけあって、履き心地が凄く良いスケシューでした。
細かいところまで造り込まれていて足のホールド感が良かったですし、足が動かしやすいのも良かったです。
そんなGEL-VICKKA PROの良かった点を先にまとめると、次のような所が良かったです。
【GEL-VICKKA PROの良かった所】
・足にフィットして履き心地が良い
・スッキリとしたデザイン
・軽くて足が動かしやすい
・ソールが厚すぎないからデッキへの力が伝えやすい
・始めから使いやすい硬さ
・ソールのグリップ力が良い
・インソールのクッション性が良い
このような所が良いなと感じました。
ただ、次のような所がデメリットかなとも感じます。
【GEL-VICKKA PROのデメリット】
・履く時にカカトが少し、ひっかかる
実際に使ってみて感じたのはこのような所でした。
そんな感じのGEL-VICKKA PROについて、次の順番でレビューしていきます。
【アシックス「GEL-VICKKA PRO」レビューの内容】
※タップで読み飛ばしができます
それでは順番に、アシックス「GEL-VICKKA PRO」について詳しくレビューを書いていきます。
外観
アシックス「GEL-VICKKA PRO」の外観になります。
スッキリとした細身に見えるデザインで、アッパーには耐久性が良さそうなスウェード生地が使われていました。
細身に見えたのですが、実際に履いてみると標準的な幅の感じでした。
カカトの部分は少し高めに造られています。
この少し高さがある事と、カカトの内側のくぼみもプラスされて、しっかりとホールドされている感じが良かったです。
中を覗いてみると、シュータンには薄くて柔らかいパッドが入っていました。
厚すぎないので圧迫感が少なくて良かったですが、シュータンに厚みが欲しいという場合には物足りなさを感じるかもしれません。
そして、更に中を触ってみると、足の甲周りや、つま先周りにも薄いパッドのような物が入っていました。
パッドといっても、シュータンより全然薄いですし、1mmもないぐらい薄めです。
指で押してみると、ほんの少し分かるぐらいの薄さになります。
実際に履くと、シュータンの薄いパッドと、足周りの凄く薄いパッドのおかげでフィット感がとても良かったです。
それにプラスして、カカトのホールド感の良さもあるので、履き心地としては凄く良いなと感じました。
そして、軽さもあるので、足の動かしやすさもあります。
凄く薄いパッドが入っていると言っても圧迫感は一切なかったです。
また、それによってサイズを上げるほどでもありません。
凄く薄くて柔らかいパッドなので、気になるほどでもなかったですし、普段履いているサイズと同じで問題なかったです。
つま先周りにあるミッドソールは、硬さがある頑丈な造りでした。
フリップ系のトリックで削れやすいところなので、この辺りには安心感があって良かったです。
とは言っても、使っていれば削れてくる感じで、ガチガチに硬いという感じではありません。
ソールは厚過ぎない造りなので、デッキを弾いた時の力も伝わりやすそうな感じでした。
硬すぎるという事もなく、始めから使いやすそうな硬さなのが良いなと感じました。
裏返してソールを見てみると、溝の深さは普通かなといったところです。
深過ぎず、浅過ぎずといった具合です。
造り的にもグリップ力が良さそうなので、この辺りも良いなと感じました。
外観の最後はインソールです。
インソールは接着されていて、抜けないタイプでした。
中を見てみると、数か所の穴が空いています。
指で押してみると、少し硬さがあるものの、クッション性は良かったです。
そして、実際に履くと、インソールの外側部分が若干ですが硬さを感じました。
公式サイトでは、次のように書かれていました。
中敷きはスケートボード競技の動作分析から、内側と外側で異硬度設計にし、パンチングの穴を設けることで内重心を促す仕様で、それによりボード上での安定感を高めています。
引用:アシックス 公式サイト
安定性の良さを上げる為との事でした。
実際に使ってみると、外側が少し硬いことで、デッキの上での踏ん張りやすさはあるなと感じました。
また、トリックを失敗して足が地面についた時も、踏ん張りやすかったです。
ほんの少しの硬さなので違和感はありませんが、この踏ん張りやすさが良いなと感じました。
ちなみに、アシックスのスケシューには、スペアのヒモが付属していました。
擦れて切れやすいので、この辺りは助かります。
スッキリとしていて、普段履きのようなデザインも良いなと感じました。
また、履いた時のフィット感が良くて、履き心地としてはとても良かったです。
気になった所
GEL-VICKKA PROを履いた時に、気になる所もありました。
それが、履く時にカカトが少しひっかかって、履きづらさがあるという点です。
GEL-VICKKA PROのカカトの部分は、少し高さがある造りなので、履く時に引っかかりやすかったです。
履いた後に指で簡単に直すことはできますが、いちいち直すのが面倒くさいなと感じました。
ただ、ここが少し高いことによって、履いた時のカカトへのホールド感が良くなっているので、しょうがない所かなとも感じます。
簡単に直すこともできますし、履き心地も良いですが、そこだけが気になります。
それ以外で気になるようなところはなかったです。
アシックス「GEL-VICKKA PRO」のサイズ感
アシックスのシューズ「GEL-VICKKA PRO」のサイズ感になります。
まずは、筆者の足のサイズを載せておきます。
【筆者の足のサイズ】
・足の長さ:24.8cm
・足の横幅:10.9cm
・足囲:24.2cm(足周り)
・足甲の周り:24.5cm
GEL-VICKKA PROは、スケートボードで使う為、ピッタリなサイズ感で選びました。
そして、実際に選んだのが25.5cmです。
普段から25.5cm~26cmで選んでいるのですが、主に25.5cmを選んでいます。
アシックス「GEL-VICKKA PRO」は25.5cmでちょうど良いサイズ感でした。
また、他のスニーカーは次のようなサイズ感になります。
GEL-VICKKA PROは、つま先周りが細めな見た目ですし、中に凄く薄いパッドが入っているので、小さめかなと始めは思いました。
ただ、実際に履いてみると、25.5cmのサイズでちょうど良く、足への圧迫感もなかったです。
キツ過ぎる感じも、ユル過ぎる感じもない状態でした。
実際に履いて使っていても問題がなかったですし、このサイズを選んで良かったです。
ただ、人の足には色々な形や大きさ、サイズ感の好みがあるので、amazonや楽天市場のレビュー欄に書いてあるサイズ感も参考にしてください。
スケートボードで使ってみた
アシックス「GEL-VICKKA PRO」をスケートボードで使ってみました。
初めて使ったのは、休憩しながらの4時間ぐらいです。
やっていたことは次のような感じになります。
・オーリー、フリップなどフラットトリック
・カーブBOXやレールなど
使っていて感じたのが、やはりフィット感の良さ。
足をしっかりホールドされている感じがありながら、ソールが厚すぎないので、デッキを弾いた時の反応も良かったです。
また、軽さもあるので、フリップなどの動作もやりやすいなと感じました。
つま先周りがスッキリしていて、デッキのコントロールもしやすかったです。
また、着地した時の衝撃が少なくて、傷めやすいカカト周りのクッション性も良かったです。
耐久性としては、少し擦れ傷ができました。
ただ、穴が空くような感じはありませんが、この辺りはこれから使い続けて検証します。
そして、キックフリップなどで削れやすい「つま先」の耐久性も良かったです。
擦った時の傷はできましたが、減りが少ない感じでした。
ソールのグリップ力に関しては何も問題ありません。
グリップしながらも、ある程度の自由度もあったので、スタンス変更がやりづらいという事もなかったです。
使い始めから硬すぎるなんて事はなく、履きやすさと使いやすさを、すぐに感じる事ができました。
足へのフィット感も良かったので、デッキのコントロールがしやすいのも良かったです。
・ランプやボウルで使ってみた
「GEL-VICKKA PRO」を履いてランプでも滑ってみました。
滑ってみた感じ、ソールのグリップ力が良くてやりやすかったです。
グラインドなどのトリックをする時も違和感は無かったですし、普通どおりに滑れました。
また、ボウルで滑った時にも問題なく使えました。
しっかりとグリップしてくれたので、むしろ滑りやすかったです。
足へのフィット感も良くて、シューズの重さも感じないので、使いやすい良いシューズでした。
・3週間で穴が空き始めた
アシックスの「GEL-VICKKA PRO」を使い始めて、3週間で穴が空き始めました。
主にやっていた事は、次のような感じです。
・フラットトリック
・カーブトリック
・レールトリック
・ランプ
このような感じで、ごく一般的な使い方です。
そして、この追記する前に滑ってた日数や時間は、次のような感じです。
・週3~4日
・約10日
・3時間~6時間
・平均だと1日4時間ぐらい
時間に関していうと、その日によって変わってきますが、平均すると1日で4時間ぐらいかなといった感じです。
滑っていたのは、よく行く近所のスポットや屋外パーク、室内ランプなどになります。
使い始めて3週間ですが、オーリーで擦れる所に穴が空き始めました。
まだ空き始めたぐらいなので、穴はまだ小さい状態です。
また、裏地があるので貫通はしていません。
そして、フリップで削れやすい「つま先」はまだ使える状態でした。
削れてはいますが、問題なく使える感じになります。
この時点でのソールの減りは、まだ少ない状態になります。
破れはまだ少しの状態で貫通もしていないので、補修すればまだまだ使える感じになります。
筆者としましては許容範囲内なので、耐久性が悪いという印象はなかったです。
・1ヵ月以上使ってみました
アシックスの「GEL-VICKKA PRO」を、1ヵ月以上使ってみました。
主にやっていた事は、次のような感じです。
・フラットトリック
・カーブトリック
・レールトリック
・ランプ
滑っていた内容は変わりません。
そして、この追記する前に滑ってた日数や時間は、次のような感じです。
・週3~4日
・約10日以上
・3時間~6時間
・平均だと1日4時間ぐらい
滑っていた日にちや時間も、今まで通りに滑っていたという感じになります。
使い始めて1ヵ月以上たちましたが、オーリーで擦れる所の穴は貫通しました。
気付いたら貫通していたので、もう少し早く補修すれば良かったと後悔しています。
まだ補修できる感じなので、これからはシューグーで埋めて使っていきます。
そして、フリップで削れやすい「つま先」は、結構強かったです。
1ヵ月以上なのでもう少し削れるかなと思っていましたが、耐久性は良かったです。
そして、裏面のソールは、減りが少ない状態でした。
ソールやつま先の削れは少ないので、側面さえ補修してしまえば余裕で使える感じでした。
スケシューはどうしても壊れやすいですが、「GEL-VICKKA PRO」の耐久性は満足しています。
アシックス「GEL-VICKKA PRO」レビューのまとめ
アシックスの「GEL-VICKKA PRO」は足にフィットする履き心地の良さと、デッキを弾きやすい厚過ぎないソールが良いなと感じました。
足をホールドしてくれている感じなうえに軽いので、足を動かしやすいのも良かったです。
また、クッション性も良かったので、色々な良さがつまったスケシューだなと感じました。
ただ、カカトが少し高めなので、履く時に少し引っ掛かるという点もありました。
とは言っても、そのカカトの高さがあるから履き心地が良いですし、手の指で簡単に直せるので、問題点という感じではなかったです。
ソールが厚すぎないのでデッキへの力も伝えやすくて弾きやすいですし、つま先周りがスッキリしていてコントロールもしやすい感じでした。
また、1ヵ月以上で側面の穴は貫通しましたが、ソールやつま先の削れは少なかったので耐久性は満足です。
デザインの良さだけではなく、履き心地、使いやすさ、弾きやすさの、色々な良さがあるシューズだなと感じます。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。アシックスのスケシューを初めて使いましたが、始めから使いやすいなと感じました。
履き心地の良さに関しては、さすがは日本のメーカーといったところでしょうか。
スケシューとして欲しい性能が詰まったシューズだなと感じました。